第5話 思ってたのと違う

「ピピピピピピピピピピピ」

ん?もう朝か、準備しないと……張り切って行きますか!



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



「悠……なの?」

「そうだよ」

ふふふっどうだ!

「どうしちゃったの……」

「ちょっと髪切っただけだよ」

本当は見返すためだけどこれを言ったら面白くないしな、さぁ、どうだ!

「へ……」

「ごめん、聞き取れなかったもっかい言ってくれ」

「変……」

「え……」

あぁぁああぁあぁぁあ変、変って言われたよ、何故だ、ちゃんと変わったはずなのに、なんだなんだ

「そうか……変か……」

「うん、私日直だから行くね」

「うん……」

だめだ……なにがダメだったんだ……



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



悠……どうしちゃったの……急に変わって……違和感しかないよ、

「美希……どうしよう、悠が……悠がおかしくなっちゃった……」

「おかしく?ハハハハハ何言っ…てる…んだ……」

「どう?おかしくなってるでしょ」

「あぁたしかにおかしいね……」

なんで?なんで……

「で、葵、どうするの?」

「どうするって?」

「お昼、一緒に食べるんでしょ」

そうだ、一緒に食べるんだった、こんな事があったくらいじゃ諦めちゃだめだよね

「うん!頑張ってみるよ」

「頑張ってね!あと、なにがあったかちゃんと聞いてきてね」

「わかった!」



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜




俺……変だったのか……

「拓……変だって……」

「ん?なにがだ?」

「髪型……」

「え、本当か!」

「うん……なにがダメだったのかな……」

「ん〜そうだな……わからん!」

「やっぱそうだよね」

「そうだ、今日お昼一緒に食べるんだろ、その時に聞けばいいんだよ」

「そうだ……食べるんだった……でもそう簡単に聞けないよ」

直接聞くなんて出来るわけないじゃん、レベル高すぎ

「まぁまぁ頑張って見ろって!」

「出来たらやってみるよ」

「そうだな」

「うん」

どうしよう、なんて聞こう、さりげなく聞く?ん〜難しい

とにかく、お昼になるまで考えておこう……

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