半透明だから、よく見える。半透明だから、何も見えない。

少女が何を話しているか終始分からないので、男の話しぶりから推測するしかないのですが、男の少女への後悔と、諦めと、少女への愛が伝わってくるから不思議です。

もうすぐ会えなくなってしまうのは分かっているけれども、その時間をギリギリまで共有したい、そんな感じですかね。

目に見えないものをあえて不鮮明に具現化してみて、そこに愛があるのなら、それは愛と言っていいと思います。
少なくとも、彼らの間には、必ず存在すると。