第2話 ご当地アイドル 珠《タマ》 蘭《ラン》✨💕

「もォ~ー、酷いよ。チ💟ポー君❗❗

 まだランちゃんが、お外にいるのにィ~ー……❗❗」

 まるで本物の彼女のように少しねたようなモノの言い方だ。


 唇をとがらせた顔が、ドキッとするほど可愛らしい。




「ンゥ~…😔💦 どうでも良いけどさァ。

 頼むから僕の事をチ○ポーッて呼ぶなよ」

 いくら可愛くても、何度も『チ○ポー』と呼ばれるのは聞き捨てならない。



 何より今夜は、これから大事なソロ活動ライブが控えているのだ。



 あこがれの如月きさらぎアリスの無修正のエロ画像だ。


 なまめかしい合体ジョイントシーンがモザイクなしで、バッチリおがめる。


 興奮と期待に胸も膨らんだ。



 なのに、これ以上、この可笑おかしな厨二病末期患者のに構っているヒマなどない。




「うゥ~ン……、あ、あのねェ……😔💦

 キミの名前、ええ~ーっとォ~……

 ランちゃんだッけェ~ーー…❓」



「そうよ。【エッチし隊】のタマランよ。

 可愛らしくランちゃんッて呼んでェ……✨😆🎶✨💕💕」

 またクルクルとターンした。


 フワリと、ミニスカートが翻ってプリンプリンした桃尻🍑✨が覗いて見えた。




「ううゥ…❗❗ いやいや、タマランだかヒットエンドランだか、知らないけど……

 僕だって君のイタズラに付き合ってられるほど、暇じゃないんだよォ~……」

 確かに、プリンプリンの巨乳に、ムチムチプリンの桃尻は魅力的だが。



 こっちだって忙しいのだ。


 せっかくこれから、ソロ活動ライブで、盛り上がってきたところなのに…… 



 これ以上、時間をいて『ソロ活動ライブ』の邪魔されてはたまらない。



 早いところ話しを切り上げて、『深夜のソロ活動ライブ』に専念したい所だ。



「悪いけど…… 今から重要な用事があるから帰ってくれないか」

 こっちは股間が緊急事態宣言発令中だ。


 

「フフゥ~ン、チ💟ポー君…😌✨✨🎶💕

 今からそんなにソロ活動ライブで忙しいのォ~ー……❓❓❓」

 小悪魔のような美少女は、けに言い放ち微笑んだ。




「な、な、な、何ィ~ーー……😳💦」

 この子は妖精のように可愛らしい顔をして突然、何て卑猥エロい事を言い出すんだ。



 さすが、【エッチし隊】だ。



 筋金すじがね入りの淫乱娘ビッチなのだろうか。



 こんなに可愛らしい顔をして、きわどいしもネタ オッケーのようだ。




 明らかに、美少女アイドルの言って良いしもネタの範疇はんちゅうを逸脱しているが。




「ウッフフ……😌✨💕 良かったら今夜からランちゃんが、ソロ活動ライブを手伝って差し上げましょうか❓❓」

 意味深に笑みを浮かべ握った手を筒状にし、激しく上下↕運動させた。




「あ、い、いや……😳💦 あのねェ……」

 いったい何を手伝うつもりだ。

 この美少女アイドルは…… 



 そんなに激しく握った手を上下↕させて、手💟キでもする気なのか。




「フフ……、心配しなくても大丈夫よ❗❗

 ランちゃんは【Siriの穴】で特殊な訓練を積んできたので童貞チェリーボーイの扱いは充分、心得てますわ……✨😌✨✨」

 小悪魔のように妖しく微笑んだ。




「いやいや、シ、【Siriの穴】ッて……❓

 どッ、どんな怪しげな【穴】だよ」

 すぐさま僕は聞き返した。



「じゃァ…、チ○ポォ君✨🤗✨✨

 取り敢えず、これェ……」

 だが、美少女は僕の話しを無視して背後にあるキャリーバッグを僕に手渡した。



「えェ……❓❓ な、何これッて」

 なんなんだよ……。


 無理やり、僕の手にキャリーバッグなんか寄越して。


 こいつは、まったく人の話を聞かないのか。



「あ、あのねェ……」

 僕の疑問は無視して、この重たいキャリーバッグを僕に運べと言うのか。



「フフ、今夜から宜しくゥ✨😜✨💕💕」

 ランは、軽くねぎらうように僕の肩をポンポンと叩いた。



「ちょッ…… 今夜から宜しくッて……

 ちょっとォ~、何だよ❗❗」



「お邪魔しマンゴォ~ーー…✨😆🎶✨」

 ニコニコ笑って遠慮なく玄関のスリッパを履き、家の中へ入ってきた。




「えェ…、『お邪魔しマンゴ』ッてェ……、おいおい……😲💦

 何、勝手に僕の家に上がり込んでるンだよ……」

 慌てて僕は彼女の重たいキャリーバッグを持ち、後ろから追いかけた。



「LaLaLaLaァ~…✨😆🎶✨」 

 ランは、僕の気も知らず陽気に鼻歌を口ずさんでいた。



「ちょッ…、ちょっとッてばァ~~❗❗」

 エロ画像は消してあるが、リビングには色々、見られてはヤバいモノがあった。



「フフ……😌🎶✨」

 だが、まったく彼女は悪びれることなく厚かましい。



「うゥ……ン😓💦」

 可愛らしくて、僕の好みの美少女じゃなかったら即刻、不法侵入で警察へ通報しているところだ。



「ン……😳💦」

 それにしてもスカートの丈が短い。


 バックから見るとミニスカートから覗いて見える桃尻もプリンプリンとして形が良い。

 

 まるで見せる気、満々だ。



『ゴックン……😳💦』

 美少女のプリンプリンした桃尻を見ているだけで生唾が溢れてきそうだ。




 僕の心配を他所よそに、美少女のタマ ランは遠慮なくリビングへ入り、くつろぐようにソファへ座った。 



 真正面に設置された大画面のテレビは点きっぱなしだ。



 もちろん今は、エロ画像ではなく地上波のバラエティ番組が映っていた。

 ヘッドフォンがついたままなので音はあまり外へ漏れない。 

 


 おもむろにランはソファに腰を下ろし、僕に向かって微笑んだ。


「さァ~、どうぞ。チ💟ポー君もですが、楽にしてェ……😆🎶✨」

 ニコニコと笑顔でソファを薦められた。



「いやいや、ッて、ここは、僕の部屋だよねぇ❗❗」

 無茶クチャを言うヤツだ。

 


「フフ……、ランちゃんは、まったく構いませんわ」

 首を横に振って微笑んだ。



「いやいや、こっちが構うよ❗❗」

 可愛らしい顔をしてかなりの毒舌家だ。


 それにしても気を使う。

「ン……😔💦」

 そんなに臭いのだろうか。

 取り敢えず、消臭剤のファブ💟ーズをリビング全体に撒いた。



「フゥ~……✨👄✨✨ チ💟ポー君。

 夜になっても暑いわねェ~……」

 タマ ランは長く美しい脚を組んで、テーブルに置かれたアイスコーヒーのグラスへ手を伸ばした。



「あ❗ そ、それは……❗ 待ってよ❗」



「ン……❓❓ どうかしたの……

 チ💟ポー君。これを飲むといけない」

 グラスを口元へ運び訊いた。


 唇が今にもグラスにくっつきそうだ。



「あ、いや、だって、それェ……😳💦

 ボ…、僕の飲みかけだから……」

 一応、注意しておいた。



 飲むのなら新しくグラスを持ってきて作るのだが……。



「あ、お構い無く❗❗❗ ランちゃんは【Siri】の穴で特殊な訓練を積んできたので、いかなる彼氏の要求にも対応できますわァ……✨😌✨✨」



「な、な、な、何ィ❓ 【Siriの穴】ッて」

 この子は、大丈夫なのか。頭の方は……。



「フフ……✨👄✨」

 美少女はあやしく微笑み、グラスに唇をつけた。


「あァ~……😲💦」

 僕の心配など微塵みじんも感じないのだろうか。



「ゴクゴクッ……😌✨✨」

 僕の忠告を無視し、美少女は美味しそうにグラスを傾けた。




「うゥ……😓💦」

 目の前でタマ ランが美味しそうにアイスコーヒーを飲んでいると余計、咽喉が渇いた。



「フゥ~……✨😌✨✨」

 しかし僕の事など考えず、一気にランはアイスコーヒーを飲み干してしまった。



 テーブルにグラスを置くとカランと氷が渇いた音を鳴らした。


「ンゥ……😓💦」惜しい……

 アイスコーヒーが残っていたら、あとで飲もうとしたのに……



「ハイ…、チ💟ポー君、残り欲しい❓」

 ほぼ飲み干したグラスを僕の方へすすめた。



「え❓ 残り欲しいッてェ……😒💦

 何を言ってるんだよ……

 ほとんど空ッぽじゃん」

 眉をひそめたが、グラスについたルージュの跡が妙に妖艶なまめかしい。



 このルージュの跡に唇をつければ間接キスになるのだろう。


『ドッキン❗❗』

 一気に、テンションが上がった。

 


 あとで、この可笑しなが帰ったらペロペロ舐めて、間接キッスを楽しもう。



 そんな妄想をしていると、美少女はテーブルに書類を出した。




「このたび、チ💟ポー君はキャンペーン中の【ゴーto童貞ビギナーズキャンペーン】地域振興 婚活こんカツガチャに登録されましたねェ……✨😌🎶✨」



「え…、な、なんだ……。そりゃァ~…

 長ェ~よ……」

 ゴーto童貞ビギナーズ何とかッて聞こえたが。


 そんなに長くて早口で言ったら何を言ってるのか、解らないだろう。

 


「ご存じ【ゴーto風俗キャンペーン】は、『童貞ビギナー割り』など、各種の特典が備わっております」



「はァ~…、各種の特典ッて……🤔💦

 そう言えば『地域振興アイドルと結婚できる』ッて、ヤツか……」

 確か、そんなモノがあったような気がする。



 どうせ、そんなモノ当たるワケがないだろうとタカをくくっていたが……。


 


「チ💟ポー君のように、いちじるしく性体験のとぼしい方限定の【婚活こんカツガチャ】ですねェ~…😆🎶✨」



「え…… なんだよ。著しく性体験の乏しいッて、遠回しに言ってるけど……😳💦

 童貞チェリーボーイッて事だろ」



「ハイ、性生活に恵まれないあわれな童貞チェリーボーイとお呼びした方が宜しいでしょうか❓❓」



「な、なンだよ…… わざわざ真夜中に僕の家へやって来て、侮辱ディスる気なのか」

 さんざんな言われ方だ。


 こんな美少女に『童貞』とディスられて、繊細な僕のハートは傷だらけだ。



「今回、童貞キャンペーン✨ガチャで地域振興ご当地アイドル、歌って踊れて、ソロ活動ライブのお手伝いも出来るNGなしアイドル タマ ランちゃんが当たりましたァ~~ーー🎶✨

 ラッキィ~ーー……🎉✨😆✨💕💕🎊🎶✨」

 はしゃぎ回ってダンスを舞った。



「えェ~ー……❓❓ ガチャで地域振興アイドルが……😔💦」

 そう言えば、つい最近、学校の帰りにみんなでシャレのつもりで、そんなガチャをやったような気もするが……。



 特にアキラのヤツがノリノリだった。



「ハイ……😆🎶✨💕

 倍率1. 04倍と言う狭き門をくぐり、見事、御当地アイドルの【エッチし隊】の不動のセンターランちゃんが当たったンです……

 ラッキィ~ーー🎉✨😆✨🎊🎶✨💕」

 まるで三大会ぶりにワールドカップへ進出したような




「いやいや、倍率1.04倍ッて、ほぼ応募者全員が当選確実じゃン……❗❗❗」

 何がラッキーなんだよ。この子の話しは支離滅裂だ。




「では、さっそく……✨😌✨✨

 こちらの方にサインをしてェ……」

 何やらバッグから書類を取りだし僕の前へ置いた。



「え…… なんだよ。急にサインッて……」

 怪しい素振そぶりだ。



「もちろん【H4《エッチし》隊】のファンクラブ入会の手続きです❗❗

 ハイ、さっそくサインをして❗❗」

 そそくさとペンと一緒に書類を僕の前へ差し出した。

 


「ぬゥ…、『ファンクラブ』だッてェ…❓

 な、なんだよ…… その強引な勧誘は」



「ご存じの通り、【H4《エッチし》隊】はファンクラブの契約をされた方を漏れなく『彼氏ダーリン』と呼んで、末永くお付き合いをしています❗❗

 ラッキィ~ーーー🎉✨😆✨🎊🎶✨💕」



「なんだ。ご存じッて……

 ラッキーなのか。それッてェ……。

 全然、【エッチし隊】なんか知らないよ」


「いえ、そんな些細な事はまるっきり構いませんわ」



「いやいや、こっちが構うんだよ……。

 大丈夫なのか。

 会話が全然、成り立たないけど……」



「ハイ……😆🎶✨ ですので、ここにサインをするだけで、激しく童貞に悩まされるチ💟ポー君も夢のようなパラダイスへご招待されるのですわァ~…😆🎶✨」



「いやいや、激しく童貞に悩まされるッて、何だよ。ほぼほぼディスッてるじゃン……」



「いえ、お構いなく」

「こっちが構うンだッて言ってンだろ……」



「これからチ💟ポー君は、ランちゃんの正式な【彼氏】として認定されるのです❗❗

 ラッキィ~ーーー🎉✨😆✨🎊🎶✨」



「えェ…… 正式な彼氏ッて、マジか❓」

 ついに、お先真っ暗だった僕にも【ラッキースケベ】のチャンス到来なのか。






☆゚.*・。゚※。.:*:・'°☆※。.:*:・'°☆※。.:*:・'°☆


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