自作について個別に書いたよ

「でも巨乳ですよ!?」

おっぱい狂いな無敵の英雄

https://kakuyomu.jp/works/1177354054885253407


 自作語りをしていい企画に出会えたので、拙作初の10万字越え作品&初の☆100作品についてせっかくなので怪文書を書き連ねていきたいです。


◆書くきっかけ

 大澤めぐみさんがTwitterでファボした人のイメージで話を書いてみる的なタグで


「犯人はあなたです!」

 と、名探偵は由紀子さんをビシッと指差した。

「まあまあ、待ちなさいよ」

 と、僕は名探偵と由紀子さんの間に割って入り、言った。

「由紀子さんに犯行が可能だったわけがないじゃないですか、こんなに巨乳なのに」

「巨乳関係ある?」

「え?関係ないんですか?」


 この一連の流れを書いてもらって、とにかく「巨乳ですよ?」で押し切るキャラいいな…と思ったのと、僕が日々「おっぱいが大きければ顔面の造形も体系も性格も気にしない」みたいなことを言っているので、その二つを悪魔合体させて出来たのがこの小説です。



◆簡単なあらすじ

 金髪碧眼イケメン英雄が人間も人外も巨乳ならとにかく口説いていく」というお話です。


◆登場人物の簡単な紹介

ルリジオ

 信仰のフランス語ルリジオンを参考にした名前。おっぱいを信仰しているので。

 とにかく顔がいい。ザ!勇者という感じにしたかったので金髪碧眼。

 地母神を救った恩恵に無尽蔵に溢れる妖精の金貨と傷がすぐに再生する肉体と竜をひとりで倒せるくらいの強い力を得た。


ダヌ

 アイルランド神話のダヌ神から取った名前。

 常若の国に住む地母神。ルリジオに恩恵を与えた。


タンペット

 嵐のフランス語タンペット。

 ルリジオがもともといた国に仕える魔導士のエルフ。小さな胸の少女が好きな同性愛者。

 身寄りのない少女に成長を止める霊薬を与え、自分と同じ時を生きられるようになった少女たちと共に暮らしている。

 ルリジオが巨乳好きだったので対比させるキャラクターを作りたいと思って出した人物。


アビスモ

 魔王。名前の由来は「奈落」のスペイン語。

 ルリジオと正反対のデザインにしたかったので紫髪の長髪に緑の眼、青白い肌。

 少年の姿で初登場するけど少女になったり女性になったり大人になる。

 異世界転生して魔王になったので価値観が現代人に近い設定。



 最終的にアビスモに感情移入して作品を読んでくれる方が多かった気がします。


◆気を付けたこと

 ルリジオに登場人物の女性の顔を褒めさせないようにしました。


◆書き始めてからの感想

 いっそめっちゃやばい化け物とか顔面の造形がアレな子を出そう。でも顔面の造形が崩れた子フェチじゃないからかわいい子も出そうみたいな感じでガンガンいろいろな種族を出せて楽しかったです。

 毎週更新にしていたので、フォロワーさんたちが自作に反応してくれたのも良いモチベーションになりました。

 あとなによりおっぱいを褒めるセリフをひたすらかけるのが楽しかったです。

 ノープロットで駆け出したので、改稿してない部分は多分いろいろ凸凹です。 


  主人公であるルリジオは作者的には「おっぱいのことになるとちょっとアレだけど、本来はいい人」のつもりで書いていたんですが、割とそうではなかったのがすごく面白かったです。


◆気に入っているシーン

おっぱい狂いな無敵の英雄 16話 魔を統べるもの

https://kakuyomu.jp/works/1177354054885253407/episodes/1177354054885692807


「食べ頃の葡萄の実のような瑞々しい弾力、胸の下に太めの棍棒を置いても上からは見えなくなるほどの規格外の大きさ…そしてそれだけの質量を持ちながらも職人が作ったどんな鐘よりも美しい釣鐘型…そんな貴重なおっぱいを無残にも槍で切りつけて瀕死の重傷を追わせた不届き者の身柄を引き渡していただきたい」


「ルリジオ殿の言う通り、吾輩の妻譲りの女神のように美しい美貌、そして妻にまさるとも劣らぬ曲線が美しく、それでいて豊満な体…陶器のように白くなめらかな肌を持つ我が愛する娘を傷つけたベリトを許してはおけぬ」


「…まって。この金髪…ルリジオ?だっけ?こいつはともかくそういうやつなんだとして…バエル?バエル将軍はどうしてしまったんだい?」


 ルリジオが開き気味の瞳孔で自分を見つめながら早口で「ベリトを引き渡せ」という旨のことを言っていることは理解できたがそれ以外を理解できないアビスモは少し怯えた顔でバエルを見上げた。


 助けてほしいというその視線の意味は気づかれず、急に押しかけてきたルリジオと似たようなことを話す最も頼りにしていた家臣に動揺したアビスモは、しどろもどろになりながらバエルの腕を掴んで質問をした。


「吾輩は元より巨大な乳房を愛してやまない者。巨大な乳房を切りつけた不埒者がいるだけでも頭が沸騰しそうになるというのに、さらに傷つけられたのが我が娘とあっては黙って居れませぬ。

 現界している将軍クラスの悪魔は契約者の許可がないとこの世界から抹消することが出来ずにいずれ復活してしまう…という訳で、アビスモ様にはベリトの所有権をこちらのルリジオ殿に移して頂きたいのです」


「待って…ちょっと待って…おっぱいの話はもういいから…」


 ※自分の妻を傷つけられた主人公ルリジオと、妻の父である魔王軍の将軍が二人で「妻を傷つけたやつを出せ」と魔王に詰め寄るシーンです。


◆タイムラインで見たルリジオへの感想

「見た目だけがいい魔物」

「サイコパス」

「顔がいいくさや」

「人間味がない」

「ルリジオ様よりアビスモに感情移入して読むことができた」

「ルリジオ様は敵味方という概念じゃなくて巨乳、巨乳に攻撃しない物、巨乳じゃない物で区別している感じがしてキモいや気持ち悪いを超えていると思う」


 キャチコピーに書いてある「でも巨乳ですよ!?」が決め台詞になって、それを出すとフォロワーからも良い反応があるのがすごく楽しかったです。

 やっぱり反応が大きいと書いてて楽しくなるなと学べた作品でした。


◆参考にした本

幻想ネーミング辞典

https://www.amazon.co.jp/%E5%B9%BB%E6%83%B3%E3%83%8D%E3%83%BC%E3%83%9F%E3%83%B3%E3%82%B0%E8%BE%9E%E5%85%B8-%E6%96%B0%E7%B4%80%E5%85%83%E7%A4%BE%E7%B7%A8%E9%9B%86%E9%83%A8/dp/4775307436


武器辞典

https://www.amazon.co.jp/%E6%AD%A6%E5%99%A8%E4%BA%8B%E5%85%B8-%E5%B8%82%E5%B7%9D-%E5%AE%9A%E6%98%A5/dp/4883172791/ref=sr_1_3?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&crid=1MENDIZOL6PIJ&keywords=%E6%AD%A6%E5%99%A8%E8%BE%9E%E5%85%B8&qid=1579807380&s=books&sprefix=%E6%AD%A6%E5%99%A8%E8%BE%9E%E5%85%B8%2Cstripbooks%2C246&sr=1-3


世界幻想動物百科

https://www.amazon.co.jp/%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%82%A2%E3%83%AB%E7%89%88-%E4%B8%96%E7%95%8C%E5%B9%BB%E6%83%B3%E5%8B%95%E7%89%A9%E7%99%BE%E7%A7%91-%E3%83%88%E3%83%8B%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%A9%E3%83%B3/dp/4562045302


ドラゴン ――飼い方 育て方――

https://www.amazon.co.jp/%E3%83%89%E3%83%A9%E3%82%B4%E3%83%B3-%E2%80%95%E2%80%95%E9%A3%BC%E3%81%84%E6%96%B9-%E8%82%B2%E3%81%A6%E6%96%B9%E2%80%95%E2%80%95-%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%88%E3%83%97%E3%82%BB%E3%83%AB/dp/4562041218


魔法使いの嫁シリーズ

https://www.amazon.co.jp/%E9%AD%94%E6%B3%95%E4%BD%BF%E3%81%84%E3%81%AE%E5%AB%81-%EF%BC%91%E5%B7%BB-%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%96%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%83%89-%E3%83%A4%E3%83%9E%E3%82%B6%E3%82%AD%E3%82%B3%E3%83%AC-ebook/dp/B00KYIGP8O/ref=sr_1_10?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&keywords=%E9%AD%94%E6%B3%95%E4%BD%BF%E3%81%84%E3%81%AE%E5%AB%81&qid=1579805908&s=books&sr=1-10


キッチンの歴史

https://www.amazon.co.jp/%E3%82%AD%E3%83%83%E3%83%81%E3%83%B3%E3%81%AE%E6%AD%B4%E5%8F%B2%EF%BC%BB%E6%96%B0%E8%A3%85%E7%89%88%EF%BC%BD-%E3%83%93%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%83%AB%E3%82%BD%E3%83%B3/dp/4309227945/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&keywords=%E3%82%AD%E3%83%83%E3%83%81%E3%83%B3%E3%81%AE%E6%AD%B4%E5%8F%B2&qid=1579805848&s=books&sr=1-1


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る