第32話:ドイツで語学学校へ行く

退院後、僕は直ぐに語学学校へ行く事になった。

元々、僕のビザは、子供が18歳になるまで滞在が許されるビザだ。

このビザにはある条件を満たすと種類が変わる。


ドイツ語を一定以上理解出来る

税金を3~5年収める


確かこの二点をクリアすると、ビザがアップグレードされ、

数年単位に変わり、優遇されやすい。


僕が行った学校は、このエリアでは中心部に位置する街だ。

車で、20分走らせた所にある。

この街並みは、ザ・ヨーロッパってイメージがしっくりくる。

石で作られた建物、装飾品、そんな物が並んでいる。

東京の様に大きなビルも無く、圧迫感や煩雑感はない。


僕は教室へ入り、適当に席へ着く。

長椅子と椅子が並べられた部屋が教室だ。

初めての授業は、オリエンテーションだ。

誰が先生で、何時から、休みの日、自己紹介等だ


この語学学校では先生を、ローテーションで回す様だ。

3人の先生で、月、水、木はA先生、火はB先生 C先生はどちらかの先生が

休暇を取った時の臨時教師。

この時気になったには、スタイルの違いがあるはずだな…と

同じ教科を教えるにしても、進め方が変わるとやる事も変わる。

面倒だろうなー…と思いつつ話を聞く。


このクラスの生徒は約20人。

殆どが中東系、ヨーロッパ系が少数、アジア系は殆ど居ない。


中東系の印象はドイツではそこまで良くは無い。

嫁さんに聞くと中東系は基本的に移民か違法かのどちらからしい。

我が物顔で主義主張を押し付けてきて、権利権利と言う。

そして、宗教を盾に色々と騒ぐ。

幾ら温厚なドイツ人でもそれはおかしいだろ?と言うのが実情。

「郷に入っては郷に従え」

そんな気持ちなんだろう、納得できる。


アジア系も良くはないイメージだ。

ドイツでは、アジア系の女性と結婚したドイツ人男性は、

人格に問題があるか、負け犬と言われる程だ。

どの国でも一定数居るのだが、

タイやフィリピンと言った開発途上国、大体これらの国は物価が安い

ここで見向きもされないおっさんが金で若い子と結婚する。

または、風俗通いで、出来ちゃった婚もあったりする。

勿論、恋愛の末…もいると思うが、少数だろう。

それ程、このカップルは印象が悪い。

ドイツ人は他国でドイツ人の評価を下げる輩を恥だと感じる国民だ。

ドイツ人としての誇りから来るものだと思う。

納得だ、どう見ても誇れる行動ではない。


最近の日本人もそういう人たちが多いから、凄く嫌な物だ。

海外に行って、現地の人に迷惑かける人やその国のマナーや風習等理解しないで行く人等、言い出したらキリが無いが、海外に行くのなら、日本人として恥じない行動をして欲しいといつも思う。


授業は3時間。

延々と教科書を進めるだけ。

時々、読んだり、会話をする。

ハッキリ言おう、つまらない…

僕が鬱病だからなのかは分からないけど、凄く辛い。

勉強嫌いになりそうな位、辛かった。

思い通りに覚えられない、やる気がない、興味がない。

慣れればどうにかなるだろうと思っていたが、そう簡単では無かった。

そして、授業が終われば、家に帰り、宿題をする。

そんな毎日が始まろうとしていた。


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何処の国に行っても、差別はありますね

20年前の中国ですが、日本人のヘイト値はマックスでしたねー

反日教育で、多感なティーン、日本人だからで殴り合いが良くありました。

昔からですけど、国の隣国とは殆ど仲が悪いって言いますからね。


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