ビリーフ・ブレイブ

ホシフウ たつと

プロローグ

神光西暦1562年。クリファード大陸は帝国とギルド国が対立し、2つに分かれていた。


クリファード大陸とは人口10億人以上いる巨大な大陸である。


元々帝国とギルド国は同盟を築いており、お互い助け合い支えあって生きてきた。


帝国の皇帝アウミス・メラドグールとギルドマスターのユキト・ダルナエールは古くからの友人であり、互いに平和で安定した同盟を築き上げてきた。



ではなぜ対立したのか?。全ては19年前の帝国内で起こった大規模な内乱である。


内乱が起こる半年前 。帝国の王アウミスは、とある戦いで戦死。その後、帝国の権利を託されたのは王妃レキリア・メラドグールとまだ1歳になったばかりのアウミスとレキリアの息子にして帝国の王子レユミスだった。


そしてその半年の間に帝国騎士団の裏切り者が城への襲撃の計画をしていた。その裏切り者とは、帝国騎士団リガルス・マーエド団長と後々の大臣となるガレバード・イナルドである。


ガレバードは暗殺者を使い、大臣であったエテス・イガナーを暗殺。そしてリガルス団長率いる騎士団は帝国の王妃レキリヤ・メラドグールを含めた王室に使える者達を斬殺した。さらに騎士の一人から王子レユミスは召使いに抱き抱えられて逃げてる際に魔物に襲われ、召使いの男と共に魔物に食われ死亡したと報告があった。


そして、この内乱を機に帝国とギルド国との同盟関係は破棄された。


その後帝国は大臣や騎士団そして貴族が中心となり、権力持つものこそ自由を許される国となってしまった。


それから19年の時間が流れたとき、ある一人の男が動き出す。その男の名前はサイジ・レナルロレード。


これはサイジ・レナルロレードとその仲間達の壮大な運命の物語である。

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