第9話ひとり

ひとりで居るのは嫌いじゃない

むしろひとりで居るのは好きな方だそう思っていた

だけど今は純粋に素直に人の温もりを感じる

ありがとうと思う


暖かく包まれる感覚と

不安で、自分を見失いそうになる冷ややかな感覚とが混在する毎日

人は日々戦い過ごしていくのだろうか


自分を信じ、前を向いて生きていく事が難しい人も多いだろう

私もそのひとり

だからひとりでいい、ひとりがいいと思っていた

傷つくくらいならそれでいいと思っていた


だけど、ひとりとは

ひとりで居る事こそ難しく覚悟がいると思う

人は強くもあり、とても弱い生き物

だからこそ様々な困難があったとしても支えあって生きている


誰かを支えよう、守ろうなんて大それた事は言えないけど

寄り添い、支え支えられ共に生きていく

自分に嘘のないそんな生き方をしたいと思う


頑張り過ぎず、気張らず、ありのままで

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