第10話「クリエイターの力」

~あらすじ~

颯真とオレンジは、哀しき時の女神、ホーラと対峙する。果たして、颯真とオレンジの

運命は、、、。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

~哀しき時の女神~

颯真(さて、、、あれから数分戦ってみたが一向に打開出来る状況が作り出せていない。セリアンのアーマーもまだ最終調整段階、、数時間かかるのは間違いない、、、。)

エミカ(でも、、、あの火力が通用しない

なんて、、、これじゃ真面まともに、、、。)

颯真(そろそろ、、、奥の手の使い時かも

知れない、、、。)

エミカ(え?でもあれは制限があって、、、確かな信頼があるフレンズやセルリアンじゃ無いと駄目だったよね、、、?)

颯真(だが、、、今はそれしか、、、。)

エミカ(とりあえず、セリアンのユニットが完成するまで耐えるしか無いよ、、、。)

セリアン(颯真!)

颯真(どうした!)

セリアン(ユニットがそろそろ完成しそう

だが、後数時間かかる、、、。)

颯真(分かった!一時間でも、、二時間でも絶対に耐えてやるッ!!)

ホーラ(気が変わった、、、?)

オレンジ(何か、、、颯真の感じが変わったと言うか、、、何か変わった、、、。)

フェニックス(あぁ、、あいつ、、、笑ってやがる、、、何かあるのか、、、?)

オイナリ(彼からは特別な力を感じる、、、そう、、、言うなれば、、、良くも悪くも、世界を変えうる力、、、。)

フェンリル(俺と似た様な力だ、、、。)

オレンジ(神の力、、、?)

フェンリル(いや、、、それ以上だ、、、

あいつ、、、まだ全力を出してないぞッ!)

オレンジ(え、、、?さっきのビーム攻撃が全力じゃ無かったの、、、?)

フェンリル(話聞いてたか?あいつは、、、って言ったんだ、、

明らかにもっと高火力の技がある筈だ。)

オイナリ(それに、この感じ、、、何か嫌な予感がします、、、。)

ホーラ(さっきから膠着状態で、、、互いに神経を擦り減らせて居る、、、何を考えて

居る、、、?)

颯真(う〜ん、、、膠着状態は良いが、、、中々耐え難いし何時来るか分からない。)

エミカ(でもこれは良い時間稼ぎかも、、、これならセリアンのユニットが完成するまで耐えられるし、、、。)

颯真(体力も保持出来る、、、って訳か、、対話をするならもっと近くに行かないと、、それに、、、。)

エミカ(彼女の過去を知らなくちゃ。)

三人の空間に、静寂が襲う、、、。

ホーラ(何だ、、、何を考えて居る?)

颯真(セリアン、まだか?)

セリアン(あと少しだ、、、。)

ホーラ(このままでは増援も来るか、、、

ならば早めに方を付けよう、、、ッ!!)

颯真(!?)

ホーラ「喰らうが良い、、、私の一撃ッ!!ブリザードインパクトッ!!」

颯真「オレンジッ!!」

オレンジ(お姉ちゃんッ!!)

オイナリ(行きますよッ!!)

颯真(あいつ、、、。)

エミカ(自身の前方に、、、結界を、、。)

オイナリ(護符・陰陽陣ッ!!)

彼女が展開したのは札を使った結界、、、

中央に陰陽印が描かれて居る、、、。

颯真(いや、、、駄目だッ!!)

オイナリ(!?札が、、、凍り付いて、、、割れる、、、ッ!!)

オレンジ(ッ!!)

颯真「オレンジッ!!」

オレンジ「!?」

颯真(俺は、、、全てを救いたいッ!!

だからこんな所で死ぬ訳には行かないッ!!俺は、、、全てを守りたいッ!!だから、、皆ッ!!俺に、、、力をッ!!)

その時、、、颯真の体が、、、反応して、、

オレンジ「!?」

颯真「ハァァァァァァァァッ!!」

装甲がより厚くなり、旗を持ち、色が緑色のユニオンフレンズプロテクトになったのだ!

颯真(これは、、、行けるッ!!)

オレンジ(あれは、、、一体!?)

オイナリ(防御形態、、、?)

颯真(プロテクトシールド、、、ッ!!)

右手に生成されたプロテクトシールドで、

彼女の攻撃を真っ向から防ぐッ!!

ホーラ(何!?)

颯真(プロテクトフラッグッ!!)

旗を地面に突き刺し、シールドフィールドを生成してオレンジを守るッ!!

オレンジ(これは、、、防御形態の、、、

旗を使ったシールド!?)

颯真(よし、、、行っけぇぇぇぇぇッ!!)

ホーラ(私の攻撃が、、、防がれた!?)

彼女の攻撃にシールドは凍り付かず、

びくともしていない、、、ッ!!

ホーラ「私の攻撃を防ぐなんて、、、ッ!」

颯真「危ない危ない、、、あと少し遅れて

いたら死んでいた、、、。」

ホーラ「チッ!ならッ!」

颯真「瞬間移動、、、ッ!」

オレンジ「ッ!」

二人ともに蹴りを入れるッ!!

颯真(装甲はびくともしていない、、、だが体は、、、吹き飛ぶッ!)

オレンジ「グアッ!!」

颯真「グッ!」

女性とは思えない力で二人を蹴り飛ばすッ!

オレンジ「グハッ、、、。」

吐血する、、、。

颯真(クソっ、、、力が、、、ッ!)

セリアン(颯真!)

颯真(どうした、、、?)

セリアン(出来たぞ!)

颯真(何!?)

セリアン(今から発進するが、、、間に合うかどうか怪しい、、、。)

颯真(エミカ!)

エミカ(分かった!合体解除ッ!)

背中から可変型飛行機が分離して基本形態になり、、、飛行機が空を飛ぶッ!

ホーラ(増援を呼ぶか、、、させんッ!!)

颯真「お前の相手はこっちだッ!」

ダダダダダダダダダダダダダダダダダッ!!

エネルギーガンを連射して攻撃する!

ホーラ「邪魔をするなッ!!」

颯真「グッ!」

ホーラ「思い知れッ!!思い知れッ!!

思い知れッ!!思い知れッ!!」

颯真の周りだけ強風を発生させるッ!!

ブフォォッ!!

颯真「グヴッ!」

オレンジ「颯真!」

颯真「大丈夫だ、、、ッ!」

オレンジ(これは、、、この感じ、、、

しい、、、しい、、、。)

颯真(何だ、、、感情が、、、。)

ホーラ(私の事等誰も分かる筈が無いッ!)

颯真(これは、、、彼女の声、、、。)

オレンジ(僕にも聞こえる、、彼女の悲しみが、、、寂しさが、、、。)

ホーラ(消えろ、、、消えろ、、、私の中を覗くなッ!!消えろッ!!)

颯真(グッ!)

オレンジ(悲しみが、、、流れて来るッ!!彼女は、、、こんな悲しみを、、、ッ!!

だから、、、俺は、、、ッ!!)

颯真(悲しみを受け止める為には、、ッ!)

オレンジ「俺は彼女を止めたい、、、ッ!!止めなきゃならないんだッ!!颯真ッ!!!

俺に力を貸せッ!!」

颯真「分かったッ!!行くぞッ!!」

オレンジ「ハァァァァァァァァッ!!」

颯真「ウオッ!?」

二人の体が一つに、、、ッ!!

颯真「我は全てを救う者ッ!!」

オレンジ「我はレクイエムとなる者ッ!!」

颯真「今一つとなりて、哀しき魂に慈悲の

救いをもたらさんッ!!」

オレンジ「合神融合ッ!!」

颯真「現れろッ!!二色の眼輝けし獣ッ!!オットアイズッ!!セイバーウルフッ!!」

静寂が、、、流れる、、、。

オレンジ「これって、、、俺達、、、。」

颯真・オレンジ「融合しちゃった!?」

オレンジ「どど、、、どう言う事!?」

颯真「知らねぇよッ!とりあえずあいつを

助けるんだッ!」

オレンジ「呼吸を合わせようッ!」

颯真「行くぞッ!!」

オレンジ「せぇ〜のッ!!」

ドテッ!

颯真「派手に転んだんだが、、、?」

オレンジ「両足を同時に出したら転ぶよ!」

颯真「えぇ、、、っと、、、それなら、、、二人三脚の要領で歩くぞ!」

オレンジ「分かった!」

颯真「せぇ〜のッ!」

オレンジ「よし、、、歩けたッ!」

颯真「このままあいつをぶん殴るッ!」

ホーラ「ふん、、、急造の力で何が出来る?その程度、、、私の、、、!?」

颯真「オラァッ!!」

バキッ!!

左手で彼女の顔面を殴るッ!!

ホーラ「何!?グハッ!!」

颯真「さて、、、これで時間は稼げる。」

オレンジ「問題は彼女をどうするか、、、

このまま戦っても、、、ッ!」

颯真「いや、、、方法はあるッ!オレンジ!呼吸を合わせろッ!!」

オレンジ「分かったッ!」

颯真「最小限の力で、、、ッ!」

オレンジ「最強の蹴りをッ!!」

颯真「ゴッドッ!!」

オレンジ「ブレイクッ!!」

彼女から距離を取り、助走を付けて渾身の

蹴りを繰り出すッ!!

その名は神破りゴッド・ブレイクッ!!

彼女を思いっ切り吹き飛ばすッ!!

ホーラ「グハァッ!!」

颯真「今だッ!!」

オレンジ「connect!!」

颯真「alive!!」

ホーラ「これは、、、ッ!!」

聖なる光が三人を包み込んだ、、、ッ!

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

~リターニーの力~

颯真「ここは、、、。」

オレンジ「え?ここどこ?」

颯真「精神世界だ。」

オレンジ「ここは、、、つまり、、、。」

颯真「俺がconnect aliveを使った時に

飛ばされる場所だ、、、。」

オレンジ「ここが、、、颯真の、、、。」

颯真「、、俺はここ

で対話をし続ける、、、。」

オレンジ「これが、、、颯真の、、、力、、暖かい、、、光だ、、、。」

颯真「さて、、、彼女は何処に、、、?」

オレンジ「居た、、、。」

颯真「彼女が、、、ホーラなのか?」

その少女は、金髪で、、、美女だった、、。

??「あら、、、貴方は?」

颯真「エゾオオカミだ。」

??「では、その隣りの方は?」

オレンジ「オレッ、、、!?」

いきなり口を塞ぐ。

颯真「本名は出すな、、、。」

オレンジ「わっ、、、分かった。」

??「それで、、、?」

オレンジ「僕は、タイリクオオカミって

言います!宜しくお願いします!」

??「二人とも動物さんの名前なのね?」

颯真「そうだな、、、。」

??「しかも二人ともオオカミなの、、、?やだぁ、、、可愛いじゃない?」

颯真「可愛い、、、か。」

オレンジ「う、、、うん。」

✼二人とも彼女が居るぞ?さぁどうする!?

颯真「その、、、あれだ、さっきまでここで何をしていたんだ、、、?」

??「私を、、、眺めて居たの、、、。」

颯真「眺めて居た?」

??「そう、、、醜い私を、、、。」

颯真(醜い、、、か、、、。)

??「貴方達は、、私を止めようとしてる。でも、、、今の貴方達では駄目、、、。」

颯真「何でだ?」

??「貴方達の信頼が、まだ足りないの。」

オレンジ「僕達の、、、信頼、、、?」

??「そう、、まだ信じ切っていないの。」

颯真「確かに、、、俺達は出会って数日だがどうやって信じれば、、、。」

??「ここが知ってるわ、、、。」

そう言い、、、左胸を指差す。

颯真「え?」

??「それは、時に自分ヒトを動かす原動力に

なったり、時には自分ヒトと向き合ったり、、、

時には自分ヒトを助けてくれる、、、それが、、

ここの役目よ、、、大丈夫、、、まだ貴男は諦めてないわ、、、希望の光は、、、まだ、消えてないわ、、、。」

その女性は、、、光の粒子となり、、、。

颯真「行こう、、、オレンジ、、、。」

オレンジ「うん、、、!」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

~本気~

いつの間にか二人は分離していた、、、。

ホーラ「私の心の中を見たな、、、ッ!!」

怒りに満ちた声で言う、、、。

颯真「見つけたぞ、、、。」

オレンジ「え?」

颯真「見つけたぞ!歪みをッ!!」

ホーラ「何?」

颯真「お前の歪み、この俺が断ち切るッ!」

ホーラ「切れる物ならな、、、。」

颯真(エミカッ!セリアンッ!)

エミカ(了解ッ!)

ヒュゥゥゥンッ!!

飛んできたのは、、、何とッ!?

戦車だッ!!戦車が飛行機に吊るされて

飛んできたのだ!

セリアン(合体解除ッ!)

ガシャンッ!!

ホーラ(何!?戦車だと!?)

オレンジ「え、、、えぇ!?」

颯真「セルリアンズ!コネクション

センターッ!!」

セリアン(セルリアンズエクステンション

アーマー合体、稼働率問題無し、行ける。)

颯真(ユニオンフレンズ、ブレイブッ!)

オレンジ「これは、、、。」

颯真(セリアン!メインウェポンだ!)

セリアン(了解!展開ッ!)

ウィーンッ!ガシャンッ!ブッピガンッ!!

背中にあったキャノンを右腕に取り付ける!

颯真「行ッくぜぇぇぇぇッ!!」

セリアン(行けッ!颯真ッ!)

颯真「ハイパーキャノンッ!!」

ドゴォォォンッ!!

その大口径から放たれた弾丸は、彼女の防御をも貫き、見事に打ち倒したのだ!

颯真「やっ、、、た、、、。」

ドサッ!

オレンジ「大丈夫!?」

颯真「大丈夫大丈夫、ちょっとサンドスターを、、、使い過ぎただけだ、、、。」

オレンジ「ねぇ!?」

装甲が消える、、、。

颯真「行かないと、、、いけない所が、、、あるんだ、、、あいつが、、、待ってる。」

オレンジ「その体じゃ無理だよ!」

颯真「うっ、、、。」

そのまま意識を失った、、、。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

~旅立ち~

あれから数時間後、、、。

颯真「さて、、、全回復したし、、、。」

オレンジ「もう行っちゃうの?」

颯真「あぁ、何時までも待たせる訳には

行かない、、、俺は、、、行くよ。」

オレンジ「そっか、、、じゃあね!」

颯真「あぁ、、、また何処かで、、、。」

オレンジ「さようなら!」

颯真「じゃあな!」

ウイングブレードでワープゲートを創り、

次の次元へと旅立つ、、、。

颯真(さぁ、、、あいつを探すか!)

虹色の空間を歩いて行く、、、。

エミカ(皆に別れの挨拶しなくて良いの?)

颯真(あぁ、、、お世話になったから、、、泣いちまう、、、それに、、、また会える。だから、、、言わない。)

エミカ(そっか、、、。)

セリアン(それより、次の次元が見えてきたみたいだな、、、?)

颯真(あぁ、、、次はどんな世界か、、、

楽しみだな!)

エミカ(だね!)

こうしてオレンジ達の世界を後にした颯真は次の世界へと旅立つ、、、そこが、、、残酷な世界と言う事も知らずに、、、。

次回に続くッ!!

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

~後書き~

さて、、、これにてプリン制作人さんの

chapter1はおしまい!次回からは、、、

帽子の男さんとのコラボですッ!!

皆さんお楽しみにッ!!


ps.プリン制作人さんの別視点えぇ、、、。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る