後編への応援コメント
人によって罪(という言葉が適切かどうか……)の大きさ深さに差はあっても、人は自分に都合がいいように物事を変換してとらえているのかもしれません。哲学的な感じのする作品でした。
自主企画を開催し、みなさんの作品を読ませていただいて感じたことのひとつが「短編、いいなあ」ということです。素敵な作品に出会えてよかったです。
自主企画へのご参加ありがとうございました。
作者からの返信
自主企画に参加させて頂きありがとうございます
その上コメントまで…嬉しいです!
おっしゃる通りで短編っていいですよね…カクコン参加で鍛えられて当分書く気が失せましたが、また書きたくなるんですよねw
自分は罪など犯していない、と自信を持っている人が一番怖いと常に思います
後編への応援コメント
人は目に見える事実よりも、
己が見たいと思う幻を信じるものだ…。
ユリウス・カエサルの言葉です。
でも、そうでもしなけりゃ生きて行けない程の
現実がある時、それを全て責める事も酷な気がします。
結局、誰かをあてにするということ自体、
本来生きる上ではリスクなのでしょうね…。
内容、文体とも素晴らしい作品で、
感銘を受けました。
作者からの返信
このような仄暗いお話をお読みいただきありがとうございます!
その上お褒め頂き、恐縮です…(*ノωノ)
見えている真実より見たい幻…本当にそうだと思います
流石カエサルですね、教えて頂きありがとうございます(#^^#)
そうですね、責めるのは酷かもしれませんが、出来るだけ直視して己を正しながら生きれたらと願っています(できてませんが…)
美しく生きるのは骨が折れそうですね
後編への応援コメント
素晴らしい作品をありがとうございました。
私自身がどちらかと言えば、自らに『強さ』を求め、世は切り拓いていくべきものだ、というタイプなので、この作品は本当に胸に刺さりました。私は幼少の頃、弱かった。何をするにも遅く要領が悪く。自らを守るには自らが力を得なければ。高校生くらいから変容を始めた私は、以来、多くの人達を押し退けてきたのかもしれません。その頃私は、『弱さ』を失ってしまった。
『弱』とは本来、儀式に用いる美しい弓という意味で、戦に用いる弓の『強』と対になる、大切なものだったはず。
それが、『強』ばかりが持て囃され『弱』は『悪』とされてしまった。
弱者は弱を捨てるか、更なる弱を探すか。弱のままの者は、贄になるしかなかった。
この作品は、人間社会の根本的問題を抉るものだと思います。
素晴らしい作品を、ありがとうございました。
作者からの返信
呪文堂様
あまりの達人のコメント内容・文に恐れをなし、カナリヤは呪文堂様の作品を読んでからこちらに返信させて頂いてますw
ちょっとほっとしました、海原雄山じゃなかった…ww
こちらこそ読んで頂きコメント・☆までありがとうございます!
めっちゃ嬉しいです(´Д⊂ヽ
『弱さ=悪』という図式は小学校から社会の至ることろで散見されます
ハキハキしてないだけで先生に嫌われたり、愛想がないと同僚に嫌がられたり
でも性格だから仕方ないのに、本人の努力が足りない、などと言われたら誰もが立つ瀬がないです
コメント、レビューともに深い考察を頂き、とても勉強になりました
想いを伝えるために切磋琢磨せねば、とガツンと思わされました
カナリヤに創作意欲を与えて下さりありがとうございます!
感謝です
カナリヤ
後編への応援コメント
なんと!
このような……。
主人公は祖父にも父にも折檻をされていたのですね。
お母さんたちはそれを知ってて逃げて行った。
主人公は家を出ても最悪な状況に変わりなく……。なんとも悲しい話です。
お母さんたちはよくお墓に来れましたね。
私だったら罪意識から来れないかもです。
なんとも考えさせられる話でした。
作者からの返信
天音花香様
最後まで読んで下さって、コメント、☆まで、ありがとうございます!
お母さんたちは自分を被害者だと思っているので普通でいられるのでしょう
加害者と被害者の意識のすり替えをしないと生きていられない
学校や職場にもありそうです
深く読み込んで頂き感激です
本当にありがとうございます!
カナリヤ
中編への応援コメント
ある意味洗脳されて戦争をしていたのですからね。
私の祖父も戦争に行って帰ってきましたが、当時のことを悪くは思っていたか分かりません。
このおじいちゃんは人殺しは悪いことだと後で気付いてそれをした自分を許せなかったのでしょうね。自殺してしまわれたとは……。
作者からの返信
天音花香様
コメントありがとうございます!
天音様のおじい様と同じく、私の祖父も戦争に行って、一生動かない足になって帰国しました
私の思いもよらない辛い経験をしてきたのだと思うのですが、一切戦争の事は教えてくれませんでした
しかし深夜に壁を叩いたり、大声で叫んでいる祖父を見て育ったので、
戦争とは終わっても恐ろしいものだと今でも感じています
彼の中では終わってなかったのかもしれません
カナリヤ
後編への応援コメント
主人公の謎が少しずつ解けていく中で、生きるとは何か、罪とは何か、罰とは何か、そんな人間の本質の部分にまで光を当ててくる作品です。
素晴らしい表現が随所に散りばめられているのですが、特にラスト!
「あんなに五月蠅うるさいと思った蝉の声が聞こえなくなっていた。」
この表現が秀逸です。
自分の過去を思い出し、怒り、現在の自分はもうこちら側の世界には居ないのだ、という悲しい実感が、騒がしい夏の中に、ふっと浮かび上がってきます。
素敵な作品をありがとうございました!
作者からの返信
國枝藍様
あの「京王線」でしびれるほど感動させられた國枝様っ?!
ひゃー、目を疑ってしまいます…
読んで頂いた上に的確なコメント、高評価のレビューまでありがとうございます
感激です
藍様の蝉の声に声についてのご指摘、特に嬉しかったです
重ねてありがとうございます
海野ぴゅう
後編への応援コメント
人間って、どうしても自分の罪を正当化する方向に思考が動いてしまうんですよね。意識的にせよ、無意識的にせよ。
上からの命令だから、やらないと自分がやられるから、正義のためだから。
そういう大義名分が、他を犠牲にする免罪符のようになってしまう。
もちろん、ある方向から見れば、母や妹たちも被害者であることは確かなんでしょうけどね。
最下層で犠牲になってしまった主人公は、どうにも上手く成仏できない気がします。
いろいろと考えさせられるお話でした。
作者からの返信
そうですね、その通りだと思います
仕方ない、って言葉によく表れているかも
陽澄様がお子様で大変な時に読んで下さって(それもこんな暗い話…w)
申し訳ないです
病院で読むには不適格すぎるw
実は私の息子も週末に入院してまして、手術後の痛みが酷いのでずっと付き添ってました(;´Д`)ベッド狭っ背中痛っ
同じだー、ってTwitter見て心強く思ってました(勝手に)
読んで頂き、ありがとうございます!
無神論者たちの唄、めっちゃいいです
世界観に浸かってゆっくり一気に読みたい話になっています
題名もかっこいい!
ぴゅう
後編への応援コメント
因果は巡る。じいちゃんから父親、そして主人公に。母親や妹達もいずれ?
記憶の改ざんというか洗脳というか。現在でももちろんありますね。
分かりやすい方に都合のいい方に流れていく。為政者が仕向けることもあれば、自ら思い込んで進む場合もある。
約束かあ。反故にされる約束だらけですよねえ。結婚式の誓いの言葉なんて、まさに反故にされまくりじゃないですか(笑)
弱い人ほど上からものを言うし他人をマウントするんですよね。じいちゃんも父親も足元がグラグラだったんですね。そして主人公も。
救いのない話ですけど、現実にけっこうあるよなあとも思いました。
記憶を改ざんでもしないと、やってられないこと、ありますよねえ。
綺麗にまとまった話でした。誤字は見つけちゃってるけど、探してね(笑)
ひんやりした田舎の家の雰囲気が、すごく出てました。夏だなあ。お盆ですねえ。
作者からの返信
如月ふあ様
読んでいただき、その上鋭いコメント、星までありがとうございます!
『綺麗にまとまった話』ってことは
一応お褒めと思っていいのかしら…(;^_^A汗
ありがとうございます!
実はいろいろ理由があってあまり読み返したくない、という気持ちが強くありましてw
間違い探し、頑張ってします(^^♪
私も結婚式の誓いの言葉は、永遠の愛ではなくてこの瞬間の本物の愛を誓う、でいいんじゃないかと思ってましたwww
ぴゅう
後編への応援コメント
まさかこんな真相とは……。
自分も以前、ブラックな企業に勤めていましたけど、加害者達は本気で、自分が加害者だと言うことに気づいていないのでしょうね。
もしかしたら自分も、知らず知らずのうちに加害者になってしまっていないか。
真相にゾッするだけでなく、多くのことを考えさせられるお話でした。
作者からの返信
無月弟様
え”…ブラック企業スカ!
そうなのですか…それは人生観が変わりそうですね(;^ω^)
加害者は自分が加害者だと気が付きたくないから
無意識に目を逸らすのかもしれません…
考えさせられるとおっしゃって頂き、書いた甲斐があります
その上星まで頂き、ありがとうございます!
励みになりました
ぴゅう
後編への応援コメント
人は記憶を美化するのは、生きていくために必要だからでしょう。
そもそもいじめだって、いじめる人間の数がいじめられる人間の数よりも多いから問題なのであって、逆だったらいじめは成り立たない。しかし、皆が自分はいじめられた方だと思っている。
いつだって人は被害者に成りたがるわけで、本作の主人公は辛い人生を送った被害者な訳ですが、それでも、生きていたからには、どこかで人を傷つけたことがあるのでは、とも思ってしまいます。
考えさせられる作品でした。
作者からの返信
@hiro1969様
まずはお読みいただき本当にありがとうございます
その上お星まで評価頂き…嬉しいです
hiro様のおっしゃる通りで記憶を美化するのは生きていくためですね
悪い記憶は消してないものにしてしまう
でもないものにできない人がいる
そういう人が生き辛くて歪んでいく様を書きたいなと
いじめもそうですね、加害者が被害者のふりをするほうが責められずに済むと本能で知ってる
誰もが加害者で罪があると思っていいくらいかもしれません
私もコメントを頂いて考えさせて頂きました
ありがとうございます
海野ぴゅう
中編への応援コメント
オートマタですか。
確かに。
これね、本当に消耗品。
内地でぬくぬくしてた軍属と、
手、足、目、失って命がけで帰って来た
一般兵と恩給の額全然違うんですよ。
(軍属が凄く手厚い)
ドイツは終戦時に政府が無かったので、
平等に支払われていると聞きました。
(自分で調べてないの、実態は分らないですけど)
何なんでしょうね、この国。
作者からの返信
夏と言えば…ってことで書いてみました
高校生の時からお世話になっていた生け花の師匠が
先週の土曜日に亡くなりました
素晴らしい人物でした
お稽古中によく戦争の話をして下さったので、誰かに伝えておきたくて…私が死んだらもう伝えられませんからw
そうですか、国によって使い捨て具合も違うんですね
日本は百姓の命がとても軽く扱われてきたので、その名残で無意識に仕方ないと諦めているのかもしれません
みな我慢強いです
国、って一種の幻想だと思います
その概念が出来たのはマスコミが発達してからと何かの本で読みました
幻想に頼ってはいけない、自分の人生を任せてはいけない、ってのが師匠の話した戦争の教訓なのかもしれません
自分の家族とその周辺あたりだけでも大事にして生きていきたいものです
コメントありがとうございます
ぴゅう
後編への応援コメント
企画にご参加いただきありがとうございました。
三話で見事に起承転結を表し、かつ、このなんともいえぬ後味の悪い、それでいてセミの声がうるさく響くような、様々に考察できる良作をありがとうございます。
なんとも心地よい余韻ですね、長々と語るのではなく三章構成だからこその余韻かとおもいます。
ご縁をいただき感謝致します。
微力ながら星を入れさせていただきました。
作者からの返信
猫茶様、この度は企画に参加させて頂きありがとうございます
お読みいただいた上に星、このような丁寧な感想を頂き嬉しい限りです
書いてて良かったとこういう時に実感いたします
こちらこそ感謝です、ありがとうございます!