参拝客

「おい黒乃。神様のお駄賃は相場が5円て言ってるよな。5円で色々やって。なのに1000円て、200回仕事しろって言いたいのか。過労死するぞ。」

怒る所はそこなのか。

「雨寺様はどこまでも阿呆ですね。人間界では不可能な事を叶えてあげれば良いじゃないですか。例えば天気を変えるとか。それで一回とかにすれば良いですよ。」

「うんと納得。でもさ。そんなに買ってくれるのかね。ただでさえ貧乏だから。」

「やってみましょう物は試しです。」

帰ってとりあえず5個作った。黒乃曰く弁財から色々と貰ったらしい。あーあ借金増えた増えた。

今現在借金は弁財からしている。利子はないけど早くしないとブチギレられる。

「さてと人間の姿になって売ります。」

さてとどうなるなのかな。仕方ないから神社の屋根にいた。おお売れた売れた。さてと行くかな。人間に化けてと。うん。ヤバ屋根から飛び降りたの見られた。普通の人間だったらできない事を平然とやって退けてしまった。

「あの大丈夫ですか。」

参拝客に心配される神様ってどうなのか。ていうかレアじゃない。



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