冒頭で全裸の凍死体が見つかる。よくあるが、だからこそ目を引く良い展開。そして尻には一升瓶が刺さっている。ん? 一升瓶? 全裸で尻に一升瓶を刺した姿が似合う女って何? 唯一無二の表現が踊る小説。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(474文字)
物語の状況は結構緊迫していると思うのだけど、まるでそれを感じさせない。登場人物二人はどちらもどこか朴訥さを感じさせ、ともすれば重く暗くなりがちな背景も明るく軽快に見せてしまう。筆者様の才覚がキラリと…続きを読む
死に立ての霊と化した女性と、なんか死神みたいな主人公がシュールな会話とそこはかとなく漂う百合感を織り交ぜる、ハートフルコメディ。アホとシリアスが9対1くらいで見事に調和しているというか、冒頭でケツに…続きを読む
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