第11話 最強の蜘蛛(?)

「起きないね」

「うん」


あれから数分、ホムラは眠ったまま。

ウインドウを確認したところ、まだ進化中だ。


個体によって進化が終わる時間が違うのだろうか?

まぁどのみち待ってみなければ分からない。目覚めるまで俺は寝てるとするか。





翌日、朝日の光に当てられて、部屋が明るくなる。

眩しさに目覚め、辺りを見渡し、窓の外を確認するとティアとリオンが外で見知らぬ女の子とはしゃいでいた。


「?」


取りあえず着替えようとした時、指に白い糸が絡まっていた。

引っ張ったとたん、外から。


「兄さまが起きた!」

「え?ホント!?」

「早速帰ろう!」


ドタドタとティア達が部屋に戻ってくる。

どうやら見知らぬ女の子はホムラだった。


「おはようございます、兄さま」

「おはようにぃに!」

「おはよう、お兄ちゃん」

「あ、ああ……おはよう」


何だろう、敬語を使う子がいると遠慮してしまう。

しかしこの子があの蜘蛛人間の女の子なのか?ステータスを確認しよう。



ホムラ・キリシマ

LV5 メイン称号:レンジの妹

種族:蜘蛛人間 種族階級:神喰い蜘蛛ゴッドイート・スパイダー

種族能力:魔神蜘蛛の糸、猛毒牙、暗視、蜘蛛変化/人化、高速移動、意志疎通

状態異常:空腹(食事を与えれば解除可能)

愛情度レベル:500

HP160 MP500


特技

物理系

・操糸-四式「鉄球」 ・操糸-六式「糸刀いとがたな

遠隔系

・口寄せ-蜘蛛寄せ

その他

・操糸

魔法

賦術Lv10

・オメガフレイム ・エアギロチン ・ハイパラライズ

・フルブレイク ・アンチダークホーリー ・ランドウォール

・アルケミークリエイター ・ブラックホール


物理技が日本風の技に変わってる!?

前衛もできるが、後衛もできる……ティア達に続くハイスペック幼女だな。

ついでにティア達のも確認しておくか。


ティア・キリシマ

LV15 メイン称号:レンジの妹 サブ称号:冒険者

種族:人竜族 種族階級:グレイトドラゴン

性別:雌 種族能力:飛翔、真竜の剛鱗トゥルードラゴヘビースケイル超重の竜爪ヘビードラゴンクロ―

状態異常:無し

愛情度レベル:700

HP2400 MP400


特技

ブレス系

・輝く息 ・黒炎の息吹 ・ポイズンブレス ・麻痺毒ブレス

・酸性の息 ・催眠ブレス

物理技

超重突撃竜ヘビィアサルトドラグーン ・ヘビィタックル

魔法

光学迷彩ステルス ・幻影鏡デコイミラー


続いてリオン。


リオン・キリシマ

LV13 メイン称号:レンジの妹

種族:天使族 種族階級:上位熾天使グレーターセラフィム

性別:女性 種族能力:飛翔、聖力限界突破ホーリーオーバーロードパワー

状態異常:無し

HP1800 MP1100


特技

物理系

裁きの鉄槌ジャッジメント

魔法

大回復ギガヒール ・水圧砲アクアカノン ・オールクリア 

地砕きアースクエイク ・大竜巻トルネイド

業火砲インフェルノキャノン完全蘇生パーフェクトリバイブ


うん。ぶっ壊れ性能乙だな。レベリングをしてから次の街を目指そう。

パーティが四人。これで俺の最低面は取り押さえた。後は皆で努力すればいい。

俺のステータスは割愛な。変わってないし。


「それはそうと俺の指に絡みついてる糸は何だ?」

「あ、それはいつ頃兄さまが目覚めるかが分かるようにするための糸です」


俺……どんだけ遅く起きたんだ?

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る