ドイツの田舎で鬱病治療を受けている人の日常

ゆにすた

第1話:何故僕はドイツへ行ったのか

突然ですが、僕の嫁さんはドイツ人で娘もドイツ人だ。

僕は日本人だが、日本では教育を殆ど受けてない以外は普通な人だ。

ドイツには配偶者ビザで僕はドイツに今現在も住んでいる。


ドイツへ何故行ったのかを話す前に、僕のバックグラウンドを書きたいと思います。


まず、嫁さんとの出会い。

2016年、出会いはネットで、出会った当初は、嫁さんはドイツ在住でしたが、

2017年に嫁さんが日本へワーキングホリデーで来て、

交際して、同居して、結婚し、娘が出来た。


僕が鬱病になったのは2018年だ。

2018年は僕にとって、変化が多かった年だった。

転職、結婚、出産とライフイベントのバーゲンセールだった。


仕事は楽しかった、組織の仕組みを考えたり、プロセスマネージメント等を提案したりして毎日忙しかったが、結果が出ていて、充実してた。

嫁さんとの結婚も幸せだった。

美人(個人的)で少し気が強いが、ユーモアと優しさもあって、

僕には勿体ない位、凄く良い女性だ。

娘もカワイイ、と言うか、将来を心配する位カワイイ、ハーフすげぇ。

裏山とはこの事か!!「娘はやらん!!!」っていつか出来る事が楽しみになった。

しかし、僕の心は何故か壊れた。


2018年の夏だった、あの日は雨だった。

いつも通り、朝起きて、タバコを吸い、歯を磨き、服を着替え

玄関のドアを開けた瞬間、

「行きたくない、疲れた」

そんな気持ちになり、頑張ろうと駅まで行ったが、会社を休んだ。

細かい話は省略するが、仕事を辞め、通院し、引きこもった。


食事もせず、ただ布団の中で過ごす。

毎日、布団の中で何故とずっと考えてた。

何故、体が動かない。

何故、上手く行かないのか。

何故、治らないのか。

気が付いたら自殺を考えていた。

僕はもう無理だと。

嫁さんに相談をした、もう辛いんだ、頑張れない、助けてと。


2018年の冬、嫁さんは娘と共に日本へ来てくれた。

嫁さんは僕を見て悲しんでいた。泣きながら僕に謝っていた。

「あの時、貴方を連れてドイツへ行ってたらこんなに事には」

僕は泣きながら

「君にこんな思いをさせてごめんなさい」

と言っていた。

お互い泣き、落ち着き嫁さんはクールに言った

嫁;「貴方をドイツに連れて行く、治療もドイツでだ」

僕:「え?」

嫁:「拒否権はない」

僕:「しかし…」

嫁:「安心しろ、治療費は無料だ」

僕;「ドイツすげぇな」

嫁:「チケットは予約済みだ、さぁ引っ越しの準備して行くぞ」

僕:「でも、収入が無いぞ」

嫁:「大丈夫だ、問題ない、実家で貯蓄有だ」

僕:「なんか申し訳ないんだが…」

嫁:「さっさと治して、ドイツで仕事をすればいい」

僕:「自信がないんだが…」

嫁:「最低賃金の仕事でも生活は出来るから安心しろ」

僕:「分かった…」

これが僕がドイツに移住する事が決まった日だった。


この月に家を引き払い、要らない物を捨て、スーツケース4つに必要な物だけ入れ、

家族一緒に飛行機でドイツへ向かった。


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凄く端折って書いてますが、大体こんな感じでドイツ行が決まりました。

書くと凄く長くなってしまい、ドイツ生活の楽しさとかドイツでの鬱病治療とか書くまで時間がかかるので…すみません


今回の話を要約すると

僕が鬱病になって、嫁さんがドイツから飛んできて、僕をドイツへ移送した。

って感じです。


当時の事を嫁さんと話すと

「あんな無理は二度としたくない」

「新婚パワーだったわ」

「鬱病が治ったら、京都旅行に連れていけ」

とか言われてます。

僕は一生頭が上がりません、はい。


次回はドイツ生活の事を書いていきます。


最後にですが

汚い文章で、分かり辛い部分も有ると思いますが、

読んでくれた方へ、有難う御座います。

それでは、良い一日を


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