第3話

鶴末が来て、TERAーとの戦闘が膠着状態にありTERAーを人間で相手にするのはほぼ不可能に近い。だが、LASのように地獄の訓練を果たした人間はどうだ?常人とはかけ離れた体力と力を持ち特殊な装備をした人間ならTERAーを1人で戦うのは困難ではあるが、出来ないことは無い。


鶴末は、TERAーとの1体1の戦闘は初めてだった。TERAーとの戦闘では4~5人での戦闘が主流だった。1体1での戦闘では困難な上、場合には死ぬ事態も有り得る為、数人で行動を共にする。


「スピードが早い、何より……当たったら、大怪我じゃ済まなさそう……」

攻撃なるべく避けながら、間合いを取って攻めこむも、TERAーのスピードが早いせいか攻めるのに、苦労をする。


「くそ!……早くて攻撃が当たらない…」と鶴末は、不意を突かれ大ぶりの一撃をもろにくらい、建物に目掛け吹っ飛んだ。そして、意識が

朦朧とする。


その時、鶴末はLASの訓練を思い出す。この時は、過酷な上思い出したくなくても思い出してしまう。


初日の訓練内容は東京都23区の周りをランニングを完走する。次に、1.5キロのコンクリートブロックを背中にのせ腕立て伏せ100回終わったら1分だけ休憩し、又ブロックを増やして続けるそれを一日中やる。その次は、自衛隊のレンジャー隊と組手をする。レンジャー隊と組手をする時、蹴りやパンチが本気な成果、大怪我を負わせられる、しかも訓練に参加した人達もボコボコにされてて訓練から離脱する人も少なくはなかった。そして、次の訓練は拷問や尋問を耐える訓練、自衛隊員の人達も容赦なく尋問してくるし拷問なんか精神を追い詰めるような事もしてくる。それの繰り返し、これを1ヶ月も耐え続けてきた人は、俺を含め11人だった。


「苦しかった日々が続いたから、諦めずに戦えたのかもな。」と過去の訓練を思い返し、ここで死ねないという思いが芽生えた。


「もし俺や仲間が死ねば、俺達と同じような兵士が増えてくる一方だ!そして、個々で喰い止めなければeriga-の情報も迷宮入りのままだ!」

とボロボロな身体を起こしTERAーに向かう。


しかしTERAーとの戦闘では長く続く一方で長く続くようだと不利になる。鶴末の状態は、背中を強打をしてる程度で済んだが、それでも戦うのも難しいと悩んでるその時に、


「遅れた!」

と後から来た。黒野と松岡と暁だった。

暁は、瀕死の状態の4人を手当てしに向かう。

4人の状態は、衝撃波の勢いで割れた硝子の破片と大きめな石ころを喰らってる為、身体のアチコチが刺さった破片と脱臼した部分を手当てを行ってる。


「刺さった破片は取り除いた。脱臼部分は鎮痛剤を打っておいてあと動かさないように包帯とかで巻いておいたからなるべく無理な動きは禁物あとは此方に任せておいてね。」と4人の応急処置を施し安全地帯へと移動させといた。


暁は、民間人が怪我してる所へ、移動した。

残りの3人は、TERAーとの戦闘へ集中する。黒野は、自前の合気道と剣道で身に付けた経験でTERAーに対抗。松岡は、特殊部隊の時代で経験をした射撃力で対抗。


「くっ、コイツ硬い!!まるで岩みたいに」


「特殊弾は、何とか響いてるが硬い鱗のせいで難しい……このまま続くと弾が持たないし…泥試合になるぞ」


「くっそ、どうすれば……」

と悩んでる時に、インパクト!っていう掛け声が聞こえ、TERAーの背後で爆発が起こりその威力でTERAー姿勢を崩した。


「お待たせ…」とライフルを持った。天川だった。


「天川、今の爆発は?」とキョトンとすると天川はドヤる天川


「それは、これ【G-btm弾】」


◇◇◇


G-btm弾は、身体中の温度の熱量で爆発の威力が増す特殊弾の1つ、対TERAー専用で使われる。


LASの使ってる特殊弾の威力としては、幅20cmのコンクリートの壁を6枚貫通する威力である。


ショットガンやハンドガンは3~4枚


スナイパーライフルは10枚

TERAーの鱗を貫通しやすくつくられている為

高威力な武器が必要である。


◇ ◇ ◇


G-bm弾を喰らったTERAーは体半分爆発で吹っ飛んでおり再生しにくくなっておる状況で天川はTERAー弱点を見破る。


「このTERAーの弱点……熱」


と鶴末を含む3人に伝え、G-bm弾を3人に手渡しそして天川含む。4人でTERAーを包囲しG-btm弾を打ち込みデカい爆発が起こり、TERAーの1部の破片が飛び散らかる。


しかし、まだ消滅とまでは至らなかった。TERAーは惜しくも再生し続けようとするがG-btm弾は試作品な為、4人で打ち込んだので最後だった。


「ここで…終わりか」と悔しがる鶴末他の皆も策を練ようとしても熱を吸収するガジェットは持ってない。


そこで


「やれやれ、ここにいたのか〜」と少年のような声が聞こえた。その少年は空に浮かんでいた。

見た目は、中性的で服装は上はセーラー服の下は短パンを履いていた。


その少年はゆっくりと地上に降りていき鶴松達の所へ降りた。


「やぁ、初めまして。LASの皆さん。」と不適な笑顔を浮かべ挨拶をする。後ろにいるTERAー の警戒は一切しない。


TERAーは嘆く体の再生が遅く苦しみながら嘆く

そして、少年は不快な顔をする


「うるせえな〜」と右手を上げ指パッチンをする。すると、TERAーの体が段々と膨らみ始めた段々と膨張し続けるその後限界に近づいたせいかTERAーの体は爆発した。肉片が散らばり跡形も無くなった。 少年はご満悦な顔を浮かべる


「フー、やっとうるさいのが消えた……どーも初めまして、僕はeriga-幹部、道化師(ピエロ)です。」

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Risingfuture第零番隊特殊作戦部隊 ヒバナ @mwjd

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