3年目ー初めての受賞

 これは一年に一度、自分の気持ちの整理のために小説を書き始めた4月ごろの更新を目指す自分に当てたエッセイだ。ここまで続いたということは活動は四年目に突入している。


 2022年の12月に募集の始まったカクヨムコン8短編に応募した作品の中で『狸穴神社の縁切り地蔵』が短編賞に選ばれた。


 小説を書き始めて公募やWebコンテストに応募してきたが、基本落選。中間や一次選考、良くて二次選考止まりで全く結果が出せずにいた。


 今回の受賞は自分でも心底驚いているし、応援してくれた読者や作家仲間たちのおかげだと感謝している。


 何らかの賞を受賞することは一つの目標でもあった。大きな目標達成ができた。


 これで満足してはいけない。この受賞は時の運もあったと思っている。次は長編で受賞ができるように弛まず頑張りたいと思う。


 ただ、長編については全くもって及んでいないという手ごたえなのでこの先何年もかかっても結果が出るか保証はない。それでも諦めずに続けられるか、ここからが本番なのかもしれない。


 賞にこだわるのは名誉というよりプロの目で見て通用するかどうかのラインの目安だからだ。それだけの力ある作品を書けるかどうか、自分の力を試したいという気持ちも不安もある。

 本当に大変なのは作家になってから、という話をよく聞く。売れ続けて必要とされる作品が生涯書き続けられるか、ということも見据えなければならない。


 私はまだまだ未熟でどうしてこんなにも書けないのか、と悩むことも多い。アマチュアにしても作家としての精神性も甘いと思う。他の作家仲間の話を聞くと本当にすごいと感じる。


 今後の課題はスキルはもちろん人間力をつけることを改めて目標に据えてとにかく執筆を継続すること。


 そして、初心忘るべからずの気持ちを改めて肝に銘じたい。

 書くことが楽しいという気持ち、書きたい気持ち、そして応援してくれる方たちへの感謝の気持ちを忘れないようにしたい。

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