第7話 一冊目、出版成功! 課題はまだあるけれど

おおおおおおお!

売ってる! 本当に私の本がKindleストアで取り扱われてる!


やってみると感動しちゃうなあ。


で、具体的にどうやってKindle本を出版したかを書いていきます。

まず、前章で書きましたが、兎にも角にもKDPアカウントを取得する。頑張って入力項目を埋めていく。


「アカウント情報が不完全です」というAmazon側からのメッセージが表示されなくなったら、次に進みます。


KDPの最初のページにタイトルの新規作成画面から大きな+と共に、「電子書籍または有料マンガ-新しい電子書籍を作成して~(中略)~登録することが出来ます-」という項目があるのでそこをクリックします。


まずは「Kindle本の詳細」の空欄を埋めていきます。


言語、本のタイトル、タイトルのフリガナ、ローマ字タイトルをいれて先に進みます。(オプションでサブタイトルなんかも入れられます)


私は↓のように入れていきました。

本のタイトル

「怪異に好まれる 少しの希望と沢山の絶望」

タイトルのフリガナ

「カイイニコノマレル スコシノキボウトタクサンノゼツボウ」

ローマ字

「The gift of being liked by strange and more」



レーベルは入れるか迷いましたが、私は「真世文庫」と入れました。

これもフリガナとローマ字フリガナを入れる。

私は↓のように入れていきました。


レーベル (オプション)

「真世文庫」

レーベルのフリガナ (カタカナ) (オプション)

「マヨブンコ」

レーベル (ローマ字) (オプション)

「MAYOBUNKO」


版は空欄で。


著者欄にペンネーム、フリガナ、ローマ字フリガナを入力する。


私は↓のように入れていきました。


主な著者等

「福井 真世」

「フクイ マヨ」

「MAYO FUKUI」


内容紹介にあらすじを入れる。

私は↓のように入れていきました。


「怪異に好まれる男

クーラーのきいた部屋で調べを受ける男が語り始める。「私があの女の奇妙さに気付いたのは彼女の笑い声が聞こえてきたからでした」……怪異に好まれる男を描いた、珠玉の短編ホラー小説。


少しの希望と沢山の絶望

毎日、精神科デイケアに通う戸張佳枝は、自分を社会的な生産性のない存在だと感じ、言いようのない鬱屈を抱えていた。そんな佳枝には誰にも言えないがはまっているものがあった。それは、「ゆっくり虐待」という現実には存在しない「ゆっくり」を虐待するという過激な創作ジャンルだった。そんな佳枝にある日、就労のチャンスがめぐってくるが……。


事実をベースにしながらもフィクションをふんだんに盛り込んだ、ハーフノンフィクションとでもいうべき作品。」


と、入力しました。(自分で珠玉とか入れるの若干、いやかなり恥ずかしいけれど)


出版に関して必要な権利には私は著作権者であり~を選択。


続いて、キーワードとカテゴリーを入力します。(カテゴリーは選択制)


私は↓のように入力しました。

・ホラー

・短編

・ノンフィクション

・中編

・フィクション

・ハーフノンフィクション

・ハーフエッセイ


カテゴリーは↓の2つを選択

・ノンフィクション > セルフヘルプ > 不安症、恐怖症

・フィクション > ホラー


続いて、成人向けコンテンツ (18 歳未満には不適切な内容が含まれている)か否かについての選択肢がでます。


私は、成人向けコンテンツではない、にチェック。

年齢範囲は特に指定しませんでした。


続いて「Kindle本のコンテンツ」を埋めて、本の情報をアップロードしていきます。


デジタル著作権管理 (DRM)

この Kindle 本の DRM を有効にするかどうか選択を迫られます。


説明によると


デジタル著作権管理 (DRM) は、本の Kindle ファイルの不正配布を防ぐためのテクノロジーです。著者によっては、読者に作品を積極的に広めてほしいという考えから、本に DRM を適用しない場合もあります。DRM を有効にしても、読者はその本を他の人に短期間貸したり、他の人への贈り物用に Kindle ストアから購入したりできます。 重要: いったん本を出版すると、その本の DRM 設定を変更することはできません。


ということらしいです。コピペ防止策とかされるのかな?


私は「はい」にしました。


続いてページを読む方向を選びます。私の場合、縦書きで、文庫本のように読んでほしかったので、右から左を選択しました。


で、下に画面をスクロールすると「電子書籍の原稿をアップロード」ボタンが出てきます。Kindle 本に推奨される形式: docx、EPUB、KPF。とあって、ちゃんとWordファイルの形式をカバーしてくれているのがわかります。


ここで一旦、深呼吸。


原稿のWordファイルを開き、一度読み直して、誤字脱字がないかチェックします。(あと、縦書きで出版したい人は、ページ設定を縦書きにすることも忘れずに。なお、最初横書きで書いていて、縦書きにすると数字が横になっちゃったり変な表示になったりすることがあるので、見直しは必須です)

ここまで原稿のWordファイルは「Kindle原稿.docx」という名前でしたが、名前を「main.docx」に変更しました。日本語のファイル名だとバグの原因になるので、英語のファイル名にしたのです。


main.docxをアップロードし、画面を下にスクロールすると、Kindle本の表紙をアップロードを促すボタンがありますので、事前に作っておいた表紙画像(page.jpegと、これも英語のファイル名にしました)をアップロードします。


この状態でしばらく待つと

原稿 (main.docx) を正常にアップロードしました

という表示と

表紙のアップロードに成功しました。

という表示が出ました。


それからまた画面を下にスクロールすると、オンライン プレビューアーがあります。


ここでプレビューアーを起動させて、本の内容がバグってないかオンライン上でチェックします。

うん、表紙もちゃんとしているし、文章もきちんと縦書きになっているし、OK!

(あと、ダウンロードして、PCにインストールする形式のプレビューアーもあるにはあるんですが、不完全で使い物になりませんでした)


とはいえ、プレビューアー重いので内容の完全なチェックには向きません。体裁が整っているかどうかのチェックにはいいのですけれど。


Kindle 電子書籍 ISBNあたりは全部、無記入で先に進みます。


次にいよいよKindle本の価格設定に進みます。


KDPセレクトへの登録をし、出版地域は「全世界」を選択し、

ロイヤリティと価格設定では、ロイヤリティプランを70%、価格を500円(JPY)に設定しました。


税抜き価格や配信コスト、ロイヤリティはAmazon側で勝手に計算してくれます。


で、最後に、画面をスクロールすると一番下に出てくるボタン

「Kindle本を出版」をクリックします。


そうすると、すべての手続きが終わり、KDPのトップページに本が無事追加されました。


最初は「出版準備中」となっていますが、私の場合、24時間経たない間に「販売中」になりました。(最大で72時間かかるらしいです)


なお、出版されると(ステータスが販売中になると)、Amazonアカウントの連絡先(E-mail)宛に無事に出版された旨のメールが届きます。なので、画面をじぃっと見つめてまだかまだかと固唾をのんで見守る必要はありません。


で、ついに出版されたのですが、課題がいくつか。


・ネットで「本のタイトル」「福井真世」で検索してもKindle本のページが出てこない。(多分、検索に引っかかるのには時間がかかる)

・勢いあまって出版したけれど、まだ目次とあとがき作ってない

(8月23日の時点で。8月26日現在、売っているものにはちゃんと目次とあとがき、ついでに感想を送るフォームのアドレスも載っています。改訂しました)

・著者の紹介ページがまっさら。


さて、どうするか。

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