　作品を読むとPV（ページビュー）が増え、PVが増えるだけで応援になります。あなたがもし、「それでいいんだ。じゃあ、違う作品をもっと読んでみたい」と、そう思うようになったら、新しい出会いをさがしてみましょう。もっとも手近なのは、好きになった作家さんの別の作品を読む、ですね。作家さんによっては、たくさんの物語を公開なさっていますので、そのかたの作品を全部読んじゃいましょう。ものすごい応援になります。

　今回は、それを果たして「もっと」と欲が出てきたときの、次の作品のさがしかたのお話です。

　カクヨム上には星の数ほどの作家さんがいらして、作品数はそれをはるかに超えます。ランキングやレビュー、新着からさがすほかに、虫メガネマークの「検索」機能から、フリーワード入力、物語のジャンル、お話の長さ、連載中・完結と選べ、さがす方法は充実しています。こう聞くと、すぐにお気に入りを見つけられるのでは？　と思えますね。ですが、そうもいかない場合があります。わたしは、次のお気に入りを見つけるまで、少し時間がかかりました。そのとき「そうだ」と思いついたことがあります。

　読むかたには、恋愛ものが好き、ミステリーが好き、異世界転生ものが好き、と、作品の好みがあるように、作家さんにはひょっとして「人の好み」があるのでは？　と考えたのです。好きな作家さんの好きな人、とでもいいましょうか。そこでわたしは、お気に入りの作家さんが交流を持つ人をたどってみました。

　最初に好きになった作家さんは、それはそれは丁寧なかたで、至るところでお名前を見かけました。「あ、ここにも」と、見かけないほうが少ないくらいに。行く先々でそのかたの姿勢にふれ、信頼が増していきました。

　お話を戻しますね。

　作家さんのトップページには「フォロー」のタブがあります。そこには、その作家さんがフォローする、別の作家さんが表示されます。作品と同じように、人を好きになるのにも、あるていど傾向があります。そうであれば、好きになれる作家さんをきっと見つけやすくなる。思い込みでしかありませんが、そのときのわたしはそう信じました。

　運のよしあしもあったのでしょうが、作家さん名やご自身の紹介文、交流のしかたを見て、わたしは「好きになれそう」と思える作家さんに出会えました。

　ずいぶんと遠回りをしていますので、おすすめです、とは言い切れません。もしあなたが、好きな作家さんをなかなか見つけられないときは、作家さんの交流をたどってみるのもよいかもしれない、と、そのくらいのお話です。少なくともここにひとり、そうしてすてきな作家さんにめぐりあえた人間がいますので。新たな作家さん・作品に出会い、応援を広げてみませんか？

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　◉Point

　好きな作家さんの交流をたどってみる。

　その先に、新しい出会いが。

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　つづく