ダメンズ製造機 強く願えば、必ず叶う!

おいもちゃん

1章 33歳で離婚・職もなくす。

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 私の名前は香西好美。現在44歳東京都内のタワーマンションのそこそこ最上階に国際弁護士の主人と二人暮らし。職業は専業主婦毎日充実した生活を送っている。でも、この生活にたどり着くまでに、色んな恋愛・経験・失敗もしました。


 1章 33歳で離婚・職もなくす。


 晴天の霹靂とは突然やってくるものだ。とある晩の事、仕事から主人がいつもより早く帰宅をした。お帰りなさい。今日は早かったのね。ごめん。まだ夕飯の支度をしてないの 。今すぐ用意するからと言うと、いや、今日は夕飯は良いよ。それよりよっちゃん話したい事があるんだ。私は、毎年行っている年末から年始にかけての旅行が無かったので・旅行の話だと思い、わくわくしなを聞いた。で、話ってなに?あの~と凄く言いにくそうに私に話かけてきた。実は折り入って相談なのだけど、俺、よっちゃんとの結婚生活を終わりにしたいんだ。私は、て事は離婚?うんそう。ごめん。私はマジ~てっきり旅行の行先の話と思っていたから、まさか離婚の二文字が出てくるとは・・・あなた何故?理由は?と尋ねると、よっちゃんに落ち度があるとか。嫌いになったとか、そう言った理由じゃあないんだ。僕自身仕事も忙しくて、よっちゃん事もあまり構ってあげられないし、こんな結婚生活じゃあ申し訳なくて・・・でも私は、あなたに対して何一つ不満が無いのだから、このままで良いと思っているし、前から話をしているように、二人の間に子供でもいれば、私自身も忙しくなるし 、お互いが忙しくなるから早く子供を作ろうって。ごめん。それが嫌なんだよ。僕は正直言って子供が苦手で、仕事が忙しくて余裕が無く、疲れて帰って来て、家に子供がいる話生活なんて、考えられないというか、耐えれないんだ。よっちゃんにも八つ当たりをしそうだし・・・と言われたが。主人の本心は違うと思った。私は気づかないふりをして毎日を過ごして来たが、主人は浮気をしている。

 それも若い25歳以下の女の子だ。しかも決まった人ではなく、複数いてる。私が結婚した年齢も25歳、現在33歳もう賞味期限が切れたのだ。そう主人は若い女の子しか興味がないのだ。33歳、主人の中での私の賞味期限が切れたのだと私は思った。でもここで離婚をあっさりと受け入れることは出来ない

 。だって主婦という職を無くすという事は、無職になるという事、就職先を探さないとダメという事になる。それは避けたいので、主人に、あなたの言いたい事は解った。少し考えさせてほしい。と言ってリビングを出た。やばい事になったわ~。どうしよう。子供が欲しかったのは、本当の事だけど、何よりも無職になるのはちょっとね~。私は結婚という一番安定した仕事だからこそ、大抵の事に目を瞑っていたのに・・・困った何か良い策を考えないと。一度友達に相談してみよう!

 今日は、深く考えないで寝よう。だってお肌に悪いし、考えると老化が早くなるしね。

 早速次の日の夜に仲の良い友達の一人、森山京子にメールを入れた。内容は、ヤバイ!昨日主人に離婚を切り出された。無職になるよ~どうしたら良いかな?御知恵を拝借したいと。森山京子(京ちゃん)は某商社の経理課で働いている。見た感じは凄く清楚な感じがするが、見た目とは違い破天荒な生き方をしている。少ない友達の中でもかなり親しくしている友達の一人だ。京ちゃん仕事が忙しいし、直ぐには返信が無いと思ったので、後二人にも同じ内容のメールを送った。その内の一人は私の一つ年下の幼馴染の二階堂裕子(裕ちゃん)彼女は早くに父親を亡くし、姉と一緒に仕事をついでいる。背が高くかなりの美人で、遊びに行くと毎回モデルに間違えられるぐらいの美貌の持ち主。最後の一人は、その裕ちゃんの会社の取引先の北川恵美。(恵美ちゃん)彼女は若い頃から、裕ちゃんの遊びの英才教育を受けている三つ年下の友達だ。早速その二人の内の一人、恵美ちゃんからメールの返信が来た。え~何かバレタの?それとも、旦那さんに女が出来たの

(笑い)と返信が来た。私は、何もバレテないし、主人には元々女がいてるしね。多分私の賞味期限が切れたのよ(涙)取りあえず、相談したいから、4人で集まりたいのだけど

 いつ予定が空いてる?了解です。明日裕ちゃんに聞いてメールしますね。と返事がた。今晩は寝ようと思い、ベットに入った。(勿論夫婦寝室は別である。)

 次の日、昨晩の出来事が何も無かったように、お互い、いつもと変わらぬ朝が始まった

 。朝食を作り主人を送り出し、掃除・洗濯をした。本当にいつもと変わらない朝、何故離婚しないとダメなのか理由が理解出来ない

。主人の女癖の悪さで今まで文句一つ言った事が無いし、家事もちゃんとしているし、ここ最近はクラブ活動(夜遊び)も控えているのに・・・ま、今1人で考えていても仕方がないので、大好きなアーティストのDVDでも観て。友達からの連絡を待とうと思った。

 お昼が廻った頃に。京ちゃんから連絡が来た。よっちゃんそれは一大事ね!4人で緊急会議を開かないと。私は今週末なら大丈夫よ

 。了解です。裕ちゃん達に聞いてみるね。裕ちゃん・恵美ちゃん今週末は空いてるかな?

 京ちゃん&私は大丈夫なのだけど・・・直ぐに私も恵美ちゃんも大丈夫ですよ。と返事が来た。じゅあいつもものお店で19時ね。予約を入れておくね!と返信をした。こんな近日中に会議が出来るなんて、神様は私を見捨てていないと思い。夕方にいつものスペイン料理のお店に予約をいれた。会議当日。いつもの久しぶりにいつものメンバーが集まった。

 最初はお互いの近況報告を兼ねて食事をした。お酒も2杯目に差し掛かったころに、裕ちゃんが。で、よっちゃん一体どうなってるの?と話を切り出してくれた。そうなのよね

 突然離婚を切り出されてさ~理由は何?と聞かれたので、私の賞味期限切れ。多分・・

 嘘~と三人声を揃えて叫んだ。シ~他の人に聞かれたら恥ずかしいから、静かに話してよ。解った。でも賞味期限切れって。

 これからどうするの?なるべくなら離婚はしたくないけれど。普段何も言わない主人が言い出したって事は、腹は決まってると思うのよ。でもよっちゃん、離婚をすると職を探さないとダメになるよ。よっちゃん働けるの?と京ちゃんに言われた。すると残りの二人も同時に頷いた。そこなのよ。離婚はしてもいいけど・働きたくないのよ。如何すればいいか集まってもらったのよ。そうだね~莫大な慰謝料を提示するか、でもよっちゃんの旦那さんお金くれるかな~と恵美ちゃんが言った。それは無理かもよ。額が多かったら弁護士を立てるとか言われたら、当初に提示した金額より、かなり少ない額になる可能性も高いから、旦那さんが、毎月支払える金額を提示したら?例えば毎月の家賃と生活費の一部とかはどうかな?と裕ちゃんが言ってきた。それが良いかも!弁護士が入れば色々と調べられるし。よっちゃん夜遊び&メンズとのデートもバレル可能性が高いから、逆に不利になるかもよ~と笑いながら京ちゃんが言った。それはまずいと私はおもったので、じゃあ京ちゃんの意見を参考にし、明日にでも主人に言ってみるね。今日は忙しいのに集まってくれて有難う。助かりました。これで私の話はおしまい。ところで、恵美ちゃんは、最近御新規さん加入したのかな?私達の会話の御新規さんとは。新しいメンズの事だ。最近は東京の御新規さんが加入したよ。しかも広告代理店の部長さん!と恵美ちゃんが得意げに話を始めた。そうこう話をしているとあっと言う間に時間が過ぎて、会議がお開きとなった。私は帰りの電車で、上手く主人に条件を提示出来るのかを考えながら帰路についた。

 日曜日になり、主人に、家賃と当面の生活費がもらえるのであれば、離婚をしても良いと話をした。主人は少し難しい顔をしたので、これは離婚しないかも、だってお金を払うくらいなら、今まで通りの生活をしていた方が良いかも?とか考えてたりしてと、私は思った。よっちゃん解ったよ。僕も君が働けないのは理解できているし、当面の生活は面倒をみるよ。でも、僕は、よっちゃんが自分の足で生きて行けるようになって欲しいんだと。だから、頑張って社会にでるんだよと言われたので。は~こいつ自分から離婚を良い出しながら、何を言ってるのだ。こういう考え方の奴だって解ったから、良かったわ!もう少し歳を取ってから離婚をされたら、就職先もあまり無いし、メンズにもチヤホヤされなくなるから、この時期で良かったのよ。と自分に言い聞かせ、最初の主人との八年間の結婚生活あっけ無く幕を降ろした。そして、無職になった・・・


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