第20話お別れが寂しいのですか?

「涙を拭いてください」


「確かに、もう二度と会うことはありません」


「私は死んで、貴方は生きる」


「でも、それでいいんです」


「貴方も私も悪くありません」


「私との記憶が、良い思い出として残れば、それで十分です」


「貴方の記憶の中にずっといられるのならーー」


「全く、悪くないことです」

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

貴方は全然、悪くないのです 虹色 @nococox

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ