第二回こむら川小説大賞 一作目
自主企画 第二回こむら川小説大賞
https://kakuyomu.jp/user_events/1177354054900482535
これに参加した作品の自作語りです。
◆一作目 人の心がない私を彼が支えてくれています
https://kakuyomu.jp/works/1177354054900487985
◆簡単なあらすじ
人の心はわからないけど、私を理解してくれる彼くんのおかげでなんとかなってます
◆登場人物の簡単な紹介
自称人の心がわからない女
イケメン。理解の在る彼くん
◆書いているときのアレコレ
とりあえず一番乗りするぞーーーーとネタを考えていて「なんかわかりあえない人外書きたい」となりました。
それとTwitterで目にした「発達障害の私を支えてくれる彼くん」概念をガッチャンコ!して、人の心がわからないっていってる人の心がある女とヤバい人外の異類恋愛譚を書こう!とひらめきました。
◆下書きメモ
悪夢を見る。
目が覚めて彼くんに慰められる。
「嫌な方が続いていたからじゃない?さぁそんな夢忘れて早く寝た方がいい」
寝かしつけられる。甘える。会社の嫌な描写。
「私は人の心がわからない」
-人を怒らせるエピソード-
人の心がわからない。
彼くんはそんな私と違って人の心がわかる。
ベイツ型擬態の話をする彼くん
女さんを慰める彼氏くん
めそめそして彼氏くんに頼る女さん
彼くんがいてくれるから、私は人間の心があるように振る舞える。
彼くんがいるから、私は人ではないのに人に擬態出来ている。
人の心がなくても擬態をして生きていけばいい。
ねえ、彼くん。そうだよね。
肯定してくれる彼くん
人の心がわからない
そんな私でもあなたはそばにいてくれる
彼くん、彼くん、これからも私を支えてくれるよね。
あなたには人の心があるんだもん。
人の心ってなんだい?
ボクは、ただたくさんの人間が求めてきたことを君にしているだけだ
泣き言に対しては否定も肯定もせずに聞き流し、愚痴に対しては共感をし、似たようなエピソードでの失敗を作って聞かせ、愛情には親愛を示す言葉で返した。
人の心がないというからボクは君に期待していたんだよ。同族なんじゃないかって
女さんが怒る。
物をぶつける。彼くんの着ていた服が破けた。と思ったら皮膚が破けた。
破けた服の部分から真っ黒な半流動体のものがボタリと湿り気を帯びた音を立てて落ちる。
彼君が正体を表す。
真っ暗な影。頭頂部から生えた細くて長い3本の柔らかな触手。
体を縦に膨らませた黒い塊の中央にあるのは縦に裂けた三つの割れ目。その中は真っ黒で白と灰色に彩られた円がぎょろぎょろと左右に動いた。
「おっと…うまく化けていたのになぁ」
焦った様子もない彼くん。
怯えて後退りをする女さん。女さんの背中に壁が当たる。
触手を伸ばす。
女さんを捕らえた。触手でそのまま体の中に引き摺り込む。
手足をバタつかせる女さん。でも、すぐに手足をだらりと脱力させる。
「さあおやすみ。これは嫌な夢だ。いつもみたいに忘れるんだよ」
ベッドの近くまで行く彼くん。触手を伸ばして女さんを取り出す。取り出された女さんはねちゃっとした糸を引きながら脇の下を支えられて宙ぶらりんになる。
一本の余った触手が彼女の体を綺麗にして寝具に乗せる。
規則的な寝息を立てる彼女。
さっき脱ぎ捨てた皮がくしゃくしゃなって落ちてる。
皮を触手を使って身体の中へ押し込む彼くん。
体から触手を引き抜きながら、別の人間をおもむろに取り出す彼くん。
脱力していた男は、彼くんの体から取り出されると目を見開いた。固まったまま目だけを動かす。目の前の彼くんの姿を見て声を上げようとして口を触手です早く抑えられた。
頭を触手に掴まれていることに気がついて体をよじる。
「こんにちは」
口を解放する彼くん。
「あああ!ばけもの!はなせ!」
口の端に泡をつけながら唾を飛ばして叫ぶ男性。
「こんばんは、だったかな」
穏やかな声。
グシャリという音と共に男が動かなくなる。触手が突き刺さった鳩尾部分からじわりと暗い赤色が滲む。そのまま彼くんは男の中に自分の体をねじ込んでいく。
汚れた服を脱ぐ。そのまま顎を外して大きく開いた口に服をねじ込み顎を嵌めた。整った顔。
クローゼットから部屋着を取り出した彼は、寝ている彼女の横に添い寝をした。
彼が女さんの口元に手を翳すと女さんが起きる。
冒頭のセリフを使い回し。エンド
これをなんとかして、あとは下書きをして完成!!!
契約がある人外と人の関係性が好きなので……。
すみれさんが気が付いてくれたのですが、りえちゃんは割と記憶とかを弄られていて、時間の感覚とかをいじられてます。
契約があるので一緒にいられるね!ハッピーエンド!
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