第4話 お金はないけど、素質はある。



 良い武器を買えないけれど、目が良い弓使い。

 良い防具は買えないけれど、耐久力が高い剣士。


 良いアイテムは持っていないけれど、役に立つ薬草や食べ物の知識が豊富である攻撃魔法使いと、心優しく人徳のある治癒魔法使いの兄弟をパーティーに加えた。


 俺は、そんな彼らを徹底的に鍛え上げた。


 お金がないので、あらゆる面で苦労をした。


 貧弱な装備で通りを歩いていると馬鹿にされる事があった。

 下らない諍いに巻き込まれてたり、面倒事を押し付けられたりもした。


 だが、俺が見出した者達はそんな逆境にめげなかった。


 みるみるうちに強くなって、魔王討伐を期待されるような有望株に成長した。


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る