御調さんとのコラボ 茨姫の凱旋
◆茨姫の凱旋
https://kakuyomu.jp/works/1177354054893678360
◆はじまり
元々 #いいねした人をイメージしてシナリオタイトルを作る というTwitterのタグで御調さんがネタをくれたのが始まりです。
御調さん
『茨姫の凱旋』(@violetsnake206_)
生来の呪いにより疎まれ隔離されていた彼女は、16歳の誕生日を以てその生涯を終える筈だった。何の間違いか生き残ってしまった彼女は未だ消えぬ呪いを引っ提げ、人生を取り戻すために踏み出した。
これが一月のツイート。
なんかファンタジーっぽいし、茨姫っておとぎ話オマージュで書けそうじゃない???と思っていたのですが、めちゃくちゃ難しかったです。
すごい良いあらすじなので絶対なんとかしたい……と思いながら設定とあらすじガチャを回す日々
◆ネタ1 2020年1月28日 20:23 最終更新
『茨姫の凱旋』
生来の呪いにより疎まれ隔離されていた彼女は、16歳の誕生日を以てその生涯を終える筈だった。何の間違いか生き残ってしまった彼女は未だ消えぬ呪いを引っ提げ、人生を取り戻すために踏み出した
ソーン主人公
魔法の祝福が得られない薔薇の花の痣が手の甲にある。
祝福されない子と勘違いされ、生まれてすぐに隔離され、特別な塔で一人で暮らしている。
16歳(成人)になった時に薔薇の精霊の声を聞き、妖精の世界と人間の世界の架け橋になる子
アルバ
白薔薇の妖精。男。
王も王妃も実は娘のことは愛しているが魔女にそそのかされていた。
時々勉強を教えに来ていた使用人は実は王と王妃だった。
茨姫「私は魔法の祝福を得られない。呪われた子なの」
妖精「私は祝福を与えに来たのよ。貴女は特別な子供。手の印がその証だわ」
妖精「ねぇ…あなたが綺麗な薔薇をお城のてっぺんで咲かせるの。そうするとね、もうひとりの本当の私があなたを迎えに来れるのよ」
茨姫「無理だよ。だって魔法なんてつかったことないもん」
妖精「無理だって諦めてたら出来ることも出来ないわ。自信をもって茨姫、貴女は私たちに愛された大切な子だから」
妖精「このままだと貴女は死んでしまうわ。でも、一足早かった。私が身代わりになるわ。だから貴女はこのまま逃げなさい」
「せっかく生き残ったのに何故わざわざあの城へ戻る?」
「大切な友達との約束したのを思い出したの。私は、茨姫だから…」
誕生日、成人の儀を行うときに祝福の子と妖精が出会い、番になる
番になるために妖精の世界からやってきた妖精を捉えて力を奪えば、自分は女王になれると思った魔女は王と王妃をそそのかして茨姫を呪われた子供にしたてあげて、成人の儀のときに茨姫を処刑すべきだと進言する。
約束→成人の儀で現れた妖精は魔女の策略に気が付く。魔女からの一撃を躱し、魔力の大半を使って茨姫と自分を妖精の通り道へねじ込んで逃げる。
妖精の通り道を人間が使った副作用?で茨姫は記憶を失っていた。
薔薇の妖精は回復のために人間の姿になって魔力を温存することにした。最後の魔力で身寄りのない老婆の家の一人息子という記憶を老婆に植え付ける。
魔女が精霊の加護を失った王冠と王杓を奪い、王だけが操れる茨で茨で閉ざした
記憶を思い出すきっかけ
・茨姫を見て「許してくれ」と命乞いをする人間→ボロボロに敗れた旗に書いてあった薔薇と蜻蛉の羽の紋章
思い出した茨姫は城に旅立つ
母親の姉でもある魔女が親をそそのかした犯人だとわかる。
魔女は茨姫を追い出した後国を乗っ取った。
呪いは茨姫の国を守る妖精からのギフトで忌まわしい力ではないと知る
レジスタンスを味方につけた姫が茨に包まれた城を開放
魔女をやっつけて玉座に戻る
呪いの内容は?
薔薇の花型の痣がある。髪の毛が茨のツル(髪が伸びると先端が絡まりあうようにくっついて棘の生えた茨のようになる。自分の意志で動かせる)
痣を持つものは神から祝福された証。人と妖精の架け橋になり、国を繁栄させる。王や国民の勤勉さが妖精の国に届いた印
一般的な魔法(火や水を操る・傷を癒す・ものを浮かばせる)を使えない。
魔法を使えない代わりに、魔法をかき消すことが出来る。でも魔法を姫相手に使う人はいなかったので判明しなかった
うその内容
薔薇の痣を持つものは呪われた子。
邪悪なる存在と心を通わせ、人を堕落させ民を狂わせる。王の治世が悪い証拠。だから祝福を得られず魔法を使えない。
なんで嘘を教えることができたの?
王妃の姉の言うことを疑う人がいなかったから(姉が事前に自分以外の魔法使いを城下町から追い出していた)
姉魔女は妹を妬んでいて清らかな魂ではなかったので、薔薇の精霊の加護がある王冠と王杓に触れることができなかった
茨姫を追放して城が茨に包まれた→精霊の加護が弱まり、清らかではなくても王冠と王杓に触れるようになった。
動機
妹はなんでもできてうらやましかったから。
小さなころから妹より劣っているといわれていた姉は魔法を勉強していた。古い書物を読んで祝福の娘のことを知っていた。
祝福の子が生まれた時に姉魔女は書物を焼いて自分以外の魔法使いを全員追放した。
追放の理由は呪われた子が生まれたのは邪悪な魔法使いが城にいるからだみたいな超雑な理由。
妹は自分が姉に代わって王妃になってしまった負い目があるので姉に甘かった。
記憶を失ってる間
薔薇の国から離れた辺境の村にいたソーンと、魔力を失った花の精霊
花の精霊は残った魔力で村の人になりすます
茨姫は呪われているが村に害はないと領主様が言ったおかげでひっそりと平穏に暮らしている
最近の税が重いと村の人が言ってる
領主と村人の仲は良い
領主の屋敷に王家からの取り立てが来る
村の人々を守るために税はこれ以上出せないと言った領主に王家から来た兵士が困り果てた顔になる
翌日、竜を従えた別の兵士が村にやってくる
困り果てていた兵士が止めようとするけど竜に乗った兵士は竜を領主にけしかける
領主に飛びかかろうとした竜が吐いたブレスをソーンがかきけす
驚く村人
命乞いをする兵士
兵士はソーンの顔と手の甲にある痣を見て顔を青ざめさせる
「茨姫…い、生きておられたのか…」
逃げる竜騎士。
困り顔をした兵士を捕まえていろいろ聞く
茨姫は、兵士が持っていた昔の国旗を見て記憶を取り戻す
「城が茨で閉じられてから、王と王妃は閉じ込められ、王妃の姉が女王になった」
「城が茨で閉じられたのは、呪われた子を産んだお前たちを赦さないという精霊の怒りだ。怒りを解くためには死ぬまで閉じ込められて反省するしかないと魔女は言う」
「女王は好き放題していていろいろな村に重い税を課している」
「古い魔法使いが町を訪れた時に驚いていた。理由を話すと魔法使いは手に薔薇の印を持つ娘は妖精から祝福を得た子だと教えてくれた。祝福を得た子を殺してしまうとは恐ろしいことを…と言って出ていった」
「王だけは助けられ、王は王妃を救うため、娘の仇討ちをするためにレジスタンスとして魔女と戦っている」
ソーンは国に戻ることを決める
花の精霊が記憶を取り戻す
手を取り合う花の精霊とソーン
王とソーンの再開ソーンへの懺悔
王を見てソーンは気が付く。王が優しくしてくれた使用人の一人だったことを。
魔女vsレジスタンス
ソーンが魔女の魔法を全部無効化する。
魔女が知っていたのは祝福の子が魔法を使えないというだけで魔法を無効化することは知らなかった
ソーンの持っていたレイピアが魔女の心臓を突き刺す
魔女は死んで茨が消える
城の天守閣?に薔薇が咲く
薔薇の妖精が現れる
平和になる
何かの拍子に異世界転生して現代に来るのも良いのでは?
◆思い出
とりあえずここまで書いてなんとかするかーとなったんですけど、結局名前くらいしかひきついでないですねこれ。
ええーいだめだだめだ!筆が進まない!これじゃない!と捻った結果ネタ2に行きます
◆ネタ2 2020年2月15日 13:24 最終更新
ラプンツェル+茨姫
茨姫は赤ちゃんの頃魔女にさらわれた
魔女がさらった子は、伸びた部分の髪が茨になる呪われた子だった
魔女は子供を醜いと感じ殺そうとしたが、母親の体の中にいたときに得た良い魔女たちの祝福で16歳の成人になるまで何をしても幸運が起きて助かってしまう
魔女は仕方なく茨姫を隔離して成人までは生かすことにした
茨姫の成人祝いに糸車をプレゼントする魔女
糸車の針には毒があり、それに刺されると死ぬはず
糸車に触れようとする茨姫を見守る魔女
しかし、茨姫の加護はギリギリ数分残っていた
幸運が起き、突風で倒れた糸車の針が刺さり死ぬ魔女
魔女が死んだことで茨姫は自分の出生の秘密を知る
呪われた彼女は、自分の生まれた地を見たいと閉じ込められていた塔から踏み出す
呪いとは
二つ合わさると呪いを抱えたままでも被害が減るものが良い
伸び続けた茨に影響して植物が育ち建物を侵してしまう呪い
薔薇の美しさを目立たせるために植物を枯らしてしまう性質
茨姫といると植物が育ちすぎなくなる
茨姫が育ったのはとある王国だった
姫がいなくなった後の王国→善き魔女たちの予言で姫は生きているといわれていたのでそれを信じた王と王妃は「呪われた子供でもいいから帰ってきてほしい」という願いを込めて城に茨を植えている
死んだはずの魔女の魔力が邪な竜に変化し、城を襲う
帰ってきた茨姫と薔薇の精の活躍で竜を倒す
凱旋エンド
◆よーし書き始めるぞ!
「お母様、わたしはどうして外に出てはいけないのかしら?あんなにお外は明るくて、危険なんてないみたい」
「あんたのその茨はね、呪われていて人に害を与えるんだ。だからこの塔から出てはいけないよ。外になんて出たら呪われた子供のあんたなんて王国の兵士に見つかって殺されちまうんだからね」
「でもでも…わたしはとっても暇で死んでしまいそうだわ」
「生きているだけでも感謝しないといけないよ。あんたが成人になったらいいものを贈ってあげよう。それまでは大人しくここにいておくれ。あんたみたいに伸びた髪が茨になっちまう呪われた子供は存在してはいけないんだ」
花の都と呼ばれるペトルガルド王国から幾つもの森と谷を越えた場所で、高く高くそびえた石造りの塔には、一人の少女が住んでいた。
周りには不気味な森と湖があるが、近くに村すらないこの塔に近づいてくるものはめったにいない。
何故ならその森には魔女が住んでいて、森に足を踏み入れると塔に張り巡らされた呪いの茨に刺されて殺されるという話が広まっているからだ。
カラスに変身した魔女は塔の最上階に誂えた粗末な部屋の小窓から部屋に入っていく。
部屋中に伸び切った茨に触れないようにしながら数日ぶりの食事を運ぶ魔女は、外に出たいという少女に声を潜めて言い聞かせる。
「呪われた子供…あんたは外に出てはいけないよ」
少女は魔女の子供ではなかった。そんな呪われた少女をこの魔女が育てているには理由がある。
それは、茨の少女にかけられたいくつかのまじないが原因だった。
ダメでした
◆思い出2
おとぎ話とおとぎ話をガッチャンコさせればいいのではーーー???と思い立った葉いいけど、しっくりこなくて下書きまで進まなかったやつ。
3万字くらいになるかなーとか思っていたけど没になりました。
◆ネタ3 2020年4月9日 23:51 最終更新
「やぁっっと帰ってきてやったぜ。故郷になぁ」
伸びっぱなしの髪の毛を引きずるようにして、その女は玉座に座って死んでいる王の体を蹴飛ばした。
「凱旋っていうのか?合ってるか?」
キョロキョロとあたりを見回し、自らの前でおびえた目をしている兵士を見つけた女は大きな目を皿のように見開いてニタニタと笑う。
彼女の髪先はうねうねと別の生き物のように床を這い、玉座の下に転がった王だったものを締め上げて持ち上げた。
「残念なことに学はないんだ。あんたらが私を閉じ込めてくれていたお陰でなぁ」
王だったものを締め上げていた金色の髪の毛は徐々に色を失うと褐色の枯れた茨のようになる。鋭く尖ったトゲが王の死体をさらに傷つける様子に兵士は耐えられなかったのか目をそらす。
「おいお前」
べしゃりと王の死体を壁に叩き付けた女は、ツカツカと兵士の前までやってくると彼の顎を細い指でつかんで持ち上げた。
「私の母様はどこにいるか知っているか?」
「は、母親…?」
「王が子を孕ませた女魔法使いがいるだろう?」
「その哀れな女のことなら僕が知っているよ」
「あ?」
「茨姫…まさか戻ってくるとはな」
「きひひ…その名前を知ってるってことは…私の敵だな」
「さぁね」
漆黒の薔薇を模した飾りが誂えてある
刀身には茨のような装飾が施してあるため実戦用ではなく儀式などで使うもののような印象を受ける華美な剣を茨姫は鋭く前に突き出した。
風を切る音と共に男が身につけていたマントがビッと音を立てて裂ける。
さらに何度も茨姫は剣を素早く突き出し、男はそれを紙一重でよけるが、最後の一撃は頬を掠めたようで美しい白磁のような肌に一筋、真っ赤な傷跡が走る。
◆思い出3
なんかこう……やってみたらいけるのでは???と思ったけどしっくりこなくてこれも没にしました。
でもいいよねやさぐれた女主人公
◆ネタ4 2020年6月9日 01:01 最終更新
茨姫
右目と心臓の位置に赤い薔薇の花
金色の髪 翡翠の瞳
白い肌
身体に咲いた薔薇の花から伸びた茨のツルが身体のあちこちに巻き付いている
呪われている姫
処刑されそうになる
目と心臓の花が開いて城中を呪い殺そうとした
森の魔女が茨姫が後悔しないように、命を犠牲にして死ぬはずだった人を眠りに落とした
悲しんだ茨姫は城を茨に包んで姿を消した
茨姫の伝説は形を変えた
姫の生誕祭に招かれなかった魔女が姫を呪った。
呪いを避けるために別の魔女が命を犠牲にして呪いを和らげた
姫が成人を迎える年に呪いは発動した。
姫は眠りに落ちて城は茨に包まれた
呪いの魔女は茨の森に住みついて、茨の城の呪いを解くものが来ないか監視している
魔女→茨姫
勇者が来て茨の呪いを解く
凱旋
城の呪いは解けるけど、姫の身体は呪われたままがいい
◆思い出4
やっぱり呪いはあり続けて欲しいよなーというのと、目に見えてわかる呪いには拘っている生き物。
伝承と事実が変わる。魔女は姫だったあたり、多分嘘つき姫と盲目王子をプレイした影響が出ているのでは無いでしょうか(あの作品の魔女は別に姫ではないのですが)
◆ネタ5 2020年8月15日 21:08 最終更新
茨の魔女
王子
茨の魔女は昔、お姫様だった
王子は茨の森で遊んでる
呪われた子と呼ばれて森に捨てられる
怒った魔女が王子と共に城へ戻る話
姫の呪い
森の精霊から愛された祝福
背中や腹から茨のツルが生える。最終的に身体は茨に包まれて、所々から金色の髪や白い肌が覗いている。
身体中に赤い薔薇を咲かせている。茨は自由に操ることが出来て、茨を開くと背中やスカートの裾からツルを生やしている茨姫が見える
王子
森の精霊に愛されてしまった子供。
涙が花弁に変わる呪い。
吐息が花に変わり、血液が花に代わる
彼が幸せになったときに咲く金色の花はどんな病も治すし、呪いも一つだけ解くことが出来る願いがなんでも叶うアイテム
金色の花を燃やしてエンド
生来の呪いにより疎まれ隔離されていた彼女は、16歳の誕生日を以てその生涯を終える筈だった。何の間違いか生き残ってしまった彼女は未だ消えぬ呪いを引っ提げ、人生を取り戻すために踏み出した
◆思い出5
これはほぼ雛形ですね。
祝福は呪いと表裏一体であるという大好きな場所に戻ってきたよママ……。
王子も呪われていたんですけど、書いているうちに「そうそう森に愛されるやつが出てきてたまるかよ」と思ったので、なんらかの策略に騙された王子になりました。
妹も突然生えてきた。
◆自作語り
定命の
本当は森の超大きい茨の木になって、ずっとみなさんを見守らせようとしていたんだけど、お迎えに来ちゃったから仕方ないね。
エピローグはすごい急に生やして、最後のお迎えも急に生えてきたのでそういうことになりました。
自作なのにイマイチコントロールが出来ていないのですが、ラストよかったと言ってくれる方がかなりいたので、よかったーーーー。
茨姫の見た目は16歳で止まっているんですが、普段は全身に茨を纏っているので謎のハリネズミみたいな生き物に見えます。
本当は金髪碧眼の美少女。
というわけで難産だったので思い出を書いてみました。
様々な没ネタと合わせてもう一度読んでみてもおもしろいのではないでしょうか???
わーい!がんばったー!茨姫本編を読んでくれたみなさんありがとうございました。
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