どうしたらこんなこと、思いつくんでしょうか?

 飲み会が苦手。それはすごく共感します。なんか、いつも、傷つくことが多いような気がします。自己嫌悪だったり。
 いつのまにか、この作品に自分自身を投影しているのに気がつきます。そのせいか、夜の公園で自販機の下を覗く主人公を愛おしく感じてしまいます。
 しかし、まさかあれがそこにあるとは。どうかしてます。いやはや、本当に素晴らしいです。
 自販機に自分を重ね、前に踏み出そうとする主人公の姿に好感が持てます。読後も爽やかで、少し元気になれるお作品だと思います。かなりお薦めです。