第16話 特撮が嫌いでガンダムが好きな理由

 平成ガンダムはあまり見なかったですし、いつの間にか平成も終わっちゃいましたけれど、令和ガンダムもできるんでしょうかね。


 まあSFの話なんですけれど。

 

 SFが嫌いって方は多いと思います。設定がめんどいとか舞台がわかんなくてとっつきにくいとか。

 

 子供の頃日曜の朝はアニメとか特撮やっていたのをよく見ていました。なんとかレンジャーとか仮面ライダーとかは嫌いで、アニメの方が好きでした。

 

 理由はリアリティの問題です。

 そんな巨大ロボがいるのに、どうみても現代の街なかじゃないですか。

 基地とかがんばってSF風になってますけど、どうやっても襲われてる街なかは誤魔化せないですよね。

 むしろ基地が先鋭的すぎて差が際立ってしまいます。

 予算どうこうは子供にはわかりませんけど、違和感は感じます。


 アニメならどんな絵でもかけますから、宇宙戦艦ヤマトの映画を始めてみた時はこれが未来かと衝撃を受けたものです。そういう未来世界であるとわかれば、ヤマトが空を飛ぼうが冥王星からなんか飛んできて地球やべーとかなっても違和感は感じないものです。

 最近ヤマトも流行りのリメイクしてましたけれど、SFのいいところの一つに見たことのない未来の新しさってあると思うんですが、古臭いデザインや見飽きた設定というしょうもないことになってる気がします。

 

 もう一つ好きなSFに銀河英雄伝説があるんですけど、銀河帝国から逃亡した人民に依る新興民主主義国家の対立と古い地球教との三つ巴の覇権争いをそれぞれの国の英雄たちが繰り広げるという感じです。


 ガンダムは説明するまでもないかもしれませんが、地球とコロニーの対立から戦争が起こってアムロくんが大活躍するお話です。


 SFにもいろんな考え方があると思いますけど、銀英伝とガンダムは真逆のテーマを扱っています。

 どっちも戦争だととか政治思想だろとかシャアがいるだろとかそういうレベルではありません。


 どっちもしつこく言っているんですが、銀英伝は人の営みは変わらない。ガンダムは人は革新する、するべきだというやつです。あれですよニュータイプというやつです。

 つまり人は変わらない。人は進化する。という違いですね。


 そもそもそこまで科学技術が発展するほど時間が経っているのですから、人間が進化してもおかしくはない。

 ただ進化なんてそうそうするもんじゃないです。本当にしているのかもわからないし、可能性だけかもしれません。あと銀英伝の世界でも「まだ」してないだけなのかもしれません。


 そういう経過なりそこから進んでいくところの考察をするのがSFだと思うんですよ。いやまあ普通に物語を愉しめばいいんですけど、リアリティの問題です。

 

 最初に言ったあれですけど、人の創るもので相手も人間ですから、理解できるまでの表現にしておかないと未来だからと意味不明なものも創りにくいのです。

 

 未来ですから、新しい概念もあって良いはずなのに、銀英伝では政治形態は民主主義か封建主義しかないのです。


 SFには無限の可能性はあるのですが、できることはほんの僅かしかないので新しさが無くなっています。

 

 最近はVR、VRとやってますけどあんなものは30年も前から攻殻機動隊がやってますしバルドフォースとかゲームが続いて色々流行って今に至ります。ただの出がらしです。

 

 未来を描こうとしてるのに古臭さを感じるってもうなにがなんやらって感じです。


 新ガンダムはなんだかんだと人を進化させようとやってて楽しめますけど戦争もワンパターンですかね。レコンキスタとかまだ見てないんですけどね。

 そういえば、銀英伝もリメイクしてますけど、何かなぁという感じですね。



 

 

 

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