第10話 はんぶんこ

短歌一首



喜びも悲しみさえも分け合えた

君居ない夜の半分の月




笑った時、泣いた時、いつも隣に君がいた。

同じように笑い、泣いていた。

僕の心は君が半分占めていた、君の心は僕が半分占めていたのだろうか・・・

君が居なくなってから、なんだか半身を失ったようだ。

ふと夜空を見上げれば、僕を照らす月さえも半分だった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る