番外編 (アズベル視点)

※キャラ崩壊注意


ヒナが限界を迎える少し前。





......転生者はいつになったら来るんだ?

そもそも、どうして俺が助けねばならないのか......。

神の気まぐれに付き合わされるという意味では、同士となる転生者......一体どんな奴が来るのか。




それにしても遅い。

この俺を待たせるとは......はぁ仕方ない迎えに行ってやるか。

空から探せば直ぐに見つかるだろう........「...あぁぁ...ブツブツ.......迷子はいや...」ん?あれか。



バキバキバキバキッどしーん

「遅い」



「......助っ人さん、でちゅか?」




な、なななんだあの可愛さは......小さい、モチモチ(ゴクリッ)

くっ俺は小さいものに弱いんだ...........泣かれた記憶しかないが......目にゴミが(泣)

......同士は泣かないのだな。

ふっ。




「私、そんなに変な顔してますか?言葉失う程酷いですか?!」


?!なっ何を言ってるんだ?

もしかして、俺がフリーズしてるのを無視されたと思ったのか?

ち、違うんだ!

俺は、お、お前の可愛さに......こんなこと言ったら嫌われるかもしれない...........取り敢えず謝罪をしないと。


「......すまない。」



えっ?!

な、なんでそんなショックを受けた表情に......あ、あぁぁ泣かないで(泣)



「あの、助っ人さんごめんなさい。私知らなくて......初対面であれは酷かったですよね。で、でも!助っ人さんにいい印象を持ってもらいたくて......だから、あの、き、嫌わないでください(泣)」



な?!

俺が悪いのに、無視してしまったのに、そんな一生懸命好きです(言ってない)なんて......


「......俺も(無視してしまって)すまなかった。あまりにも(可愛くて)緊張してしまって、言葉が出てこなかった。嫌うなど有り得ない。だから泣かないでくれ。頼む。」



なんとか泣き止んだくれたか......はぁこれから2人でやっていけるのか...........心配だ。

それにしても、助っ人さん......か。

この子に名前で呼ばれたら、お、俺、俺、うおぁぁぁぁ(キャラ崩壊)


「名乗りもせずにすまない。俺はアズベル、この北の国の......貴族だ。転生者の助けとなるよう、尽力しよう。」




まだ、まだ明かせない。

いつか、その時がきたら......。

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