ネット世界の片隅で

 Twitterをしている人は結構いると思います。


 フォローした誰かのいいねやリツートがタイムラインに流れてくる。好みの呟きが流れてくることもあるけれど、時々火の粉が飛び交っているのを見てしまうこともありますよね。


 最近見かけた呟きは、炎上した後の残り火の様なものでした。

 短い文章の中に伝えたい事が上手く詰め込めず、言葉選びを間違えてしまったようだ。そして、本人が1番言いたかったところとは違う部分が大炎上した模様だった。


 すでに元ツイは削除され本人も謝罪をしているのでもう終わった話。


 参戦したいわけではなく油を注ぎたくもないが、小説の事で燃えた炎がどんな物だったのか少し気になりチラチラとリプなどに目を通してみた。


 そして、ひとつのリプの一文が目に止まった。



「1000字なら毎日更新できるけど、3000文字を毎日はキツい」



 天猫は「おっ!」となりました。仲間を見かけたような気がしたんです。


 私と同じ事を感じてる人がいる。私はそれほど鈍くさくも遅筆でもないのかもしれない・・・そう感じて、少し心の荷が下りる気がしました。


 プロ作家さん達が1日に何文字書いてるかとか、ランキングトップの人達が毎日更新しているのを見かけたりしますからね。


 誰に何を言われるわけでもないのに、


「やっぱりエネルギー違うわ・・・。これくらい書けなきゃ駄目かな」


 そんな事をちらぁ~っと思ったりしました。でもね、これってあれですよね。(どれだ?)


 教えてくれるコーチも持たず独学でフィギュアをしている人が、羽生結弦さんの演技見てこれくらい出来なきゃ駄目だって落ち込むみたいな感じですね。


 誰と自分を比べてんだ? って感じです。


 才能はなくとも好きこそものの上手なれで行こう。

 遅筆だから不細工な文章になるわけじゃなし、楽しく真摯に一生懸命取り組んでいこうと自分に宣言する。


 この考えが絶対ではないよ。

 みんなそれぞれに自分にあったやり方があって良い。自分を追い込むスタイルもその人にとって良いプレッシャーになるならいい。誰かと比べて負けるもんか! って頑張れるならそれも良し。


 天猫はプレッシャーに潰れやすいし他人に翻弄されがちだから、そのやり方は避ける。


 自分で作ったプレッシャーに押しつぶされたり、誰かが気になって自分に集中出来なくなるならやめよう。



 そして、ネット世界の片隅で書き続ける。

 物語を産み続け宣伝し続ければ、少なくても自分の感性と似た人に出会える・・・はず。書き続けているうちに亀の歩みでも文章力はあがるだろうし、もしも書くジャンルに幅が出来てきたら、新しい出会いもあるかもしれない。


 何処までも甘っちょろい天猫ですが、色々な経験をして重ね着したような心の中心には今でも空想好きな女の子がいるんだからしょうがない。


 読んでくれた人が少ないって事は、私の物語を面白いと感じてくれる人とまだまだ出会ってないって事だ。腐ったり投げ出したりしないで書こうと思ってる。



 いつか出会える未来の読者の方に、今読んで下さっている読者の方々に感謝。


 ありがとう、励みになっています☆彡



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