第18話念願の魔法使い


 悲しそうな叫び声に俺とシャノンは起され、目を覚ました。


「兄さま……シャノンまだ眠い」


 と、寝ぼけたシャノンが俺の胸に抱き着き起きたくないとせがむ。


「お姉ちゃん、どういう事。

 ねえ……どういう事なのぉっ!!」


 と、仁王立ちしたフィーこと、フィービーさんがご立腹のご様子。

 このままにしておくのも可哀そうなので俺はフィーに説明をする。


「昨日、俺のピンチをシャノンが救ってくれたんだ。だからなんとなくな。

 まだ登校まで2時間くらいあるしフィーも一緒に二度寝するか?」


 と、俺は手を広げてフィーを呼ぶ。すーっと近寄り抱き着いて来たのだが……


「ずるい。ずるいよぉ。私は朝食の用意しなくちゃいけないのに」


「ああ、なら今日はフィーが添い寝してくれるか?

 お兄ちゃんはお前たちなら大歓迎だぞ?」


 「ホント? 約束だよ!? 今日、だからね?」


 と、フィーとも添い寝をする約束をして事なきを得た。

 彼女たちとは今までは一緒に寝た事が無かったのだ。

 メルがいつも隣に居てそういう事を言い出せなかったのだろう。

 それにフィー達は俺を尊敬する兄として見ているだけだしな。


「僕も構って欲しい……だけど流石に添い寝は……」


 とルディがしょぼくれていたので結局すぐ起きる事になり朝の二時間の内一時間を、ルディとの剣舞に当てる事になった。


 そして皆、元気よく登校する事になった。


「フェル、昨日は何でシャノンとだったのよ。ずっと一緒って言ったじゃない」


 俺は無視した。昨日の事は許していない。

 もう少しの間距離を置いてやろうと考えている。


「分かったわよ。ちゃんと居間は直しておくから……」


 と、しょぼくれたがもう暫くの間は反省するんだな、とそのまま俺達は登校していった。


「あ、おはよ、フェル」「よっ、はよっ」「おはよう、フェル君」


「ああ、おはよ、ベッティ、ラフル、ロニー」

「あら、おはようございます。フェルさん」 

「ええ、おはようございます。ブリジット様」

「あら、呼び捨てでも結構ですのに」


 などと会話を交わし、俺は席についた。


「おはよ、昨日……ごめんなさい。迷惑を掛けて」

「いや、それより今日も頼むな。放課後は俺が頑張るから」

「うん、任せて」


 と、言葉を交わした所でオズワルド先生が入って来た。


「せんせー今日早くね?」とラフルが言うと「ああ。まだ楽にしてていいぞ。あ、フェル来てたか。ちょっと職員室まで来てくれ」オズワルト先生に呼び出される。


「え? あ、はい。分かりました」と俺は後をついて行った。


 廊下を歩いて行き人がいない所でオズワルド先生が口を開く。


「教室では伏せたが、気を楽にしていいぞ。

 ルーカス先生がお前に謝りたいと言っててな。

 是非連れて来て欲しいと俺に頼んで来たんだ。

 流石にお前が来て、俺の教室で謝罪しろってのも可哀そうだからな」

「ああ、そう言う事でしたか。分かりました」

「ちなみに、結構怒ってる?」


 俺はそんなに怒ってはいない。

 多少許せない所はあるが、悪気が無かった事も理解してる。

 彼なりに授業をしていただけなのだ。

 俺がイレギュラーな存在だったせいで起きた事だろう。


 だが、入学初日、自己紹介を終えた直後に前に立たせて出来もしない詠唱をさせようとか配慮がなさ過ぎる。


「いえ、少しだけ怒ってます」

「はは、怖いねぇ」

「少しだけですってば!」

「まあ、学園長にもこってり絞られたみたいだし、多少嫌味を言う位で許してやって欲しい。あれでも同僚だもんで」

「仕方ありませんね。

 先生の顔に免じて言いたくありませんが一言だけ嫌味を言う事にします。

 はぁ……酷い事なんて言いたく無いのに」

「言うねぇ。こりゃ敵には回したく無いな」


 そうこうしている間に何故か職員室では無く学院長室前で立ち止まった。

 教室だったから職員室だと言ったのだろう、オズワルド先生はノックをしていた。


 そして学院長室に入って行くとルーカス先生は土下座をしていた。

 入る前からだ。やる気満々だった。めんどくさい……


「ええと、こんな場面に連れて来られても……私にどうしろと……」

 と、オズワルド先生に助けを求めると。


「おい、ルーカス。フェルはそんなに怒っちゃいないってさ。

 そんな恰好されたって困るだけだから、取り合えず頭あげろよ」


「フェルディナンド君、申し訳なかった。

 あの詠唱でそんなに大変な事になってしまっているとは思ってもみなかったのだ。

 炎も水も魔法は発動していて詠唱も役割を果たしたとばかり……

 本当に申し訳ない事をしてしまった」


 彼なりに考えてはいて、本当に想定外だった様だ。本気の謝罪が伝わって来た。


「はい。貴方の謝罪、受け取りました。私は貴方をもう許します。

 ですので教訓として、これからに生かして頂きたいと思います」

「ありがとう。ありがとう……本当に済まなかった」


「ほほう。誠実さもあり、魔力制御、魔力共に優秀か。

 オズワルド先生この逸材、大事に育ててやって欲しい。

 この魔法学院に名を遺す存在になるやもしれんからな」

「ああ、そうだった。

 今度こそ漏らしたら不味いと思って、場所を選んでたんだけどさ。

 学院長、この子レベル183だったよ」


「な、なんじゃとぉぉぉぉおおおお」 

「そ……そんな……まさか……」

「ははは、やっぱりレベルを叫んじゃったのは貴方だけと言う事になりましたね。

 オズワルド先生」

「っく、畜生……

 ステータスをいきなり見せられれば俺と同じ結果になっただろうに」


 往生際が悪いな、この人……ああ、一つ忘れる所だった。


「忘れていました。

 オズワルド先生にどうしても一言は嫌味を言って欲しいと頼まれましたので一言」


 オズワルド先生が『はぁ?』と言い、二人はこちらに注目した。


「流石に自己紹介が終わったばかりの何も知らない初心者の少年を、前に立たせて詠唱させるのは配慮が足りませんよ」


 と言い残し『失礼しました』と学院長室を後にした。


 そして俺は教室に戻り多少質問をされたが「入学したての者ですから色々ありまして、大したことではありませんよ」と、伝えるとつまらなそうに散っていった。

 

 そしてオズワルド先生も戻って来て、授業が開始された。


「さあ、お前ら今日は待ちに待った魔法を見せつける日だ。

 全員グラウンドに集合。フライングして魔法使ったりすんなよぉ」


 と、先生が言うと皆、颯爽と移動を始めた。やはり実際に使う方が楽しいのだろう。

 他の日は他のクラスがグラウンドを使っている。

 だから三日に一度しか使えないと言うのもはしゃぐ理由の一つだろう。

 EとFの日、BとCの日、AとSの日と別れているのだ。


 ちなみにGクラスは魔法が使えない者、SクラスはAクラスと同じ教室である。

 だからメンツの変動は無いと、アルファが移動中に教えてくれた。


 だが、俺には意味の無い事だ。

 魂に魔法が刻まれていないから経験値消費で取るしか無かったからだ。

 イメージで再現をやるのも手だが確実性が無い物を戦闘で使っていくのは怖すぎる。

 なので俺はずるをする事にした。


 ステータス画面を出してぽちっとな、と覚えようとしたのだ。

 その時俺は驚愕した。今まで経験値8000万貯めてぎりぎり点灯していた魔法が、経験値残6000万しかない状態で点灯していたのだ。

 ぐぬぬ、取りたいと思ったがここでいきなり上級魔法をぶっ放す訳には行かない。

 なのでしょうがなく初級魔法をポチポチと取って行ったが……


 消費が一個に付き1万だった。

 これは……と思い全部取り、中級も一個に付き5万程度まで下がっていて全部取った。

 まだ上級も取れるので一個だけと思ったが魔物と戦う事を考えるとどうだろう。


 ここら辺の魔物と戦う時は大半が森の中だ。

 4っつのどの属性も範囲でぶちかますのは少し自重するべきじゃ無いかと思ってしまうのだ。

 中級の範囲でも大火事確定だろと言うレベルだったのだ。

 上級はもっとやばいはずだ……


 なので、俺は取り合えず置いておいて身体能力向上系スキルを取る事にした。

 この時、俺は必死に何も考えない様にした。

 レベルを優先する。と永遠と狩りをしていた為、一切見ていなかったのだ。

 絶対取った方が効率が上がった。

 と言う事を考えないようにした。大事な事だったので二度言った。

 それほどに有用なものを取らずに狩りをしていた。


 身体能力向上系はステータス毎にアップが付くものがある、

 力アップや体力アップ敏捷アップなどなど一つのスキル毎にレベルがあり

 おそらく10レベルまでだと思われる。まだそこまで取ってないが、それ以上はゲームバランス的におかしくなる。

 あれ、既にもうおかしいし一概に言い切れないか。

 一レベルでステータス上昇率は5%だ。

 取り合えず全種類レベル8まで全部取れたので40%常時アップした事になる。

 これはやばいな。


 俺はステータス画面とにらめっこをした。

 なにこれ、マジやばくね……と言うか何故取らなかったの俺!


 まあいい。今気が付いたから取り返しは聞くだろう。

 というか、もう300レベル近くの奴は相手できるんじゃね?

 スキルでステータス、オール800くらい上がったぞ……おかしい。


 一レベルでステータス10だとして80レベルだろ?

 今のレベルと足して260レベルと同等、40レベル上ならいける。

 おお、目標達成してるじゃないか……

 取り合えず200まで上げてオリハルコン装備しちゃえばもういいんじゃね?


 称号も増えていたな。

 この称号もステータスが上がる要因になっている様だ。

 これは前に気が付いていたが強者がついた時に全体的に10%くらい上がっていた。

 真のに代わってから20%になっていた。


 そして、大・魔・法・使・い!


 とうとう俺は魔法使いとして認められた、神に……

 ああ、リーアに認められただけか……嬉しさが下がった。


 まあいい。今なら魔法を好きに打っていいはず。皆もやってるな。

 よし、一応先生に声を掛けておくか。


「先生、俺、今なら出来そうな気がするのでやってみて良いですか?」

「ん? あ、ああ、いいぞ。

 イメージで炎を上げられたお前がそう思うなら多分出来るだろう。

 魂に刻まれたもんはそういうもんだからな」


 と、使ってもあまり違和感は無さそうだ、取り合えず火から試そう。

 皆、火は上に向かって打っているし真似すれば大丈夫かな、と斜め上目掛けて放つ。


「ファイアーアロー」


 火の玉が17個程浮かび高速で空に上がり細く伸びて矢の様になった。

 おお、確かに火の矢だ。やばい、たのしー魔物に打ちたい早退したい。


「お……おいおい……あの魔力だとそんなになるのか……

 これだと単体魔法じゃ無くなりそうだな……あれ? 今詠唱したか?」


 先生は呆れていた。だがそんなの関係ねぇと俺は続けた。

 今度は風の中級の範囲を空に向かって放ってみよう。


「ウィンドストーム」


 上に向かって物凄い爆風が吹き荒れ皆が風に巻かれて倒れた……

 あ、やっちまった。これはダメだった。何故中級から使ったし……

 風がやんだ頃一人立っていた俺は謝罪した。


「……すみません」

「いや、良い。お前はちゃんと上に向けて放ったし、上級魔法使いが風魔法を使うとこれくらいは行くしな。

 だからグラウンドを使って大分間隔も開けさせているんだ。

 だが、その事よりもフェル、お前は何故、詠唱無しで使えるんだ?

 中級の魔法を今詠唱無しで使ったよな?」


「ええと、出来ると感じたからとしか……そういうものなのでは?」

「いや、聞いた事ないな。昔話の英雄譚にはあるが……

 と言うかもうお前はSクラスだな。いや、それ以前にもう教える事がもうないぞ」

「いやいや、ありますから。注意事項全部きいてませんし?」

「ああ、それは図書館で分かるぞ」

「ちょっと! 俺、やっとこ馴染んできたんですけど?」

「いや、お前が来たいなら来てもいいぞ? 遊びに……」


 先生は今日、俺の先生である事をやめた。二日しか持たなかった。

 なので俺はアルファに屋敷でと伝えて、今日は帰る事にした。

 メル達になんて言おう。もう卒業したからなんて言ったら、怒りそうだ。

 

 まあ後で考えるとして、まだ午前中だし、ひと狩り行ける時間はあるな。

 スキルによるステータスアップと魔法を是非、堪能したいと、俺は平均レベル230の暴走時に来ていた狩場にテレポートで飛んで狩りを開始した。


「ファイアーアロー」


 火の矢が魔物に飛んでいく、ここの魔物はフォレストオーガと言う巨体の魔物だ。

 その魔物にとってはとても小さな火だが大量に当たればかなり痛いらしい。

 仰け反り過ぎて転がった。次に俺は中級を放つ。


「ファイアーボール」


 直系一メートルほどの火の球が8個浮かび上がり火の矢同様高速で飛んでいき、すべて命中した。今度は即死だった様だ。


 俺はステータス画面を開きMPの消費を確認する。

 ファイアーアローが20、ファイアーボールが100だった。

 ファイアーボールでも170回は連続して打てるのか。


 俺は色々な魔法を試した後、接近戦の方もじっくりと試した。

 余裕になり過ぎていて、逆に問題を感じた。


 これじゃメルとの差が付きすぎていてダメじゃ無いか、と。

 だが、俺は考えを変えた。彼女は魔法、遠距離なのだ。

 魔力感知をしっかり使い、集中していれば危険が及ぶ事は無い。

 もしかしたら遠距離職の育成には持ってこいなのかもしれない。


 そして時間も後もう少しかな、と思った所でまた魔法攻撃で今度は雷の中級を連発して倒して回ってみようと、駆けずり回りながらサンダーボルトと何度も放った。


 結果、後二時間も無いと言う所から140匹仕留めた。

 これは最近のスコアで言う所の8時間から9時間ほどの量だ。

 暴走時は除いてだが。

 間違いなく二時間はやっていないのだ。大体5倍近いのでは無いだろうか?


 と、ホクホク顔になりながらテレポートで屋敷の自室まで移動した。

 何故か俺の布団でメルがもぞもぞしながらつややかな声を上げて俺の名前を呼んでいた。

 何をしているかは一発で分かった。ナニをしていた……

 俺は興奮よりも見つかった時の恐怖感が先に立ち再度今に小声でテレポートをした。

 何故か玄関を開ける芝居までしてしまった。


 だが玄関を開ける芝居をしようとドアを開けると扉の外にはアルファが立っていて『来ました』と言われそのまま狩りに出かける事になった。

 メルは置いて行く事にした。俺の対応範囲外の事象だったのだ。

 怒るだろうという事は分かっているがしょうがないのだ。

 と、言い聞かせアルファと戦術の打ち合わせをして先ほどいた狩場に戻って行った。


「はぁ、ここで、狩り、出来るなんて……」


「まあ、俺が居る時は特別だと思ってくれ。

 他の奴じゃ同じレベルでも多分耐えられないと思うから」

「分かってる。あの、ステータス、おかしい」

「分かってるから、絶対他の人に言うなよ。

 俺は俺を利用しようとする人間が続々と集まってくるなんて事は絶対にごめんだからな」


 これは多分自意識過剰では無いと思う。多分マジで来る。


「分かってる。でも、私、利用したい。ごめんなさい」

「利用じゃない、協力だ」

「でも……ありがとう。助かる」

「ああ、絶対に助かれよ」


 アルファは少し焦ったように顔を見上げさっと反らした。なにか可笑しかったのだろうか……

 そして俺はアルファが中級魔法で倒すのに5発かかっている状態を知り、しょうもない事実に気が付いた。

 アルファのレベル、聞いてねぇ。

 俺は戦闘が終了した時に次の索敵をせずにアルファに聞いてみた。


「なあアルファって今、レベルいくつなんだ?」

「今150になった。恐ろしく早い……149になったばかりだったのに」


 なんと。80レベル上の敵を倒していればそうなるな。

 基本は10レベルから20レベル下を狙うから最大で考えると100レベルか。

 恐ろしい。

 レベルが上がるにつれて貰える経験量も跳ね上がるからな。美味しいはずだ。


 よし、これでメルも速攻でレベルを上げさせてやれるぞ。だがその前に。


「ファイアーボールだけ使うと考えて、後、何回くらい打てるんだ?」

「あと4回。休憩、求む」


 ああ、聞いておいてよかった。


「んじゃ一度帰るぞ。多分メルが怒ってるはず……」


 と、俺はアルファの手を握り、テレポートで今度はちゃんと屋敷の前に移動した。




 フェルディナンド・アルフ・ミルフォード


 種族:獣人

 性別:男

 年齢:12歳


 レベル:183   次のレベルまでのExp186688314  

 取得経験値:残153214


 HP:15860

 MP:17780


 力 :3072

 体力:3072

 敏捷:3072

 知力:3072

 知識:3072

 魔力:3456


スキル:言語理解 ステータス上昇量向上 魔力量上限無し

     魔力感度Max 肉体資質Max 思考速度上昇

    力アップLv8 体力アップLv8 敏捷アップLv8

    知力アップLv8 知識アップLv8 魔力アップLv8


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 魔法 :ファイアーアロー ファイアーウィング ファイアーシールド

     ファイアーボール ファイアーブレス ファイアーコート


     ウォーターアロー ウォーターウィング ウォーターシールド

     ウォーターボール ウォーターウェーブ ウォーターコート

  

     ウィンドカッター  ウィンドウィング  ウィンドシールド

     ウィンドブレード  ウィンドストーム  ウィンドコート


     アースシュート   アースブレイク  アースブロック

     アースランス    アースクエイク  アースウォール


     アイスアロー    アイスウィング  アイスシールド

     アイスランス    アイスストーム 


     サンダーアロー   サンダーウィング 

     サンダーボルト   サンダーレイン


     テレポート


     ヒーリング ハイヒーリング ヒーリングフィールド フルヒーリング


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 称号:純潔を守りし者 転生者 異世界人 王子 真の強者 大魔法使い

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