☆ 2018年6月24日(日)

「おはよう!だよね?そっちは…」

「あのね、気にしないで電話してくれていいよ。いつも私は、楽しんで君と会話してるんだから。」

「色々忙しいから、出られるかどうかは別の話しだけど😐」

「それから、レディの声をからかうようなバカなマネは、もう一生しないよね?もしするようなら、わかってるね?🤬」


(拙い描写で、誠に申し訳ありません。ジョアンナは…彼女は、本当に美しい人です。この日も、本当に美しかった。)

ジョアンナの家族が白昼堂々、ピクニックをして酒を楽しんでいる画像。ジョアンナが野花で作られた冠を、真っ直ぐに梳かされた赤毛の上に載せ、顔を軽く火照らせながら細長いシャンパングラスを口元に運んでいる。

きっとH&Mかどこかの、ファストファッションの物だろう、薄っぺらい花柄のワンピースが、とても様になっている。まさしく、ドレスになっている。


二枚目。余程面白い事があったらしい。Tシャツを託し上げ、腹を見せびらかす男の前で、ジョアンナが白い歯と、冠の葉緑体でより一層栄えた、緑色の瞳を輝かせて、大笑いしている。シャンパングラスは傾き、今にも水色のシュワシュワが溢れそうだ。


三枚目。ジョアンナは大分酔いが回ってきたらしい。フォルクスワーゲンのレジャーシートの上、同い年ぐらいの女と肩と頭で保たれ合いながら、天真爛漫に生きてきた証である青アザを1つ2つ散りばめた、真っ白で細長い脚を伸ばして座り、カメラを真っ直ぐに見詰めている。カメラマンは相当、フェティシズムを理解している人間らしい。ジョアンナの土で汚れた裸足までもが、しっかりとフレームに収まっている。ジョアンナには、土踏まずがある。


四枚目、三枚目の写真の、ジョアンナの顔へのクローズアップ。疲れを訴えているのか、酔いを訴えているのか。少し反抗的な目にも見える。どの様な意図にしろ、これは男を虜にする表情だ。


「見て!ミッドサマー!これ、夜なんだよ。日本と全然違うでしょ?」

「お兄ちゃんのティムと、妹のマリア!この、お花の冠が私と、友達のフィリッパ!」


「何そのシャレた色したアルコール?絶対楽しいじゃん。ジェラシー😩」

「その花柄のドレスも、ちょーカワイイね。君とフィリッパの脚に挟まれて死にたいよ。マジで。」


「うーん🤔 親愛なるイトコの頼みなら、叶えてあげたい気もするなー。」

「ちょっと酔っ払ってるし。」


「え、まじぃ🤩🤩」


「うぇー、そんなわけないじゃん😜」

「興奮した?」

「ちょっと焦らしてみたかったんだ。かわいいイトコを🤪」


「最悪。神聖なる図書館のwi-fiを無駄遣いしたわ。もー授業行く。」

「また後で🙄」


「怒んないでよ。今晩は、君の電話、出てあげれるから。」

「イビキまで聞いてあげるよ、今日はバイトないの😎」

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