第19話 不起訴・・・次なる戦い

警察より検察庁へ権限が移行して、約1ヶ月。


検察庁から封筒が届いた。




中身の内容は、「脅迫事件」に関しての、


検察庁の判断結果だった。




「起訴」という言葉は見当たらず


「不起訴」という文字だけ。




内容も理由も書いていない!


「不起訴」でした。という簡単なモノ。




この簡素な内容にびっくりした。


もう少し、「不起訴」の理由や判断した内容が書いてあると思ったら、


簡素すぎる内容に不満というか疑問があったので、


とりあえず検察庁へ電話をしてみた。




内容を知りたければ、検察庁に連絡してもう一度送ってもらう必要があると。




(えーーー!!)


一緒に送ってくれるか、不起訴の用紙に内容も記載すれば良いのに・・・


手間や税金の二重にかかり、一元化すれば簡素化できるはず。




まー仕方ない。速攻で内容通知を送ってもらう様に電話で頼んだ。




そして2、3日後 検察庁より封筒が届いた。




内容通知


「起訴猶予」・・・


これまた簡素すぎる内容だ。


理由については書いてなかった。




また検察庁に電話して質問してみた。


すると、またもや(えーーー!)と思った回答が・・・




不起訴・起訴猶予だけで、その理由に関して回答する義務は無い。


不起訴の理由を答えなければならない法律はない。


判断は検察庁・検事に一任されている。




と言う事だった・・・


「起訴」して刑事裁判にするか否かは、


検察庁(検事・検察官)のサジ加減ひとつなのだ。




悪く言えば、検事の気分次第で「起訴」も「不起訴」も思いのまま。






ただ不起訴でも「起訴猶予」という点は大きな救いだった。


「事実上はクロ」なのだ。



まだ戦える!


そう思った。




刑事裁判はダメでも。


慰謝料請求を問う民事裁判でまだ戦える!!




この時点で、まだ完全には負けてはいないのだ!






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