第47話 商業というか買い切りシナリオは悪くない

 すげー久し振りですが創作論です。

 というのも。

 いやーここんとこですね、シンプルに内職のために物書きやってるんですよ。

 最近はありがたいですねえ!

 YouTubeのシナリオ書きなんですが。

 クラウドワークスみたいな「匿名の個人」に仕事を割り振ってくれる場所ってのはまじワタシのような奴にはありがたいんですよ。


 ちなみに。YouTubeのシナリオ書きって何じゃいと言う方に。

 あーいう動画の中でも、ざっくりわけて

 1.個人がYouTuberとなってやる場合

 2.解説動画

 3.2ちゃんねるもの

 4.朗読動画

 などありますわな。

 この1.以外のものです。


 このテの奴は、毎日投稿・安定したクオリティで収益を得るという目的で出してると思われます。

 で、2.3.4の場合、毎日1~2本出すようなとこの場合、分担作業になるわけですよ。

 2.の趣味でやってる人は1.に近いんですが、作業的で機械音声の場合は3.と同類と言っていいですね。

 4.もそうなんですが、これは人が朗読するというのがポイント。

 で、この2.3.4で分担作業するとこの「シナリオ」。

 これがまあ、お金になる訳ですよ。


 いや、ネームドで取れるようなものではないですよ!

 買い切りで権利は向こうに行ってしまうんですからね!


 ただ、これ結構「構成の勉強」には役立つんですよ。

 特に「ウケるパターン」にはどうしたもんか、というのがそれなりに研究されてる訳です。


 ただし向き不向きはありますよ。

 たとえば「修羅場」「スカッと」「感動系」という類いは、下手するとホントに胸糞悪い展開にするとか酷いセリフを考えなくちゃならないってところもありますからね。

「馴れ初め」のほうがよっぽど感動系だと思いますけど。

 でもたまたまいいクライアントに出会うと、自由度の高い創作ができたりするんですよ。


 2.3.などの「ゆっくり動画」「ずんだもん動画」とかの場合は、セリフのみで数千字ですから、ともかく「会話」をどうつなげていくかですな。

 ワタシはこの類いを8000文字以上、の奴で週2本やってるんですが、会話のパタンを掴んで、無理のないテーマだと1日で書けます。

 まあ逆に、地の文主体の人だと辛いかもしれません。


 4.の朗読系動画の場合は「一人称小説」と言っていいです。

 会話より地の文が多いので、小説書きにはこっちの方がいいかもです。

 プロット提出するとことそうでないとことありますが、まあワタシはありがたいことに無いとこです。

 これがあると手間一つ食うんですよねえ。


 つか、大概こういうとこは、タイトルが既におおよそのプロットを物語ってるんですよね。

 それこそなろう系タイトルじゃないけど、

「**が**した時***……! ←ここで最低限出るキャラと条件が提示

 ○○「******」 ←必須の台詞

 その時私は……!」 ←その後の展開

 みたいな感じでタイトルだけ与えられるんですね。

 そこからもう主人公、敵役、その他、というシンプルな指定だけあって、あとはおおよその文章の比率、タイトルのセリフは絶対入れる、と言う程度の縛りであとは自由。

 このテの奴は、色々文字数があるんですが、短いところは4000文字弱、多いところで12000文字。

 だいたい30分もので9000文字、45分もので12000文字ってところです。

 ワタシはこれには2~3日かけてるんですが、テーマ縛りの短編を一気書きするっていうのはなかなか楽しいです。

 何せ今、自分の中からがーっと湧き出てくるものが全くないもんですから、こういうとこでテクニックだけでどれだけ書けるのか? というのを試しつつ、お金になるというのはありがたいんですよ。

 去年はアルファポリスでインセンティブ稼ぎで色々試してみたんですが、やっぱり当たり外れがありまして。

 どーしても完全創作になると、やっぱり書き手の地が出るんで、一般とずれるんですね。

 無論それは個性なんですが、目的がインセンティブ、カクヨムだったらリワードですか。それを稼ぐためのものには、やっぱりバクチ要素が激しい。


 まあ、目的が「金」で、「読まれる」テクニックを会得するには、このテの在宅ワークはいいかもしれませんぜ、という話です。



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何でこんなに量書いたんだろなー。 江戸川ばた散歩 @sanpo-edo

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