事件簿3 感電池事件

ある世界は、電気がある。


これ自体は、科学技術文明社会では当たり前のことだ。


しかし、電気が足りないといっても雷を電気として使うには問題が多い。


雷が電気として使用できるようにしたかったある科学者は、天に祈った。


いつでも雷を使えるようにしてほしいと。


普通に考えれば荒唐無稽な話なのだが、ともえ様が絡む(?)と大変な事になる。


”その願い、叶えましょう。…池を雷の連続発生場所にしました”


そう言うと、すぅーと消えていく演出付き。


よろこんでその池に向かった科学者は戻ってこなかった。


そればかりではない。


捜索隊、防衛隊、電気隊。


電気隊は帰ってきて言った。


あの場所から雷が天に向かって連続して上がっていると。


そう、“発生場所”にしてしまったのだ。



*

ご要望通りです。

なんで感謝されないのかな。

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