第3ステージ相変わらず何もない夏休み
相変わらず何もない夏休み パート1
早良さんかわいいよするはずの前回であったが何もできなかった.
学園祭が終わればすぐ夏休みである。
夏休みに関して、くそまじめな当学校は夏季講習なるものをやっておりますが、香恋ちゃんの英語以外はまともな講習ではないため、どうしようもない。
だから進学校化して何年もたっても地元の旧帝二けた行かねえんだよ。
ほかの旧帝だって行ってねえし。
香恋ちゃんの講習を受けに行くために学校に行こうとすると、同様に香恋ちゃんの講習だけを受けている早良さんに早良さん。おそらく彼女は午前中は予備校に行っているのだろう。お互い午後からの登校である。
なお、人語の通じないやつは、学年トップクラスだし、講習聞いていてもわからないだろうから放置されている。やらなくてもできるやつはいるし、そんなもんだろう。
ともかく無理やり意味の分からない講習を受講させられ、へばっているクラスメイトを横目に見ながら、香恋ちゃんの講習を待つこととしよう。
まあ、いつものごとく神授業だった香恋ちゃんだった。
帰ってもどうせ古本屋か、どうしようもないところに行ったってしょうもない。
しょうがないので、早良さんかわいいよ早良さんするために、図書室でも行けばいいんじゃないかな。
部室に行ったらピッチャー若林して面白くなくなるだけだし。
図書室は勉強をする生徒のためにに解放されている。
早良さんはいつものようにカウンターにいる。
また、本来夏休みなので、司書教諭が本の貸し借りのためにカウンターにいる。
そもそもこの人早良さんに丸投げなので、いて意味があるのだろうか。
簡単な挨拶を済ませて、話すこともないし、彼女は勉強をしているので邪魔をしてもしょうがないので帰ることとする。
くそ暑い中ここまで来て古本屋に行くのもつまらないので、部室に行ってやっぱりピッチャー若林とコールする羽目になった。
部室に行くとくそみそに走った後なのか、汗だくの若林がいた。
こいつは全国に行くような野球部とかサッカー部の連中の横で同じレベルの基礎トレーニングをやってるからな。
明日からトレーニングに来ませんかと招待を受けるも、そんなことをやったら死んでしまうし、野球部やサッカー部のクラスメイトどもにいじられるのでと答えておく。
若林さんは寂しそうにしながら、誰も来ないのはどうしたらいいのでしょうかと話す。
そもそもこの部活は香恋ちゃんが顧問を受け持っているという証拠作りのための部活であって、真剣に活動するやつなぞ誰もいない。その事実については彼女にはちゃんと部活に入る際に伝えている。
二回も繰り返していうことではないので、
「さあな。」
と言うほかなかった。あと繰り返していったら嫌みなやつに思われるし。
勧誘をしようにもやる気のあるやつは絶対いないだろうし、だから美卯さんところに行けと言ったんだ。俺は。
ところで美卯さんはどうしたのだろうか、聞いてみることにする。
「ところで大学生チームはどうしたんだ。」
「軽井沢に行きました。」
そうか。通年型カーリング場は軽井沢にしかないからな。
「そうだ、部活で軽井沢にいきましょう。」
「どうやっていくんだ。どっから金を出すんだ。」
飛行機で東京行ってそっから新幹線だぞ。どんだけの金がかかるんだ。しかも夏だから高いし。
「うちの高校は部活に力を入れるために授業料を公立より高くしているんじゃないすか。
それなら部活の活動費だってあるんじゃないですか。」
「あるわけねえだろ。
活動費だって近隣で試合がやれなかったら、参加できないし。
その条件だから部活が残っていると言えるだろう。
少子化だから生徒が減って授業料減るから部活を減らすと騒いでいる生徒会に目をつけられたらたまったもんじゃない。
安泰なのは野球部とサッカー部だけだバカ。」
あと自称進学に力を入れ出したからな。
結果出てねえけど。
若林さんはしょげた顔をしていた。
「言い過ぎた。すまない。」
「でも、私や早良さん、都島さんと一緒にトレーニングできるんですよ。」
前言撤回。
そもそもやることないし。ばかな講習に参加しなくていいなら、そっちの方が遥かにましだ。
「ともかくまずは軽井沢。絶対無理だと思うから県内で合宿ができるか香恋ちゃん相談してみよう。」
「さすが先輩、たよりになる。」
うまくのせられたような気がするが気にしない。
そのノリで香恋ちゃんのいる職員室に行ったら問答無用で却下食らったのはいうまでもない。
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