第4話

予定より早い1日と半日をかけ王都についた僕たち。

「うわぁ……………」

思っていたよりずっと悲惨だ

倒れた城、朽ちた道、よっぽどひどい攻撃にあったんだろう。

「あまり考えすぎない方がいいです」

リリスは故郷の件もあるのか平気だ。

でも涙を目に溜めている当たりほんとは辛いのだろう。

平和な日本という国で暮らしていた僕にとってもこれは見てられるものじゃない。

「そうだね…………」

リリスの言う通り考えすぎない方がいいかもしれない。

………それにしても幹部はどこにいるんだろう。

「まず生き残りの兵士や王さまなどとあった方がいいかもしれないですね。」

「……………そうだね、そうしよ」

危ない!

「伏せて!」

ドォォォォォォォン

急な衝撃波!

「いたたたた…………」

いったいなんなんだ………まさか!

「へぇ…………やるじゃん。今のがかわされたのは初めてだよ」

邪悪なオーラ、黒い羽、見た目は青年っぽいがこの押しつぶられるような感じ………

「悪の幹部……………っ!」

「そう、俺は幹部、幹部フェニックスさ」

このタイミングで幹部と遭遇か………!


「おれさぁ負けず嫌いなんだよね。

で、さっきの攻撃かわされたのは面白くないわけね。」

「何が言いたいんだ……!」

「鈍いねぇ、君。だからさぁ、こういうことだよ!」

そういうとフェニックスは羽から黒い衝撃波を放った

ギュゥゥゥゥン


衝撃波!後ろのリリスは反応できてない!ならここはこっちからも打って相殺する!

「神刀“神風”!斬の陣“空烈波!」

タケルの放った斬撃がフェニックスの放った斬撃とぶつかる!

バチィィィン

「やるじゃん!」

味方はいない、僕たち二人、戦闘は免れない!

「リリス、やろう!」

「は、はい!」

━━━━1日前

野宿しているとき、ふとリリスが聞いてきた

「そういえばその“カタナ”というものの名前はあるんですか?」

あまり気にしていなかったけどそういえば…

「この刀の名前かい?・・・神風さ」

刀の鞘にそう書いてあった。

本当にそうかは知らないけど。

それにしても“特技“の調整が難しすぎる

なんとか2つほど簡単な攻撃を覚えたけれどパワー調整や範囲、そして何よりも刀についていけない。この刀の力が強すぎるのだろうか、それとも…………

「あ!ねぇリリス、気になってたんだけど成長値が結構な数字なのにそこまで強くなったような気がしないんだけど」

ゲームのレベル的な感じだと自身の身体能力などが上がるはずだ。

「当たり前ですよ。成長値は自分の潜在能力を呼び出す数値というのが正しいです」

「え?」

「確かに少しは強くなれるかもしれません、

しかしそんなに成長が期待できる訳ではないんです」

まさかだ。それじゃあレベルみたいな感じではなくて自分が使えるものを引き出すような感じなのか?複雑だ。

━━━━現在

「空烈斬!」

タケルは今度は大きなさっきより強烈な斬撃を放った。

「アクアブラスト!」

続いてリリスが水の球をフェニックスに向けて放つ。

ピシィィィィィ

「「なっ!」」

2つを同時に消し飛ばすなんて……!

「君たちやるねぇ。なら俺も本気出しちゃお

 うかな~」 

正直結構キツイ。これ以上強い攻撃がきたらどうする………?諦めるわけにはいけない!

「煉獄炎!さぁどうする?」

フェニックスからどす黒い炎が放たれる。

「タケルさんっ!よけて!」

「くっ……」

駄目だ………避けきれるのか?

シュゥゥゥン

「大丈夫かあんちゃん」

謎の男は炎を握りつぶした

どういうことだ?

「邪魔しないでくれる?いまいいとこなんだ

 からさ」

「そうはいかねぇなぁ」

現れたのは屈強そうな中年男性っぽい男

「あんちゃん強ぇぇな、ちとばかり手を貸し

 てくんねぇか?」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━

明けましておめでとうございます

今年もよろしくお願いします。

刀は募集したのにも関わらず自分で考えました。すみません。でもアイデアはもらったのでありがとうございます。

次回新キャラ出ます

それではまた次の話で

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異世界サムライ~異世界転移のさいに授かったチートがサムライだったので居合いで敵を真っ二つにします~ 朝顔 @tamatamawwda

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