2年目ーひたすら筋トレの日々

 一年周期で書いていくつもりの独り言だが、半年を経過してしまった。

 それは進歩がなかったからだ。


 2022年、コンテスト一次、二次選考通過はあれど受賞はなし。

 ささやかな希望の公募での一次通過も果たせず終わりそうだ。


 作家になることを志し、創作小説を始めて3年目に突入した。まだ手ごたえを感じることはない。というのも、コンテスト入賞の前に爆発的な人気が出るとか、これ以上ない出来の作品が書けたという自負がない。


 それでも続けていこうとしているのは、書くことが好きだから。好きな気持ちが支えになっていることは確かだ。

 それにまだまだスキルや努力が不足しており、積み重ねることでもっと良い作品が書けるという望みがあるからだ。


 忘れてはならないのは作家同士の交流や読者からの応援だ。自分には才能がない、と落ち込んだ時にふと救いになってくれる。これまでしがみついて書くことをやめなかったのは応援のおかげでもある。不甲斐ない私にはありがたすぎることだ。


 そのためには足りないものを補いつつ、出来るだけ毎日書く筋トレを続けている。毎日書くのではなく、熟考する期間があっても良いかもしれない。それでも間を開けると書けなくなる気がしてできるだけ書いていくようにしている。


 自分なりの哲学や美学を盛り込んだ自分だかにしか書けない作品を書きたい。

 まだまだこれまでにみた作品の焼き回しやどこかでみたという既視感のある作品しか書けていないという自覚がある。


 これはとても厳しいが、光る作品にはその作品にしかない何か抜きん出たものがある。まだ自分の作品にはその光が見出せないでいる。


 目に見えて足りない文章力や智識、アイデアの根底に足りないもの、哲学や美学。

 ここも意識しながら書いていけたらと思っている。


 3年目にして飛躍できず、しかし筋トレをしながら少しずつも先の見えない山へ登って行きたいと思う。

 あくまでも落ち込みすぎて滑落しないよう気をつけて。


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