第11話 合体《ジョイント》ライブ

「じゃ、ポー……👄✨💕💕

 手ッ取り早く、ここで合体ジョイントライブ始めちゃうゥ~ー……😆🎶✨」

 またおもむろに制服を脱ぎかけた。



「わ、わ、わァ~ー、止せよォ~ーー❗ 

 何を考えてンだよォ~ーー……❗❗❗」

 慌てて、脱ぎかけた彼女の腕を制した。



「フフ……、H《エッチ》から始まるラブストーリー、って最高でしょ……👄✨💕」

 まるで彼女はゲーム感覚のノリだ。



「ンな……、おバカかァ~ーー!!

 どんな『ラブストーリーは突然に』だよォ~ーー❗❗」

 僕は何とか逃げ回った。





 まさか学校の保健室で合体ジョイントライブを敢行するワケにもいかない。

 




 取り敢えず、第一志望の【AV女優】を諦めて貰う代わりに、僕は卒業まで亜蘭アランの面倒をみる事になった。




 

 こうして波乱に満ちた僕らの同居生活が始まった……





 ☆゚.*・。゚※。.:*:・'°☆※。.:*:・'°☆※。.:*:




 放課後、亜蘭を僕の家へまねいた。


 女子生徒を家へ招待するのは初めてだ。




「フフ……😌✨✨ ここが亜蘭とポーの新居になるのねェ……」

 玄関に入るなり妖しく微笑んだ。



「ち、違うよ…… 新居になんかなるか!!

 学校で合体ジョイントライブをするワケにはいかないだろう!!」



「じゃ、ポーの部屋なら好きなだけ合体ジョイントライブが出来るわねェ……」



「出来ねぇ~よ❗❗ どんなハーレム展開だ❗❗ 亜蘭が家に帰れないッて言うから仕様しょーがなく僕の家へ呼んだんだろう」




「だって…… ウチのパパは愛人を引っ張り込んで、毎晩、真夜中までフェスティバルなのよ❗❗

 そんなの信じられないでしょ……」



「そりゃァ~…… どんな父親だ」

 思春期の娘のいる父親の振るまいにしては常軌を逸している。






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