すれ違い

「コップに半分、水が入っています。」



と、聞いたときに多いと感じるか、少ないと感じるかは、

人によって差があると思う。


これは、人の感性や感覚による

いわゆる主観だけれど、

主観ではなく、"事実"は何か?というと、


それは

"コップに半分水が入っている"


これだけだ。

多いとか、少ないとかそんなものは事実とは関係ない。


例えば、雨でもわかりやすいと思う。

楽しみにしていた遠足の日に雨が降れば、

嫌な気持ちになったりガッカリしたりする。


でも、日照りが続いて水不足になったら?

作物が育たないと悩んでいるときに、

雨が降れば、それは恵みの雨となる。


喜んだり、落ち込んだり、

良いとか、悪いなんて

人によって、状況によって

時代によって、国によって

いとも簡単に180°ひっくり返ってしまうものなのだ。

この"人間の感覚"。


これを基準にすると、

色々と話はややこしくなる。


主観と、事実は異なる。


これを分けて話す必要がある。


ビジネスでは、よく本質を見極めろなんて言うが

これは事実を色眼鏡通さずに見ろということだ。


主観的にどう思うかよりも、事実が大事だと。



だが、これが人間関係になると、

事実よりも、ときには主観の方が重視される。


人間は、感情の動物であり、いついかなる時も

矛盾を孕み、欲望に動かされやすくバイアスがあるから。

でも、この視点の切り替えが出来ないと

トラブルになることが増えてしまう。


せめて、何かを話すとき、

話し合うときは、

今、"優先するべき" は主観か事実かを考えて、

ちゃんと切り替える必要がある。






自分ができていないのか、相手ができていないのか


自分ばかり責めていたり

相手ばかり責めていたり


偏りがないか?を考えると、

なかなかむずかしいんだけど。




変な人はかなりたくさんいる。

自分がもし、理不尽や、なにか自分のせいではないのに

責められていると感じたりするならば


一度ちゃんと整理しよう。



理不尽には抗え。

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