ゆめのきろく

１２月１９日

　俺は広い部屋の中で正座をさせられて目の前には織田信長さんがいた。

　アニメとかで描かれた美化された信長さんとかではなく、教科書に出てきた信長さんだった。

　信長さんは、めちゃめちゃキレてた。　やり取りの内容は以下のような感じ。

　信長さん「なあ」

　俺「はい」

　信長さん「俺が死んで、何でこんなことになってんの？」

　そう言って様々な二次創作の信長さんの描かれたイラストを投げてつけてきた。

　俺「すいません」

　信長さん「すいませんじゃねぇーよ。　まあ、まだこっちは良い。　だが何でコレとか女になってるの？　意味が分からんのだが？」

　俺「すいません」

　信長さん「すいませんじゃねだろ。　なに？　俺が女に見えるわけ？　現代人の目は腐ってるの？　それとも俺を馬鹿にしてるのか！？」

　俺「いえ、決してそういう訳では……」

　信長さん「はぁ……じゃあ最後に確認するが」

　俺「何でしょうか？」

　信長さん「俺、萌える？」

　その言葉を最後に目が覚めた。　なんか妙にリアリティがあった。