山奥の城に住んでたら魔王と呼ばれた少女

@Simtyan

第1話 勇者との出会い

これを見てるみんな1度は転生したいとかしたくないとか考えたことはあるかい?私だって死ぬ前は考えたこともあったでも、実際転生なんていいもんじゃない、スマホはないしゲームだってない本なんてなんて書いてあるかすら分からない。

これはそんな全く知らない城に転生してしまった私があの怖くて優しくて訳の分からないな勇者に「冒険してみない?」って言われて始まった2年間の冒険の日記的なもの、それを覗き見する感覚で見てくれると嬉しい。


私は東京でそこそこお金を持っている家庭に生まれ育った女の子、小学生の頃から周りにいる友達はみんな親からあの子とは仲良くしなさいって言われてたらしい。小学生の頃はそんなこと気にもしてなかったけど今から3年くらい前の中学2年生の時突然気にするようになっちゃって学校から帰ってる時ふと死にたくなった、でも死ぬのは怖いとか色々考えてたら信号が赤信号なのに気づかなくってトラックに轢かれて気づいたら真っ暗な世界にいたんだ、目の前には黒い男の人(?)がいた。その黒い人が突然無言で両手を差し出してきた右手には黒い紙、左手には白い紙があった、なんか選べみたいな雰囲気醸し出してるから、私色々考えちゃって白い方選んだらまた生き返ったりしちゃうのかなってそれなら黒い方選んで死んだ方がいいんじゃないかとか結局あんな世界に生き返るくらいだったら死んだ方がいいと思って黒い方選んでその途端つま先が消えていってどんどんそれが上に上がってきてこれで死ねるのかと思って目を瞑って色んなこと考えてたんだけどいくら経っても体が全部消えた感じしなくておかしいと思って目を開けたらさっきいた所と違くて目の前には石像とか椅子とか壁には松明とか壁紙とかなんかすぐにここは日本じゃないということだけはわかったとにかく外に出なくちゃわからないと思って出口を数分探して大きな扉を見つけた「この家階段長くて大きいし1つ1つの扉も大きいし疲れる...」とか独り言呟きながらその扉を開いたやっぱ出口だった外は暗くて寒くてなんか体に悪そうな匂いがする、ギャララ!!!空から突然聞こえたこと鳴き声のような音にびっくりして逃げようとしたんだけど体が動かなくて、でもその音は近づいてきてる怖い怖い怖い怖い逃げなきゃ逃げなきゃ逃げなきゃその途端前からすごい勢いで鳥のような生き物がこっちに近づいてきた殺されるとすぐわかった「またか...」私は覚悟した、おそらく転生したのだろうけど1時間もしないで死んじゃうなんてダメダメだなとか色々考えてたら背中から突然なにか出てきてその瞬間意識を失って、目を覚ましたら目の前血だらけでさっきの背中のやつも無くなってて訳分からなくなって最初の部屋に戻って数時間ずっとずっと泣いてた体の水分無くなるんじゃないかってくらいずっと、夢だったら嬉しいけどもう99%夢じゃないだろうしとにかくこれからの事を考えないといけないなと思って本を読もうと思った、転生系のアニメとかはよく見てたしこういう時はやっぱり本でこの世界の事を知ればいいと思ったんだけどなんだこれ英語でもなければもちろん日本語でもない見たことの無い字で書かれてたこういう時って普通なぜかその世界の字とかって日本語だったりなぜかその世界の言語が頭に入ってたりするんじゃないの?今わかってるのはここは広い家...いや城?で外は暗くて寒くて変な鳥がいるからここは山奥にある城?町とかは多分下の方だしもう何も出来ないとか考えてたら入口の方からドカンッッ!って音がして男の人と女の人の声がしたごにょごにょ喋りながらこっちに向かってくるのがわかった話してることが分かればいいけどあいにく私はその時この世界の言語わかんなかったからでもこれだけはわかった声が震えてる怖いのかな...でもこの世界の人なら助けてくれるかもしれないとにかく後ろにある大きな椅子に座って待ってようかなと思って待ってたらこの部屋の扉が開いた男の人は大きな剣を背中に背負ってすごい大きな人だった女の人は長い耳に緑の服を着てたエルフのような人「初めて見た...」大きな剣も長い耳も実際に見るの初めてで凄いびっくりしてたら突然男の人がすごい高くジャンプしてその大剣を振り上げたやばいと思った時には遅かった左腕が斬られてるでも痛みは全くない女の人も弓打とうとしててこれはやばいどっちかの動きを止めないといけないと思って女の人を睨んだらその瞬間女の人が白目で倒れて後ろにいた男の人も苦しみ始めた、これでわかった私はやばいやつになったんだとさっきも気づいたら鳥殺してたし今もただ睨んだだけなのにこうなるし、となるとこの場所は城だから私は何?ラスボスみたいな感じ?じゃあこの人たちは冒険者?勇者?まあいいや今やることは簡単だ私が悪でこいつらが善なら殺されるくらいなら殺す。覚悟した途端私の背中に「これは羽か」腕も肘から下が黒くなってる腰には剣もあるしてか私身長158cmだったはずなのにすごい背が高くなってる、覚醒?進化?みたいな感じかな...その後は体が勝手に動いてくれた意識はあるのに自分で体動かせないからすごい変な感じした。男の人倒すのはすごい簡単なのかわからないけど早かった、戦いが終わったらすぐ元の姿に戻った、ただ自分が化け物なのはわかってもこの世界の言葉もわからないしこの世界がどんな世界なのかもわからない、結局つまらない世界だと思った大切なものは失ってから気づくってよく聞くけどほんとスマホの大切さに気づいたのこの日が初めてだったよ。それから毎日のように冒険者がくるたまに私の覚醒前の姿見て首かしげる人とか興奮する人とかなんか色んな人がいてそれからどれくらいだったんだろうこの時は1年くらい経ったんじゃないかとか考えてたけど多分1ヶ月も経ってないと思うそのくらいの時来たんだよあれが、いつものように椅子に座って自分のステータス眺めてたんだけどまあ沢山冒険者倒してるしすごいレベル上がってるとか考えてたら、ドン!という音がした、来た。すぐわかったけどその時はなんか違っただって音が上からしたんだもん上を見た瞬間1人の男の人が落ちてきたすごい高そうな装備してる20歳くらいの男の人目が合ったとたんすごい喋りだしたなんて言ってるのかなんて全然わかんないとにかくいつもどうり倒すかと思って立ち上がろうとしたら体が動かなかった私が苦しむ中そいつはずっと喋ってたごにゃごにゃにゃにゃにゃってその時だけはほんとに殺したいとかじゃなくこいつを消したいって思った、数分喋ったあと何かを思いついたようになにかを唱え始めた結局殺すのかと思った瞬間そいつは「これなら聞こえるか?」と言ったびっくりした久しぶりに日本語を聞いた日が経つにつれて独り言も減ったしほんとに久しぶりだった「あ...あ...き、聞こえる...」なぜか私はさっきまで殺したい...いや消したいと思ってたその男に返事をしたのかわからなかったでも話したくなった親でも友達でもなんでもないそいつと話したかった「君はほんとに魔王なの?確かに殺気もすごいし覇気もすごいでも僕よりも全然弱い」は?え?なになに初対面で弱いとか殺気とかやっぱダメだわ消したい...でも動けない...覚醒も出来ない「ダ レ...」なんか言葉がおかしくなったけどとにかく聞きたいことは聞けた。「僕?僕は勇者さ!最強の勇者!世界を救うみんなのヒーローだよ!」 勇者か...まあ装備的にも勇者に見えなくはないでもすごくうざい「ユウ シ ャ ナラ ワタシ ヲ ハヤ ク コロ セバ?」なぜだかさっきから声が出しずらい...「僕は君を殺しに来たわけじゃない確かめに来たんだ」確かめに?何を言ってるんだ... 「ナ ニヲ」単に気になったから聞いた結局殺されるんだろうけど何も分からないまま死ぬのはやだから「君が僕の仲間に相応しいかどうかをね!」私はこいつが何を言ってるのかわかんなくなった仲間?勇者の?「その前に君さっきから声がおかしいね治してあげるよ...アスノナルカスハマダンカ!!!」そいつは右手から青い炎を出してそれを私に当てた、「あ、ありがとう...」 そいつはすごい笑ったなにがそんなに嬉しいんだか...「で!どうする?僕の仲間にならないかい?」 両手を広げたそいつの背中には光が差してきた暗いはずのこの山で私はその時これに はい と答えればなにかを手に入れられるような気がしたと同時になにかとてつもなく悪いことが怒るような気がした迷っていたらそいつは「わかった、まだ答えなくていいよ、明日またくるね。」と言って、呪文を唱えて消えていった...「訳分からない...私中学生だよ...?そんなこと明日までに決められるわけないじゃーん!」今までにないくらい叫んだ。そして翌日椅子に座って待ってたら目の前には青い魔法陣が出てきてそこからあの勇者が出てきた来て早々聞いてきた「どうする?僕と冒険してみない?」 昨日よりも真剣な顔で聞いてきた私は言った「はい...」 我ながらとてつもなく小さい声だったと思う 「え?」 右耳に手を当てて聞いてきた 「はい!答えはYESよ!分かった!?」 すごい怒鳴ってしまった 「YES...なにそれ聞いたことないぞ...」 とか言いながらすごいステータスいじってる 「はいって意味!分かる!?これでいい?」 日本語しか分かってないらしい 「はい、かありがとうじゃあ行こう外へ」 手を差し伸べてきた...この時またこいつを殺そうかと考えてしまった...だって... 「あんた昨日から私に変な魔法かけて動けなくしてるよね?」 あ...という顔で手を差し伸べる勇者さんに続けて笑顔で言ってあげた「分かってるよね?昨日この格好で寝てるの土下座の1つはしてもらわないと」 勇者さんは呪文を解いて高速スライディング土下座をして謝った 「申し訳ございませんでした...」 チラッとこっちを見ながら土下座してきたまあ謝ってくれるなら許すか 「うん...」 ペコッと頷いた。「でも、ほんとにいいの?もしかしたら私あんたを殺すかもしれないよ?」と聞いたら「君は僕を殺せない」と答えた「弱いから?そうだよね?」ちょっと怒りながら聞いたら勇者さんは笑顔でこう答えた「それもあるけど、君は優しいって僕の心が言ってるから」 こいつはほんとにわけが分からない...「ふーんそっか...」素っ気ないかもしれないけどなんとなくこの話は長くするとめんどくさい気がした「そういえばこの世界はどんな世界なの?」聞いてみると勇者さんはすごい考えてから「数週間前突然消えたはずの魔物と職業が同時に復活してついでにこの城からとてつもなくやばい気配がしたって王様が言い出して町とかが大騒ぎになったんだよ」 と笑いながら話した 「もしかして全部私のせい...?違うよね...?」 怖くなってしまった自分のせいでこの世界の人達が怯えて暮らしていると考えたら 「すべて君のせいではないよ、おそらく君は稀に現れる転生者だろう?おそらく君がいなくても魔物は現れていたかもしれないただ申し訳ないがこれだけは言える山の上の方にいたSSランクの魔物が数体この城に怯えてしたい降りてしまってる」 勇者さんは真剣な顔で話した、私は泣き崩れてしまった私がいなければ今よりもまだ安全だったかもしれないのに私があそこで黒の紙を選んだから...勇者は私を見て言ってくれた「平気さ、これから君は僕と冒険してこの世界を救うんだ救い方なんてまだわからないけどいつかきっとできる」 勇者さんは笑顔で言ってくれた。「さあ行こうか...とにかく外に出よう」 泣いてる私を引っ張って外へ出してくれた、ほんとにこの勇者は今考えてみても意味わかんない泣いてる女の子引っ張るって...まあこの時は嬉しかったけど...。

それから魔物を倒しながら山を下って行ったそしてとうとう着いた山の外...!!!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

山奥の城に住んでたら魔王と呼ばれた少女 @Simtyan

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ