【SW2.5】ファイターについて/応用編

 今回は応用編。中級者以上の方へと向けた話題が全てです。

 技能構成のバランス、一番相性の良い魔法使い系技能は何か、など。

 そういった話を、個人的な見解から、一問一答形式で進めていきます。

 形式上、新たな質問があれば逐次更新していきます。




【Q.純戦士と魔法戦士、どちらが強い?】

【A.知らねぇよどっちも強いよ。】


 当たり前です。何せ担当するものが違いますからね。

 とはいえ基準値の安定度は純戦士に軍配が上がります。高レベルになるに連れて、天秤は魔法戦士へと傾いていきますが。最終的に戦士のせの字すら消えるかもしれませんが、それはそれこれはこれ。

 魔法戦士だと経験点的にその他技能をとるスペースが無いため、エンハンサーやアルケミストでの基準値補助が難しくなります。また、知力精神も上げていかなければいけない為、成長はA〜DだけでなくEFにも分散し、行動判定の基準値が安定しない……というお話です。

 ただしこれはあくまで安定度の話。パワーがあるのは魔法戦士でしょう。火力もはっきり言って全力戦士よりある癖に耐久性能はどの魔法も高いですし。つまり間違いなく戦闘単体で見たら魔法戦士の方が強い。

 ただ個人的にはダイスを多く振ることによるピンゾロ事故が怖いんですけどね。ほら、大抵ナイトメアじゃん。ピンゾロするとさ、変転無いからさ……

 その分探索は捨てなければならない為、PTが安定していない時は素直に純戦士がいいと思います。シナリオもスムーズに進みますしね。ただ本当にこれだけは言わせてください。2.5環境だと魔法は強い。マジで強い。




【Q.純戦士で一番オススメの構成は?】

【A.ライダーファイターのバランス型】


 ファイターの中では基準値最強構成です。エンハンサーとアルケミストを低レベルで嗜みましょう。余裕がある高レベルであれば、スカウトを7以上取りましょう。FAトランプル薙ぎ払いで全てを蹂躙できます。

 騎芸の【攻撃阻害】がポイント。飛行系を選びたいので、幻獣か魔動機(高レベルに限る)がオススメです。また、〈狩人の目〉で知名度を突破しつつ命中確保してやりましょう。飛行+〈狩人の目〉+【攻撃阻害】で命中力・回避力+2です。

 それを活かしてバランス型ファイターを作ります。

 回避力の確保の為、《防具習熟》は非金属鎧を。《防具の達人》まで目指したい所ですね、〈ディバインスキン〉があるので。

 攻撃力の確保の為、《武器習熟》は必須です。種別はお任せします。レベル9辺りではC8〈タイタンフレイル〉《薙ぎ払いⅡ》が火を吹きます。レベル11以降は〈ガイスター〉ブンブン丸になっておけば取り敢えずなんとかなります。という訳で《武器の達人》までは目指したいですね。

《全力攻撃》か《薙ぎ払い》かはお任せします。個人的には《薙ぎ払い》は絶対に取りたいですね。《全力攻撃》は《武器の達人》との入れ替え枠となりそうです。

 後は《頑強》は取りましょう。ここは譲れない。

 これで、攻守の要因が全て揃い、部位数も稼げて火力もそれなりに高いオールラウンダーが完成しました。欠点はただ一つ、金が無いこと————




【Q.魔法戦士ランキング教えて】

【A.妖精>真語>操霊>神聖>魔動】


 あくまで、「ファイターがメイン」での話です。

 金は度外視。金を重視するなら操霊と神官の位置がそれぞれ逆になります。

 妖精が一番の理由は妖精召喚にあります。妖精召喚しておいて薙ぎ払うのがとても強いかと。火なら薙ぎ払う対象全てに追加で全力攻撃相当の魔法Dを乗せることができますし、水なら回避力が雑に上がるし多少の攻撃もできます。光は言わずもがな、【バーチャルタフネス】によるHPの増強や固定値回復が強いですね。

 妖精召喚をせずとも、【ブレイブハート】による精神効果へのメタや、高レベルであれば【インビジビリティ】による透明化があります。透明状態は最強ですからね。エネミーが透明になったらPLは絶望しますが、逆にPCが透明になったらGMが頭を抱えるわけです。ペナルティで行動判定に4つの差ができますからね。しかも透明になりつつも自己回復ができるので、後述する真語魔法の【コンシール・セルフ】とはそこに大きな差があります。対応力の塊、なのに全てが高水準。それが妖精魔法です。よって一位。

 真語魔法が二位の理由は、妖精魔法を上回る魔法火力と【コンシール・セルフ】による透明化、【ブリンク】による一回確定回避権です。

 透明化のメリットは先程話した通りですが、真語魔法には回復魔法が存在しないのがデメリット。

【ブリンク】は誰が読んでも「強い」の一言ですね。さよなら「○連続攻撃」。

 火力はかなり高いです。レベル8から行使可能な【エネルギー・ジャベリン】ですが、全力攻撃Ⅱよりも与ダメージが大きくなる可能性を秘めています。卑怯。

 ナイトメアであれば、敵にかけられたデバフを【ディスペル・マジック】できる可能性があるかもしれません。

 そういった純粋なパワーがあることから、二位。ここまでは初動が早いのがポイントです。

 三位、四位は操霊魔法と神聖魔法。操霊は攻守のバランスに優れており、神聖は回復がとにかく強い。どちらも、耐久向けになっています。強い事には強いのですが、初動が遅いことからこの順位に。ゴーレムに金を惜しまないのであれば、操霊に軍配が上がりそうかなー……といったところ。

 最下位は魔動機術。即ちマギテック。

 火力皆無。グレネードを味方ごと巻き込む気ですか、という。基本属性・毒属性・必中・起点指定・「視覚:機械」に対するメタが特徴的ですが、その程度。明らかに盾用です。そして盾をするなら妖精や神官、操霊で問題が無いという悲しい結論に至りました。以上。




【Q.オススメのタンク構成は?】

【A.神官戦士、ファイター7止め】


 というかタンク全体がファイター7止め推奨です。それどころか高レベルだと普通のメイン神官やメインフェンサー達がファイター7を嗜み始めるんですが、それはまた別の話。

 メインファイターだとそのまんまファイター上げ続けて全力攻撃を取ってレンジャー9と残りはエンハンサー、くらいの気持ちで頑張るくらい……?

 しかし今回勧めるのは魔法盾。ファイターはオマケ。これってファイターで書くことなのかと問われたら、「タンク」はファイターの特権なのでここで記すと答えます。

 さて、何故魔法戦士なのか、ですね。それも神官。

 神官には鎧制限がありません。金属鎧が着れます。つまり、「ガチガチに耐久固めて自己回復してれば不沈艦」論そのまんま実現できるのです。

 ついでに支援もできますからね。それが魔法の強みです。やる事が尽きない、という一点に尽きます。器用敏捷が要らないのもポイントです。成長に余裕ができます。いざという時は【フォース】や【ゴッドフィスト】がありますから、火力は問題はありません。

 さらに「射程:接触」の魔法達(キュア・ディジーズなど)を前衛の人達へと届ける事も可能になります。




【Q.嗜みファイター7は強い?】

【A.回答としては「強い」】


 高レベル帯限定ですが、かなり。

 メイン神官やフェンサーが多く取る印象があります。

 理由として《タフネス》の自動習得が挙げられるのは勿論なのですが、《超頑強》がファイターレベル7から習得可能になるのも大きいです。

 ファイターをレベル7まで嗜む事により、HPを45補強できる可能性があります。

 グラップラーに関しては、Aテーブルである事や《超頑強》を習得できる事から、ファイターを嗜むのはオススメしません。

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