第2幕　仮想通貨と架空ビジネス

新しいビジネス・新しい投資対象というのはまさに玉石混合・ハイリスクハイリターンである。

近年でいえば「仮想通貨」なんてその最たるものであろう。

一時期、「仮想通貨は金の代わりになる！」ということで有事の際の「安定資産」として業界全体がPRしていたが、コロナショックにより投機マネーが一気に流出した結果大暴落、目も当てられないことになっている。

こんなアホなことをいってた業者は「あら不思議、首から上が、消えました。種も仕掛けもございません」というノントリック・マジックの被験者にされてしかるべきだと個人的には思うが、なぜか誰も文句をいわない。つくづく不思議な国である。

まぁそれはさておき。

本章ではそういった「新規新興の投資商品」に「既存の犯罪モデル」が組み合わさった、「仮想通貨と架空ビジネス」をテーマにお楽しみいただきたい。

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