第12話 埋める役目

短歌一首



淋しさを埋める役目は僕じゃなく

それが僕の寂しさでもある



君が淋しいと言っている。

君に寄り添い慰めてあげたい。

だけどそれを君は望んでいない。

君の淋しさを除いてあげれるのは、僕の知らない人なんだろう。

君の心の隙間を埋められない、それが僕の寂しさだ。

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