08 落雷
「よう、無事か?し〜ぶき」
実力者エリートの様に巨大化かした鹿の上で目の前の少年、雪風 青空(ゆきかぜ そら)はおっしゃった。
「お、おう、青空よ
れいま探偵?何か不思議な単語が出てきたけど今聞くとめんどくさそうだから今度聞いてみよう。
「いやぁね〜ゑんま大王がさ〜『飛沫くんが自分の神器を忘れたから届けて来てくれる?』っていうからさ〜しょんなく持ってきたよ〜、感謝しにゃさいね〜♪」
青空は鹿の上から
「おう、悪いなわざわざ」
れいま探偵・神器、さっきから聞き慣れない単語ばっかし飛び交っていて青空と飛沫の会話にぼくはついていけなくなってしまっている。てゆうかぼく、空気と化してない?気づいてないよね?
「ねぇ、青空?ぼくのこと覚えてる?」
空気と化していたのでちょっとばかし質問を投げかけてみる。
「んぉ?いたの?凪〜」
青空から予想通りのコメントが帰って来た。
悲しいよ、気づいてもらってないのは。
「いたよ!」
そこにぼくは気づかれなかったという思いからおもいっきしツッコミを入れてしまった。
「いたのな〜、てかぼくのこと覚えてる?って最後にあったのがまだ4ヶ月前なんですけど」
そこにマジウケるっと付け足された。
そういえばそうだった、夏休みに嵐(らん)と一緒にお買い物に行った時に下校中の青空っちに会ったんだった。
忘れてたのはこちら側でした。
「ッ!まだ動くかコイツ」
突如鹿が動き始めて青空はこっちにとんでくる。こっちに来てから青空は手、抜き過ぎたな〜っとぼやいていた。
「さぁーてと、神器届けてくれたし、俺が殺りますか」
飛沫は錫杖の神器の先端に
「落雷!」
そう叫び飛沫は鹿を貫ぬき辺り一面に血の雨が降る。
ぼく達・・・ここにいた人?妖怪?達も含め血だらけになった。
「・・・・。」
急なグロテスクな状態からか辺りに沈黙が訪れる。
「うわぁ〜、きたね〜、
この沈黙を破るかのごとく青空は不快感を口に出した。
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