第2話 かえるのこはかえる。

さてさて。

第2話となりました。


先日、目上の方とお話していたのですが、やはり古き良きものが受け継がれていくことには、深い意味があるということを知りました。


さまざまな便利さが蠢くなか、昔からあるもの、変わらないものというものがございます。

とはいえ、古き良きものとは万人にとって、ではなく、主観的になりえるものだと思います。


そして、自分の生まれる前のことなどまで調べてみたりして。

好奇心の塊なもので、一度気になると納得するまで調べてしまうのです。


小学生の頃、夜に、リコーダーの練習をしていたら、父に、蛇が出るからやめなさい、と言われて、蛇が出ては生きていけないとまで恐怖心を抱き、その後夜にリコーダーを吹くことはなくなったのですが、リコーダーで、蛇がでるなら、今となっては呼び出してみたく、吹きたくなります。

話がそれましたが、リコーダー=騒音、壁の薄い民家が立ち並んでいる、そんななか、もうおやすみになっているお家もある時間、リコーダーを吹くことは非常識であることを、絶対子供が守るであろう言葉を使って阻止させていた、これって、すごいなと思います。

今は防音設備のあるところが多くなってるけれど、昔はそんなはいからなものはなかったはずですし、今でも、防音設備のある民家、マンションは増えてきてはいますが、少なくとも、私の家は防音設備は豊かではないようですが・・・



日が沈んで、暗くなって、そろそろ布団で休もうかって時に、隣の家が、ぴーぷーと、わけのわからない笛の音なんてさせた日にゃ、寝るに寝れないし、ご近所付き合いというものもあるしで、何とも寝苦しいわけで・・・。

だから、夜は静かに過ごす、マナー。


こういうしつけをしてくれた親に感謝なのですが、

夜に笛を吹くと蛇が出る・・・

考えた人に最敬礼。



古き良きものとは言っても、ヴィンテージものってわけではなく、言い伝えや、食べ合わせや、生活にかんすることですが・・・。



私は、肉や魚、野菜をスーパーで購入するのですが(我が母も)、昔はお肉は肉屋さんお魚は魚屋さん、お野菜は八百屋さんって、それぞれ、お店があってそれぞれのお店で世間話をしたり、そこで対話をしながら、情報を集めたりすることができたり、顔が広くなって、知り合いや、顔見知りが増えて・・・みたいなこともあったそうです。


そういう話を聞くと、市場を思い浮かべるのですが、そういうものではなく、商店といった感覚でしょうか。

そんな和気あいあいとしたところなんて、全然見なくなりました。


豆腐は豆腐屋さんでっていうのは、京都が故郷であるため、そこらへんの理解はあるのです。

豆腐、揚げといえば、京都と思い込んでおります(メイドイン京都)

列ができるほどの豆腐屋さん、辛し豆腐とか、梅豆腐とか、そういった、かわりだねもあり、よく買いに行ってました。

水につけてあるお豆腐をすくってもらい、その場でパックしてもらうものです。

大豆の本来のおいしさや、風味がわかるのです。


話がまたそれてしまいましたが、古き良きものというのは生活の中にある、不便さが便利になったとき、その不便だったものが古き良きものになることが多いなとひよらん個人が思っています。


そして、べんりさゆえに、省略されていったことやものの影響で、当たり前だと思われることができなかったり・・・目上の方に聞くと、挨拶や、礼儀、所作が悪い、そういった若い人たちを見ると、時代なんだろうか、でも、時代のせいにしてはいけない、と悲しくなるのだそうです。


大切にしているものをなくしたときや、壊してしまったとき、悲しくて、泣いて母に同じものをと訴えたことがありますが、母はものを大切にできない子に同じものは買いません!と言っていました。それが、ものを大切にするという我が家の直接的な教育だったように思います。


ものや情報に溢れる世の中で、何を重んじていけばいいかわからなくなってくると思います。

自分の中のアンテナも時には活躍してくれます。

目新しいものばかりを追いかけずに、少し振り返ってみれば、便利さに感謝が生まれ、そこで、その便利さをいろんな方法で試していったりして、なんなら原始的にいろいろかえてみても面白いだろうなと、人類の最初の話にまで話がそれてしまったのですが・・・。


昔からいいものは今もいい。

昔からの言い伝えは理にかなってる。



それを勉強した一日でした。




今日も皆様の暇を頂きありがとうございます。









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