イヴァルの書と運命の鎖

モカコ ナイト

~プロローグ~

『イヴァルの書』

 君達は、『イヴァルの書』と言うのを御存じだろうか?


 魔法・魔導・魔術の『幻の』或いは『伝説の』と言った物が、これには、記されていると言う。


 又は、今は失われた、魔法、魔導の『倫理』或いは『理論』と言った物。

 魔道具に関する、あらゆる技法、技巧と言った技術も記された書の事だ。


 


 その中には、今は無い旧世界の魔法や技術も記されていると言う。




 

 それらを記した者こそ、イヴァルだ。





 イヴァルとは、『アールスハインド』と呼ばれた旧世界が崩壊し、『エターナルハインド』と言う新世界にの移住を成功させた際の立役者の一人だ。


 彼は、アールスハインドでは、若き天才魔導士とも、魔道具技巧の鬼才と称された若者だった。



 そんな彼が、晩年…人生の集大成として遺したのが、『イヴァルの書』だ。


 


 彼の死後、その書を求めて彼の弟子達が方々を探索したが、結局見つかる事無く、幻の書となった。



 その後も、『イヴァルの書』の存在を知る幾多の者が、その存在を知った、数多の者が、その書を求め探したのだが…………。





 未だにその影すら掴めずに居る――――








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