変わり者で似た者同士の二人が、徐々に近づくじれ具合がいいっ!

主人公もヒロインも、人付き合いが苦手な変わり者同士。
だけどなぜか二人の嗜好や思考、志向が似ているから、ついつい同じパターンの行動を取ってしまう。

──ということから始まる二人の物語。
最初の出会いの数々は笑えます。

そして主人公は葛藤し、傷つき、考えも徐々に変わっていって、やがて大切な人の存在に気づく……
というか、今まで気づいていたことを自分で認められるように成長する。

決して重いタッチではなくサクサクと読み進められるのにも関わらず、そういった感動もちりばめられているという贅沢な一品でした。

作者様、素敵な物語をありがとうございました。

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