超絶色白美少女・工藤綾香はヒキニート

綾波 宗水

プロローグ 友達から婚約者に!?

 突然だが、俺には好きな人がいる。同じ学年・学部の友人 工藤綾香くどうあやかだ。モデルのような抜群のスタイル、穢れなき純白の肌。その上性格も最高だ。学内はおろか、道を歩けば、彼女を狙う男が、ポケ〇ンのようにわんさか現れる。何度断ってもまた現れる所なんてまさしくそうだ。

 いよいよ今日、卒業式を迎えることとなり、俺は社会人となる高揚感と彼女に告白する緊張感で心が掻き乱されていた。

「とうとう卒業だね」

「そうだな」

 握りこぶしを更に強め、決心する。

「綾香、俺と付き合ってください!」

 好きです!付き合ってください!」

「歩くん、ひとつだけ条件が……」

「な、なに?」

 ちなみに歩とは俺の名前。斎藤歩さいとうあゆむ


「私を養ってください!」

「そ、それって!?」

「私ニートになるの!」「結婚ってこと!?」

 あ~違ったわ。って、ニート!?養って!?どういうこと!?

「だ、だめかな?」

 上目遣いたまんね~!!!まてよ、ニートってことはひきこもりみたいなもんだよな?ってことは、綾香を独り占め?なんだよ、最高じゃん!!!

「俺が養ってやるよ!!!」

「ホントに!!私、歩に就職する!」

「やっぱり結婚じゃん!」

「まだ、それは早いよ。ん、そうだよ、疑似結婚だよ、練習だよ!」

 なんでも良いさ!綾香と付き合えるなら!

「だから……一緒に住んでも、良い?」

 同棲キターーーー!!!!

「もちろん!」

 意気揚々として俺たちはへと帰宅した。にな!



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