第2話 AVクイーン殺人事件……😆🎶✨

クリスッて彼女がいるのに、シンゴッたら❗

 こんなエロ画像を観てシコシコと毎晩を楽しんでいるの❓」

 柔らかな胸を僕に押しつけ追い詰めてきた。




「あのねぇ…… 毎晩そんな事してないよ」

 ドキドキしてしまう。



 どんな、下ネタだ……

 これでも刑事なのか。心配になってくる。



 このあともクリスに散々、さいなまれた。


「あ、あのォ…😔💦」




「まだ口答えする気。シンゴはクリスの事だけ見てれば良いのよ」

 



「はァ…😔💦 そうですねぇ」

 だいたい何で、こんなに彼女からとがめられなくてはならないのだろう。

 クリスは彼女でもないのに……



 そこへ着信音が響いた。俺のスマホのようだ。



「ン……?」

 着信画面を確かめると、【ジョーカー】としるされてあった。



馬場アキラか。ゴメン、ちょっと電話」

 僕はクリスの小言こごとさえぎり電話をつないだ。



「もォ~……、まだ話の途中でしょうが」

 依然、クリスはだ。



「ハイ、もしもし」僕はスマホに応じた。


 まったく馬場アキラが持ってきた聖羅イブのブルーレイの所為せいで飛んだ迷惑をこうむった。



『あ、シンゴ君! オレオレェ~!

 大変だァ! 大変なンだよォ~ー❗❗』

 馬場アキラは早口でまくし立てた。



「ンゥ、またか……❓ どうした。

 今度は、のセクシー女優の遺体で見つけたのか❓」



『え……?』

 一瞬、馬場は言葉を詰まらせた。

『ど、どうしてシンゴ君…… 解ったの』

 声から察すると、かなり深刻なようだ。



「ンッ、冗談ジョークに決まってるだろ」

 そんな事、解かるはずがない。



『こ、殺されてンだよ。

 マジでセクシー女王様クイーンのイブがバスタブの中で……』



「おい、エイプリルフールは、まだまだ先だぞ」

 セクシー女王様クイーンが殺されているなんて、ジョークにしても悪質だ。



『ウソじゃねぇ~ンだよ❗ 俺がイブん部屋トコに来たら、彼女が殺されてたンだ❗』

 この様子では、どうやら本当の事みたいだ。



「フゥン、またハニートラップか。

 お前も懲りないヤツだな。厨二病かァ❓」

 思春期の男子並みに下半身でモノを考えるタイプなのか。



『助けてくれよォ~ーー……😭💦

 シンゴ君~ーー❗』

 また泣きついてきた。



「ッたく、しょうがねェな」

 こうして否応いやおうなしに俺は『セクシー女王様クイーン殺人事件』に関わることとなった。

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