キメラヒストリー ~戦国時代に恐竜が居る歴史なんてあり得る訳が無い!~

黒銘菓(クロメイカ/kuromeika)

第1話

 とある大学の二年生の鴨谷昌平(20)はいつも通り、月曜日の昼食を友人と取ろうと食堂へ向かっていた。

 いつも通りと言っても、今日はうっかり遅刻しそうになり、挙句に携帯も電池切れ。友人との待ち合わせに間に合いそうも無い。要は焦っていた。

 そんな感じで、急いで近道を使ったのがいけなかった。

 学校の広大な敷地内の、意味も無く有る雑木林を駆け抜けている途中、雑木林の中に何故か有った落とし穴に嵌り、尻もち………をついたはずだったのに。



 気が付くと彼はコンクリの建物一つ無い雑木林の中で座り込んでいた。

 キョトンとしつつも辺りを徘徊していると、よく知っている、しかし、決してお目に掛かれないものが見えた。

 彼は唖然とした。

 鎧兜に火縄銃、刀を携えた集団が見えた。

 『泣かぬなら、殺してしまえホトトギス』と揶揄される有名な武将の家紋の旗の元、男達が咆哮して、斬りかかっていた。


 そう、彼は学校の落とし穴から落ち、不思議の国では無く、戦国時代に辿り着いていた。

 しかし、彼が唖然としたのはタイムスリップしたから…と言うだけでは無かった。

 目の前では、歴史の教科書では見た事の無い光景が広がっていたからだ。

 織田軍が交戦していたのは今川義元でも、上杉謙信でも、延暦寺でも、徳川でも、豊臣でも無い!

 そんなちゃちな信じられなさじゃ無かった。

 時代が違った。

 と言っても、織田信長と徳川吉宗が戦っていたとか言うレベルでは無い。

 ここまでの驚きにはならない。


 なにせ、織田軍と戦っていたのは人間ではなく、とうの昔、人類と争った事の無い筈のだったのだから。


 歴史の教科書と生物の教科書を切って貼った様なちぐはぐな、妖怪のぬえの様な、エジプトのスフィンクスの様な、神話のキメラの様な、混じり、合わさり、交差した歴史。『キメラ歴史』。

 そんな素っ頓狂な歴史に迷い込み、鴨谷昌平は自分の知らない歴史、自分の知らない世界を渡り歩いていく。




 恐竜と戦国武将が生き残りを賭けて戦う、『恐竜戦国時代絵巻編』


 物の怪、妖、呪、陰陽師、神秘と魑魅魍魎が在った平安の京都…の筈なのに、妖怪も陰陽師も電子を操っている珍妙極まりないハイテク電子呪術が横行する出自他流デジタル陰陽道『新古都平安魔境』


 お江戸の町は絵、小説、漫画、文化が何でもあり。と言ったって、平面の文化が飛び出てしまってはこりゃぁ北斎も腰を抜かす。創作物が鼻から息をし始めた!『江戸フィクションスクランブルカルチャー編』


 同じ江戸でも時は幕末。

 血の匂いがあちこちでする幕末の夜、新撰組が京を駆け、攘夷志士は策を巡らせる。

 腰に光るはビームソード。坂本龍馬はレーザー銃を腰に巻き、絡繰侍は切った張ったの殺陣に在り。『幕末SF大戦編』


 こんな歴史は誰もが知らない、鴨谷昌平しか知らない。

 さぁ、この歴史の先に彼が辿り着くのは一体何処だ?




 連載する予定は未定です。

 『連載作を二つ持ってて、日刊を最近は守れず、挙句に未完結作品がダース単位で有って、どうやってこれに迄手を出せと?』

 と言う心の声が上がる始末なので、見たいのであれば是非、他の作品を読んで、感想を送って、作者の阿呆をその気にさせてコレを書く様に仕向けて下さいお願いします。


 SNS等でバズれば多分書きます。

 と言っても、これだって某人理修復ゲームからインスパイアされた程度の内容。

 しかも、多分誰かがもう既に書いているであろう手垢塗れの内容。

 これくらいなら誰かがもう書いているでしょうw!


 要は単なる思い付きを書いただけの備忘録です。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

キメラヒストリー ~戦国時代に恐竜が居る歴史なんてあり得る訳が無い!~ 黒銘菓(クロメイカ/kuromeika) @kuromeika

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ