ほんとなんです

尾八原ジュージ

ほんとなんです

 彼女が「オバケ出た」って電話してきたんす。

『お風呂の外に女がいる! 本当なの、助けて!』って。

 で、彼女のアパート来たら、鍵かかってんすよ。

「鍵開けてよ」

 って言ったら、

『やだ! オバケいるからお風呂から出れない!』

 って。俺も困って……。


 それでピッキングしてたんす、お巡りさん。ほんとに。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

ほんとなんです 尾八原ジュージ @zi-yon

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ